ミュウタントのブログ

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今こそイラク戦争支持を唱え、開き直っていた小泉元首相を国会喚問すべきだ!

2010-04-14 01:56:49 | 戦争・平和
ブッシュが9.11事件を契機に新たな戦争だとわめき、以下に準備していたかを証明するかのように、アフガニスタンに米軍を侵攻させ、タリバンを追い払った。そして、イラクフセインを目の敵にするようにイラクの大量兵器騒ぎをでっち上げた。
 対イラク戦争開戦時における総理大臣談話が、「わが国は、これまで一貫して、イラクの大量破壊兵器については、国際協調の下に平和的解決を目指し、独自の外交努力を続けてまいりました。しかしながら、イラクは、12年間に渡り、17本に及ぶ国連決議に違反し続けてきました。
イラクは、国際社会が与えた平和的解決の機会を一切生かそうとせず、最後の最後まで国際社会の真摯な努力に応えようとしていませんでした。」と残っている。
 事実は、小泉談話がまったくの嘘でたらめだった事を表している。戦争前にイラクに対する強制査察の根拠となったのが国連安保理が2002年11月に採択した決議1441なのだが。これに基づき、同年11月から国連監視検証査察委員会(UNMOVIC=ハンス・ブリックス委員長)と、国際原子力機関(IAEA=モハメド・エルバラダイ事務局長)が査察を実施していた。非協力的であったかなかったかを決め、報告する義務を彼らは負っていた。イラクは果たして、小泉元首相が言うように非協力的な態度であったのだろうか。
 開戦13日前の国連安全保障委員会で、ブリックス委員長は、「イラクは査察に協力している。米国の主張による『移動式生物兵器工場の存在』や『地下室における大量破壊兵器の隠匿』などまったく根拠がない。あと数ヶ月で査察は完全に終結する。」と毅然と報告していた。そしてエルバラダイ事務局長は、『3ヶ月間の査察で、イラクが核兵器開発計画を再開しているという証拠も、それを示唆する確実な兆候を見出していない』と断言していたのだ。後にブルックス委員長は、ブッシュとブレアを名指しで、国連を『明白な違法な戦争』に利用とした『信頼性に欠ける指導者』だと激しく批判した。UNMOVICとIAEAが査察を中断しなければならなかった理由、『武力行使しなければならない理由は皆無』であったにも拘らず、途中で戦争になったのは、『最初から侵略することを望んで、査察がこれ以上進んで真相が明らかになることを拒んだからで、『国連決議を無視』し、『平和的解決』を妨害したのは『米英』であると断罪している。
 
 この点から言っても小泉元首相のいい加減な国会をなめきった答弁は許せなかった。小泉元首相を戦争犯罪人として国会で喚問すべきだと思う。  いまこそ、イラク戦争の検証を、米国の言いなりになって、自衛隊と言う軍隊をイラクに派兵した責任を追及すべきだ。民主党代表を首相に据えた鳩山連立政権は何をためらっているのか!?  


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