漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

「さんふん」と「いっぷん」

2018年01月06日 | 言葉遊び
きのうのテレビで、
山陰のカニ料理を紹介してる番組がありましてね。

画面に字幕が出てるんです。

「この最上の蟹、一匹が八万円!!」

値段にも驚きましたが、
カニを「一匹」と数える感覚にも驚きましてね。

私の若いころ、
カニや貝類、イカなんかは、一杯、二杯と数えてましたからね。

私がおかしいのかなと思い、
ネットで検索したら、

「生きていれば一匹」
「市場に出たら一杯」だそうです。

ふ~ん、
海で泳いでたら、「匹」でニンゲンに捕まったら「杯」かぁ、

知らなかったなぁ。

そう云えば、カニで思い出したんだけど、
日ごろから疑問に思ってることがあるんです。

カニで云うなら、
「三杯」や「六杯」はなんと言うんだろうと思いましてね。

いえね、このごろテレビ将棋を見てると、
記録係に付いた若手棋士が残り時間を「残り六分です」と告げるとき、

「ろくふんです」と言うんですね、
おなじように「三分です」を「さんふんです」。

私の体内に埋め込まれた感覚では、
「ろっぷん」であり「さんぷん」なんですけどね。

私のような古い人間としては、
「ろくふん」とか「さんふん」と言われると気色悪くてイケナイい。

まぁ、「時代が違うのだから」と思えば、
それでもいいんですけど、

不思議なことに、

「一分です」だけは「いっぷんです」なんですね。

それを聞くと、
ついつい「なら、いちふんですと言えよ」と突っ込んでしまう。(笑)

カニも「一杯」は「いっぱい」でも、
「三杯」は「さんばい」でなく、「さんはい」なのかね。

それじゃあ なんだか産業廃棄物みたい。(笑)







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