漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

国営の暴力団

2017年03月31日 | せけんばなし
金正男氏の遺体が北朝鮮に引き渡されるそうです。

この事件で、北挑戦とマレーシアが外交決裂したあと、
人質に取っていた、マレーシア人たちと交換するらしい。

罪のない人を人質にして、
欲しいモノと交換するとは、まさしく「誘拐犯のやりくち」。

もうずいぶん前、
北朝鮮の資金源は、「麻薬、偽ドル、偽たばこだ」などと云われていた時代がありました。

麻薬は北で製造されたものが、
中国あたりを経由して香港や韓国から日本に入ってくる。

偽ドルは、これはもう
世界のあちこちで流通、北朝鮮外交官などが大量に換金していたようです。

このニセ札、かなり精巧な仕上がりで、
アメリカ人でも、ちょっと気が付かないと云われてました。

たばこの人気銘柄、
セブンスターのニセモノも見た目はまったく同じで見分けがつかない、

出回った当初は質が落ちるとも言われたたが、
次第に品質が向上、やがてあまり分からなくなった。

私は一度、某スナックで、
ママから、「それニセよ」と教えてもらって喫ったことがあるが、

云われなければ、気がつかなかっただろう。

ホンモノのセブンスターの半値ぐらいで入るから、
「たばこある?」と聞く客に黙って渡して、定価で貰えば儲かるのだけどね、と笑っていた。

これも、北から在日の人が持ち込み、
日本の暴力団などを通じて出回るのだろうと云うハナシだった。

北朝鮮とは、
まさしく「国営ヤクザの一家」なんですが、

最近は、さらに進化して、
武器輸出や国民の出稼ぎを巻き上げて国家収入としていると云う報道もあった。

処が、こんな破たんした国家なのに、
その“セイヒン”の出来あがりはかなり優秀、

武器や労働者を含めて、
その“輸出品の品質”は、ケッコウなレベルを維持しているようです。

これも最近あった報道、

“アフリカは貧しい大陸で、
 マトモなものは買えないから、中国製の偽モノが幅を利かしているが、

 最近は少量ながら、
 そのニセモノに北朝鮮モノが混じるようになった。

 コレが人気で、
 なんでも「中国製より質がいい」と評価されている。”
のだそうだ。

一読、さもありなん、と思ったのですが、

それにしても、こんな国を、
かっては「地上の楽園」と褒め称えて報道してた新聞社もありましたが、

いまだにその新聞が、
「誤報を認めた」とか、「謝罪した」とか云うニュースは聞いたことがないですな。






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