漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

よくあること

2020年12月27日 | せけんばなし

推理ドラマ好きの我が同居人ドノが、
テレビで「名探偵ポアロ」を見てるので私も横で見てたら、

永年勤続の警官が顕彰されるシーンがありましてね。

その中に、
「あなたを名誉ある我が会のコンパニオンとして迎え入れ・・・」

とか何とか、云うようなセリフが出てきた。

「コンパニオン」と云えば、
温泉宿の宴会に呼ぶ中年女性のイメージしかない私は、

アレアレと思いましてね、
ちょっと辞書を引いてみたらこんな風に出てきた。

  ~~~~~~~~~~~~~~~~~

【コンパニオン】companion】 

1 国際的な催しなどで、来賓の案内、展示の説明、接待などに当たる女性。
2 パーティーや宴会などで接待に当たる女性。
3 一般に、仲間、伴侶。

  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

続いて引いた英和辞書の

「companion」には、
「仲間,友人,気の合った友,話し相手,同好の士」とある。

国語辞書の補説には、
「共に食事をする人、食事仲間が語源という」ともある。

つまり、
国語辞書の、

「パーティーや宴会などで接待に当たる女性」は和製英語なんですな。

ついでに書けば、この英和辞書によると、
「a traveling companion」なら「旅の道連れ」だが、
単に「a travel companion」だと「旅行案内書」になるんだそうな。

従って、
「旅の道連れとして旅行案内書を携える」を英語で言おうとすれば、

「トラベリングコンパニオンとしてトラベルコンパニオンを携える」とせねばならぬ。

さらに書けば、
「a drinking companion」なら「飲み友だち」だが、
「a companion in crime」なら共犯者、なんだそうですよ。

ま、飲み友達が、
浮気偽装の共犯者、なんてことは世間にはよくあること・・・、ですがね。 (笑)

 


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