今年もあと十日ほど、
振り返ればコロナコロナで大騒ぎの一年で、
昨年末に登場したばかりの菅新首相も、
失政で、と云うよりは「コロナにやられて退陣」と云う観があります。
そのコロナが、
菅さんが辞めると同時に衰えた、と云うのは皮肉な話。
まぁ、菅さんの不運を言うより
岸田さんの強運と言うべきかもしれませんが。
このコロナ騒動の中、
色々あった情報の中で、私がなるほどと思ったことがひとつありました。
それは、外国から来た人が、
日本人が水道で手を洗うのを見て驚くと云うはなし。
イヤ、外人さんだって手ぐらいは洗うが、
その洗い方がちょっと違うと云うのですね、
ことに内陸部の雨の少ない国だと、
蛇口をひねり洗面器に少しの水を貯めそれで洗う。
つまり、水の貴重な国では、
日本人のように水を無制限に流しながらは洗わない。
コロナ対策の面から見れば、
日本式手洗いが理想だけれど水が貴重な国ではそんな贅沢なことはできない。
今朝の海外ニュースに、
「カメルーンで水資源めぐる衝突、8万人超 チャドに避難」と云うのや、
「ソマリアで干ばつ悪化 4人に1人急性飢餓の危機」と云うのが並んでました。
日本は
地下資源の乏しい国と云う嘆きをよく聞きますが、
なるほど、
水資源には恵まれ過ぎるほど恵まれている。
日本の緑豊かで心休まる風景も豊かな雨量あればこそ。
流し水で手洗いできる幸運に感謝するべきかも知れませんなぁ。