ままりんの子連れ旅じたく baby編

“子連れバックパッカー”を夢見る母さんの、子どもといっしょにお出かけ&旅行記。子連れ外出に役立つ情報も満載!

休載?のお知らせ

2008-07-16 | ひとりごと

バリ旅行記もいっこうに終わる気配はありませんが…
作者、そろそろ飽きてきたため、しばらく休載します。


はぁ??


途中放棄!? 


飽きたのは読まされてるほう!?


そんな声も聞こえてきそうですが、違う、違う!
飽きたというのは、ジョーダンです。

でも、ちょっとだけお時間をもらおうと思います。
まだまだ、お付き合いを~~!

実は…
前々から考えてはいたことですが、ブログを引越しさせることにしました。

でも、その面倒さゆえに何度も挫折してたんだけど…

今回はホンキです!
お引越しです!!
gooブログよ、さようならぁ~~~

PCオンチの私がスムーズにブログを続けてこられたのは、gooのおかげだと思っています。
でも、無料版でもうちょっといろいろ機能がついてたら続けたんだけど…
有料版にうつろうかとも思ったけど、他社だったら、たいがいの機能は無料でできるのに~~
(読まれてる方の中にはgooブログ愛好者の方もたくさんいると思いますが、
 悪く言ってるつもりはないので、お気を悪くされませんように…)

そう思っても今まではなかなか実行できなかったけど、
今回は、どうしてもブログに貼りたいパーツが出てきたのがきっかけ。
それがgooブログには対応してないことが分かり、引越しを決意!

とはいっても、引越したい先のインポート機能にgooが対応してないので、
記事を一つひとつコピペしなくてはならないという大作業…

ブログになじみのない方には、なんのこっちゃ分からないでしょうが…
テキトーに読み流してくださいね。

それで、すべての記事を移転させるのは大変なんで、いろいろ考えた結果、
2歳までの子連れ旅の記録はこのままこちらのブログを「baby編」として残し、
新たに3歳からの分を「kids編」として立ち上げようと思っています!

3歳の分だけ…といっても、けっこう記事はある。
バリ編を終わらせてから…とも思ったんだけど、それを待ってたら、記事の量は増えるばかり。
なら、いっそのこと、今だ!

やっと決意できました。

でも、マジ大変っす。

とてもブログ書きながらじゃ進まないので、しばらく引越し完了まで更新はお休みしようかな、と…

再開はいつになるのやら…?
数日でできるような気もするし、もしかしたら1週間、2週間とかかるかもしれないし…
でも、ここ数日、作業に取りかかった感触からすると、すぐにはムリだなぁ。
だから、先にお知らせしときます。

今までがんばって更新してきたのに、何も言わず去った…と思われるのも悲しいしね。
もしかしたら、ひそかに更新を楽しみにやってきてくれてた人も… 少しくらいは… いるのかな…(弱気)

そんなこんなで、「ままりんの子連れ旅じたく ~kids編~
いつできるか分からないけど、がんばって立ち上げてみたいと思います!
また引越し完了したら、お知らせしますので、
引きつづきよろしくお願いします!!


更新してないのにクリック押せなんてあつかましいですが…
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やっと消えた! 1本のローソク

2008-05-24 | ひとりごと

今月、3歳になったりんりんは、3度の誕生会を開いてもらった。

1度目はわが家で。
このときのエピソードはコチラにありますが、
その節は、みなさんからたくさんのお祝いのことばをいただき、ありがとうございました!
りんりんに将来、読ませたいなぁ。

そして2度目はお友だちと。
毎月、定期的に集合しているマタニティ時代の友人たち。
みんなでおいしいチーズケーキを囲んで、ハッピーバースデーの歌を熱唱。
 ↓そしてお祝いに、こーんなステキなリュックをいただきました♪

 

あれれ、これを背負うと、りんりんも立派なバックパッカー!?
そのころはまだ確定してなくて、海外旅行に行くなんて言ってなかったのだけど、
これはきっと旅の予感…?

