漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

七草粥

2015年01月05日 | せけんばなし

雪とともに始まった2015年ですが、
きょうあたりはかなりおだやか。

日差しも明るくて歩いていても気分がいい。

このごろは年号で云うより西暦で言う方が多くなりました。
たまに、「平成だと?」って訊かれると困るんです、

「えーっと、あーっ」。 (笑)

スーパーの店先では大声で「七草セット」を売ってます。

あれ、もとは平安貴族の風習から始まったそうで、
昔は摘むものでしたが、今ではすっかり買うものになりました。

私のような田舎育ちの者から見ると、
“畑の雑草でしかない”ペンペン草やハコベを食べる気はないから、

わざわざ摘みに行く気にはなれないし、

逆に町育ちだと、
川辺に行って、目の前に七草が“群がるように”あっても、
どれがナズナやらハコベやら分からないから、

いずれにしても、
七草粥を食べようと思えば、スーパーで奥さんが買って来るしかない。

かくて、一年は、雑草がカネに化ける、
「農家の小遣い稼ぎととしての七草粥」から始まる、

と云う仕掛けになってるようです、最近は。







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