道頓堀の看板で有名なグリコのポッキーが、
去年、世界で最も売れた
「チョコレートでコーティングされたビスケット」として、
ギネス世界記録に認定されたと云う報道、
スナック菓子は殆ど食べぬ私だが、
それでも600億円余もの売り上げだと聞けば驚き。
今や米国や中国など、
世界中の30か国で販売されているのだそうな。
じつは何を隠そうワタクシメ、
ポッキーを初めて食べたのは、
孫から「お爺ちゃん、コレあげる」ともらった一本で、
その時は「アリガトウ」とおいしく頂いたのですが、
でもそれは、
孫にねだられ私が買ったひと箱の中からの一本だったんですよね。(笑)
しかし、
孫と云うのはナンデあんなにカワイイのでしょうか。
いつぞや、
武田鉄矢氏がラジオで言ってましたな、
「人は無償の愛を施す時、無垢の幸福に浸る」と。
考えてみれば、
男女の恋愛にしても、
そこに見栄や肉欲と云った打算がまるで無いとは言えまい。
また我が子にしても同じ、
無上の愛をそそぐと言っても、
そこには、親の見えや子の立身と云った雑念が無いとは言い難い。
しかし、
孫ともなればそんなことは考えなくなる。
孫がいくら出世したって、
その時ワタシャあ、この世に居ないのだから。 (笑)
つまり孫とは、
「見返りを求めぬ無償の愛」を存分にそそげる対象。
孫がカワイイと思えるのは、
そんな処にもあるのかもしれぬ。
資産何百億と云う大金持ちが、
一番楽しそうな表情を浮かべている時とは、
豪華客船に依る周遊でも、
豪壮・広大な別荘での贅沢な暮らしでもなく、
家族を集めた、
ホームパーティーであると、むかし聞いたことがあるが、
その幸せだけは貧しい者にも平等なのだとつくづく思いますなぁ。
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【無垢】むく
仏語。煩悩のけがれを離れて、清浄であること。
けがれがなく純真なこと。