そして3度目は、保育園での誕生会。
5月生まれまとめてなんだけど、今月はりんりんだけだったので、ほとんど独占誕生会。

誕生月の保護者も参加していいというので、見に行ってきた。

主役のりんりんは1番前にひとりで座らされ、キンチョー気味。
それまでハジけてたのがウソのように、顔がみるみるひきつってきて…
先生が「インタビューしまーす」とりんりんにいくつか質問してくれているのに、
フリーズしたまま、無言…

りんりん、本番に弱いタイプ。
先日も保育園の年度末の発表会で、1人だけ泣きながら舞台をおりて親の元へ逃げてしまった。

親のほうもなんだか焦っちゃって、写真撮るのさえ忘れてしまい…

おやつの時間に「ハッピーバースデイ」の歌をみんなで歌うくらいかなーと思ってたら、
けっこう本格的なお誕生日会。
さらにびっくりしたことに、栄養士さんの手作りケーキが登場!!
(ちなみにこの大きなケーキ、栄養士さんは電動泡立て器があるにもかかわらず、
 ふつうの泡立て器でがんばったらしい。スゴイ!)

だけど、ケーキに揺れるローソクの火を見た途端、「おがぁさぁぁーん…
りんりん、半ベソ。
救いを求めるような顔。

そう、彼女はローソクが吹き消せないのである。

これまで2度の誕生会でも、ローソクが消せず、結局、私や周りのお友だちが消してくれた。
これが、彼女の中でトラウマになっている…?

先生に促されて私は隣に座り、「せーので消そう」と何度もトライ。
でも、コワゴワ吹く(というより「ふぅ」と口に出して言ってるだけ?)ので
火はいっこうに消せない。

りんりん、泣きだす10秒前。

ガンバレ、3歳なんだぞ~~

この日のために、シャボン玉を吹く練習させようと思ってたのに…
すっかり忘れてたわ。ごめんね。
りんりんはシャボン玉吹くのも苦手なの。

そろそろ限界を感じて、私は思わず「フッ」と吹きかけちゃった。
そしたら2本の火がシュッと消え…

「あ、あと1本! りんりんガンバレ!!」
いっせいに先生たちの応援の声。

するとすかさず、りんりんも勢いよく「フッ」!!

やったぁ~~ 消えた!!
おめでとうーーー
先生やお友だちたちがいっせいに拍手してくれた。

たったこれだけのことなんだけど、小さな1歩、大きな前進 !?
今日はちょっと疲れもあって、たわいのないことをつらつら書いてみました。



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名ばかりの“黄金週間”…

2008-04-28 | ひとりごと
いつの間にか、世の中はゴールデンウィークに突入してたんですね~
でも今週って、休みは29日火曜だけ!?
これって“黄金の”1週間と言えるの??

ダンナも私も、勤め先は暦どおりなので、その実感がない。
GWというより、“ただの4連休”ってカンジ…
今年はならびが悪く、旅行者の数も平年より少ないとか。
わが家も、はっきりいってGW、なーんの予定も立てていない!

せいぜい、後半の4連休に出かける人が多いくらいかなー
…と思って安心?していたら、26日(土)のニュースで、人々でごった返す空港や駅の映像が!
11連休とれました♪」「ハワイに行きまーす」とにこやかにインタビューに答える旅行者たち…

がぁぁぁぁーーーん
もしかして、暦どおりの会社のほうが世の中、少ないの~?
なんだ、これって、明らかに“GW格差” !?

…とショックを受けてたら、翌日の新聞で「日本人は働きすぎですか」という記事が。
私と同じように、「休日に格差が生まれている」と感じるてい人も多いと分かり、ホッ。
だけど、わが家は格差の“下のほう”なわけね…(涙

でも、さらにビックリしたことがある。
それは、昨日、このブログを始めて以来、1日の訪問者数が最高記録をマークしたこと!
休日って、在宅率が低いからか、普段より減ったりすることが多いんだけど…

あのー、昨日って一応、GW中だよね…?
さらに、記事は“トイレ”の話題…
我ながら「GWにトイレの話かよーー!」って哀しくなりながら書いたんだけど、
やっぱ、世の中は、大型連休なんて縁遠い人のほうが多いってことかしら?
とっても、うれしくなりました。
来ていただいたみなさん、ありがとう!

でも、ブログ村のポイント数はいつもより少なかったなぁ…
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ほら、そこのアナタ、忘れないで!

