漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

韓ドラを見るのは命懸け

2021年05月28日 | 国際情勢

韓国の市民団体である
「北朝鮮民主化ネットワーク」と云う処が発行するネット新聞がある。

そこに載ったある日の記事。

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北朝鮮で先月25日公開処刑があった。

処刑されたのは、
元山市農村経営委員会で技師長を務めていた李さん。

処刑場には
市の幹部やその家族、教員、大学生など500人が動員された。

その最前列には家族が立たされ、
そこに、本人が引き立てられてきた。

罪状が読み上げられると、
間髪いれず小銃弾が撃ち込まれ、

ズタズタになった遺体はムシロで巻かれ運び去られた。

最前列で銃殺の一部始終を見せられた
李さんの妻、息子、娘は全員が気を失い倒れてしまった。

保衛部(秘密警察)は、
家族は収容所に引き渡すとして鉄格子のはまったトラックで連れ去った。

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見ている中には、
泣き出した人もいたそうだが、

殆どの人は、
ヘタに泣いては「反動分子に同情した罪」に問われるかもしれず、

歯を食いしばって耐えていたそうな。

なお、李さんの罪は、
「韓ドラをコピーして」5百円から千円で販売し

「反動的思想文化・排撃法」に違反したと云うモノ。

北朝鮮では、
李さんのように販売しなくても、

韓ドラを自宅で見ていたと云うだけで逮捕されるため、

「韓ドラを見る」と云うのは命懸けの行為。

それでも、
韓ドラを見る人は多いそうだから、

人々が、いかに娯楽に飢えているか分かろうと云うモノ。

 


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