漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

ガクゼン

2012年11月29日 | 言葉遊び

「明日の朝は、六時に起きられますか」

この言葉は、二種類の解釈ができる。

ひとつは「朝早い時間ですが起きられますか」と云う問いとして。
いまひとつは、「起きますか」の丁寧語として。

同じように、
「今夜は早めに寝られますか」も、

「寝ることができますか」と、
「お休みになられますか」と云う丁寧語の軽い言い方としての二種類。

こう云うアイマイさを省くに、
便利だがちょっと年配者には抵抗のある言い回しがある。

「明日の朝は六時に起きれますか」

「今夜は早めに寝れますか」

これなら、一発で、
「何々は可能ですか」と云う意味だと分かる。

「ら抜き言葉」には、
こう云う便利さもあると、きのうの新聞コラムに書かれていた。

なるほど、
このようにして、言葉は機能をアップして行くものなのか。

そう言えば、いつか、
以前はあれほど抵抗のあった「ゼンゼンOK」が、
ポロリと自分の口から出てしまい「ガクゼンとした」ことがあった。

どうやら、
「ら抜き言葉」で、ガクゼンとする日も近そうだ。







コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。