そんなわけで、こんなお出かけブログを書いてはいるものの、
GWは今のところ予定なしのわが家…
4連休は集中しそうだし、今から宿とか探すの大変そうだしなぁ。(昨年も苦労した)
おまけに料金はなんでも跳ね上がるし。

GWに泊まりでお出かけするのは、今年はあきらめようと思っている。
えーー、でも、5月3日は、りんりんの3歳のバースデーなのにぃ!
どうしようかなぁ、今年は…

わが家の小さな春♪

2008-04-09 | ひとりごと
妊娠・出産して、旅も外出もままならなくなって、
ひそかな楽しみとなったのが、ガーデニング
といっても、マンション住まいなので、ベランダガーデニングなのだけど…

でもこのベランダ、風は強いわ、乾燥は激しいわ、西向きなので夏は酷暑、
冬は日照時間も短く…
と、かなり植物にとって苛酷な環境。

それに加えて私もガーデニング素人なので、土だの肥料だのよく分からないし、いいかげん。
これまで枯らした植物、数知れず…
ちょこちょこ試行錯誤しながら、テキトーにやっている。

そんなアバウトガーデニングだけど、この寒ーい冬を乗り越え、台風並みの春一番にも耐え、
ようやく緑色の芽がニョキニョキ顔を出してくれると、ちょっとした感動。
春さん、ようこそわが家へ。いらっしゃいませ。

     

だいぶ花が開いちゃったけど、春といえば、やっぱりチューリップ
オレンジに近い朱色で、とっても私好みの花だったのでウレシイ。

基本的に私は葉ものが好きで観葉植物やらヤシやら南国系のグリーン中心に育ててるんだけど、
りんりんが生まれてから、1鉢、2鉢と、花も植えるようになった。

と、いっても、園芸ショップまで行く時間もあまりないので、
たいていは生協の宅配で、種や苗を買って済ませている。

今年も、「そのまま植えるセット」みたいな、ものぐさな私にぴったりの
春の球根セットを買って、鉢において、土をかぶせて、水をあげただけ。
それでも、ちゃんと芽を出してくれた。

  

去年、試してみて、すっかりお気に入りになったムスカリ
紫の鐘の形をした小さな花の集まりが、とっても可憐…
その繊細な姿かたちとはうらはらに、意外にたくましいので、ものぐさガーデナーにおすすめ。

そして、今年から実のなる(→身になる)ものを増やそうと、
アスパラガスの苗を買ってみた(これも生協で)。
ほっといても、ニョキニョキ、出てくるらしいけど…

4月になっても、ひょろひょろとした葉っぱしか出てこない。
失敗かなぁ…と思ってたら、数日前、いきなり太い芽が顔を出してきた。

         

やった! 正真正銘、アスパラだぁ~~ 
今晩、さっそく食べてみよう♪
…だけど調べてみたら、もっとたくさん出るまで収穫は禁物らしい。

家庭菜園って、けっこう楽しいかも…? ほぼ“無農薬”野菜。
安全・安心・お墨付き。
いきなりいろいろできないけど、毎年少しずつ増やしてみよう。




最後に、オマケ。ラナンキュラスという花。キレイでしょう?
最近、人気急上昇で、チューリップと並ぶ春の代表的な花になってきているとか。

…誤解のないように。私が育てたわけじゃありません。ムリだって!
先日、私の誕生日にめずらしくダンナが買ってきたもの。
(その数日前にちょっとケンカしたから、ガラでもなく気を利かせたのかな)

同じ学年の友だちのなかで一番に年をとるので、春生まれって実はイヤなんだけど、
こういう花をもらうと、それも悪くはないかな…という気になってくる。



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デジタル一眼持って、旅したい!

2008-03-07 | ひとりごと
gooブログが3月9日に4周年迎えるのを記念して、
gooブログからあなたに39(サンキュー)!」というプレゼント企画がある。

なんでも、クイズの答えを自分のブログに書いて、トラバすればいいらしい。
第1回めのプレゼントは、な、なんと… 
デジタル一眼レフ or  ホームべーカリー !!

うぅ… どっちも欲しい~~

デジタル一眼は夢の夢だし、ホームベーカリーは「今、私がほしい家電」第4位!

