漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

パクちゃん外交

2016年01月25日 | せけんばなし
我が同居人ドノは、
知らない番号から掛かると携帯に出ない。

そんな番号に出ても、
ややこしい電話の場合が多いし、

ホントに大事な電話なら、
もう一度や二度は掛けなおして来るはずだから、

と云うのが、彼女の言い分である。

その彼女の携帯に、夕べ遅く知らない番号から掛かってきた。

当然、出ない。

あ、「夕べ遅く」、と云っても九時半ぐらいだったらしいです。

“らしい”と云うのは、私はすでに寝ていたからでありますが、

したがって、我が家では「夜遅く」だが、
近ごろの世間の常識だと、宵の口、だったかもしれない。

ともかく、そのあとスグ、、息子から電話がかかってきた。

彼女が出ると、
「今、携帯が鳴ったやろ、あれ○○やってん」とのこと。

○○は娘の名、
この孫娘はこの四月から小学校に上がる。

そのため、専用の携帯を持たせたが、
練習のため、お婆ちゃんに電話をかけさせたのだ、と云う。

前もって聞いてなかったとは云え、
目の中に入れても痛くないほどかわいい、孫からの電話を、

よりにもよって、シカトしてしまった分けである。

これは一生の不覚と、ばかり、
早速、掛けなおそうとしたが、それでは練習にならないからと制され、

じっと、電話を待つことになった。

待つこと暫し、
孫からのホットラインが通じた分けだが、

我が同居人ドノが「いまみんなどうしてるの」と聞いたら、
いろいろ報告した後、

「おにいちゃんね、
きょう買ってもらったゲームを し過ぎて、さっき怒られたんよ」と付け加えた。

う~む、いかにも女の子、
まご娘よ、あまり告げ口外交してると、

「パクちゃん」なんて、あだなが付いてしまうぞ。







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