今年はゴールデンウイークが長め、
そのせいもあって、期間中に母の日がまぎれ込んだ。
お陰で我が同居人ドノへの、
母の日のプレゼントが今年は宅配でなく手渡しだったようだ。
それを見ながら思い出した、
私の子供の頃の母の日は学校から配られた「造花のカーネーション」だったなと。
そのカーネーション、
今年は花屋さんで「生花」を買った人も多かろうがその半分は輸入品だそうだ。
その内の七割が、
なんと、はるばる遠く南米のコロンビアから来ているのだとか。
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コロンビアが花大国と呼ばれる最も大きな理由は気候と生産コストです。
コロンビアから輸出される花の8割近くは首都ボゴタ近郊で栽培されていますが、
これらの地域の標高は2650mと高く、東京の3月くらいの肌寒い気温が1年中続くのです。
気温が安定しているため
温室の気温のコントロールが必要ないことから、
生産コストを大幅に抑えることができるのはコロンビアの花産業の大きな強みと言えます。
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ちなみコロンビアの花産業の輸出先は、
一位がアメリカ、二位ロシアで、日本はイギリスに次いで4番目。
ロシアは寒い国で、
秋から冬は雪と氷に閉ざされ、花や野菜が育たない。
ロシアの二位にはそう云う事情もあるのでしょうね。
処が、今年はロシアは戦争中、
ロシア用に育てられた花が行き場を失った。
戦争するならするで、
早く言っておいてくれれば、コロンビアも種を蒔かなかったんだろうけどね。