ちなみに、その「今、私がほしい家電」のベスト4をご紹介しよう。

  第1位 電動自転車
  第2位 コンパクトデジカメ
  第3位 掃除機
  第4位 ホームベーカリー

さて、第1位の電動自転車。これは、ずーーっと欲しかったもの。
りんりんがそろそろ“ベビーカー卒業”というおそろしい事態が待ち構えている。
ベビーカーがないと、彼女の足では10分の道も20~30分かかってしまう。
大量の買い物をしても、ベビーカーに乗せられなくなったらどうやって運ぼう。
マイカーのないわが家には、重大な問題。

そこで、そろそろ自転車が必要かな、と。
でも、東京は意外に坂道が多い! そして、私の住むエリアは、とくに坂が多いことで有名。
電動自転車は高価で迷ったけど… マイカー代わりと思えば安い!?

「3歳を迎える春になったら、電動自転車を買う!」
これは、もう1、2年前もから目標?としていたこと。
りんりんも「春になったら、じてんしゃかおうねー」と、冬から待ち望んでいる。

電動自転車買ったら、今年はもう何も買えないな…と思っていたら、
ダンナがとある抽選で3万円を当ててきたのだ!
ダンナは私と違ってクジ運がいい。でかした!

それを元手に、急きょ、第2位のデジカメを買うことに。

私がいま使っているのは、画素数も数百万くらいの古ーいもの。
別に不満はなかったんだけど、やっぱりブログ始めてから、室内写真の暗さがどうも気になる。

で、お店でいろいろカメラを見ているうちに、昔ちょこっとやってた「一眼レフ」、
デジタルでもやってみたくなってきて…
やっぱ一眼は、やりだすとオモシロイ! それに写真の表現もダンゼン広がってくる。

ああ、欲しい。一眼レフ持って、旅に出たい!

心はそう叫ぶけど、やっぱりまずはコンパクトカメラ。
一眼レフは、もっともっと何年も先のことになりそうだなぁ。

…そう思っていたところへ、このプレゼント企画!
もらうつもりになって、真剣考えちゃいました。
あこがれの一眼レフか、当分買えないホームベーカリーか…
友だちの家で食べた焼きたてパンはおいしかったなぁ。

ま、私はクジ運、懸賞運のない人なので、どちらにせよ雲をつかむようなハナシだけどねー

でも、夢を見させてもらいましょう!
夢を見るからには、あこがれの一眼レフだぁっ

そうそう、クイズの答え!
 ①ブログモバイル
 ②デジタル一眼レフ

お願いしまーーす! Dream comes true !
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大きくなったら…

2008-03-05 | ひとりごと
2歳児・りんりんの最近の口グセ。
大きくなったら、ビールとコーヒー飲んでいい?

オトナとおんなじことをしたがる年ごろ。
パパやママの飲んでいるものや、自分にはもらえない食べものが気になる。

ビールやコーヒーもそのひとつ。
でも、あげられない。
コーヒーは、あげてもいいんだろうけど、「おいしい」なんて思われちゃうと
外でゆっくり“おちゃ”もできなくなる。

「オトナになったら、いいよ」と言って、素直に引き下がるようになったのは、
ある事件?がきっかけになって。

その1
夕食後、食器を片付けていると、突然「ぅぎゃぁぁ~~~っ!!」という悲鳴が。
見ると、りんりんがさっき飲んだカラの缶ビールを手に泣いている。

「どしたの!?」と近寄ると、“カラ”と思ってた缶にはビールがまだ少し残っていた。
どうやら、私たちの目を盗んで、残りのビールを飲んでしまったらしい。
そして、その苦さに思わず悲鳴…
「ほらぁ、だから苦いって言ったでしょ」

その2
外食先で頼んだカレー。
私がおいしそうに食べていたら「りんりんも、りんりんも」とせがむ。
けっこう辛かったので、「りんりんにはムリ。オトナのからーいカレーだから。こっちの食べて」
といっても、泣いてきかない。

ダンナはノー天気に、「ちょっとだけ食べさせてみたら?
私の「ムリだって、ダメよー!」と制止するのも無視して、あげてしまった。

一口パクッと食べて、モグモグモグ… 
あれ? もしかして、これくらいならイケるクチ?

すると、ふたたび、「ぅぎゃぁぁぁぁ!!」と絶叫。
カライ、カライ…と泣き叫ぶ。
「ほらねー、だから辛いって言ったでしょ!」 すすめたパパを恨みなさい。

この2つの事件以来、私の言うことを信じるようになったりんりん。
私があまり食べさせたくない(オイシイ)ものを
「あ、これは辛いなぁ。りんりんにはムリかなぁ?」と言うと、
大きくなったら食べていい?」と言って、絶対に食べようとはしない。

食べ物だけでない。

「これは、りんりんにはまだ危ないから、しちゃダメよ」
大きくなったら、してもいい?

「パパ、お仕事行ってくるからね」
大きくなったら、りんりんもごみをもって、おしごといくの
(出勤の時にゴミ出ししてもらってるのが、りんりんにはうらやましいらしい)

「お母さん、茶わん洗ってるから待ってて」
大きくなったら、りんりんもお茶わん、ジャージャー洗っていい?
(イヤと言っても洗わせたるがな!)

未来のことはあまり口にしない私も、
りんりんの「大きくなったら…」は夢と笑いがあふれていて、聞いていて楽しい。

そのうち、「大きくなったから、もうひとりで旅に出ていい?」とか言って、
親といっしょに旅行もしてくれなくなるんだろうな…
それまでは、「大きくなったら…」といろんな夢を見させてもらおう。




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旅が育てた写真家 アニー・リーボヴィッツ

2008-02-27 | ひとりごと
出産して、「音楽を聴く」「本を読む」「映画を見る」といった文化的生活?から
ぐっと遠ざかってしまったわけだけど、
この映画は見てみたかった。

アニー・リーボヴィッツ ~レンズの向こうの人生

世界で名だたる写真家のひとり、アニー・リーボヴィッツ。
その名は知らなくても(かくいう私も、知らなかった…)、彼女の写真を目にした人は多いはず。

もっとも有名な彼女の写真はこれ↓

     

裸でオノ・ヨーコにすがりつくようなジョン・レノン。
アニーがこの写真を撮った数時間後、ジョンは暗殺された。
このジョン最後となるポートレートが、米『ローリングストーン』誌の表紙を飾ると、
アニーの名は一躍、世界中に知れわたったそうだ。

そして、この写真も↓

     

妊娠中にヌードとなったデミ・ムーア。
『ヴァニティ・フェア』誌の表紙を飾り、発売禁止処分が全世界で話題となった。

ほかにも、ミック・ジャガー、ヒラリー・クリントン、アーノルド・シュワルツェネッガー、
ウーピー・ゴールドバーグ、キース・リチャーズ、ジョージ・クルーニー…
多くの有名人の写真を彼女は撮っている。

そんな世界中のセレブリティたちが特別な畏敬の念を抱く、
女性写真家の半生を追ったのがこの映画。
アニーの波乱に富んだ人生を、彼女の写真や撮影の舞台裏、そして著名人のインタビューも
ふんだんに交えて紹介しており、とっても興味深い。

アニーの人生をここでくわしく説明するのはやめとくけど、
多くの女性に、彼女のパワフルな生きざまをのぞいてほしいと思う。
“旅”や“写真”に興味ある人なら、なおさら…

彼女は空軍大佐だった父親に伴って、幼いころ、アメリカ中の軍事基地を転々とした。
いつも、車で移動の旅。
“車と家族”はセットで、切り離せない重要なものだったという。

車の中で育てば芸術家にもなる。
 車窓というフレームから世界を見てるんだもの。
 常に窓をのぞいてた」        (公式ブログ「アニーの発言集」より)

これが、写真家アニーの原点。

すごく、分かる気がする。
私も、旅するときの移動に陸路が多かったのは、(安上がりという理由もあるけど)
車窓からの風景をぼーーっと眺めるのが大好きだったから。

「(写真家は)世界中を旅できる仕事だと気づいたの。
 カメラさえあれば一人旅にも目的ができる

そう、彼女の写真家人生は、旅から始まったのだ。

私も昔は一眼レフに凝ったときがあって、ここだけの話、カメラマンに憧れてた時代も…
でも、その才能がないことはすぐに分かったけどね。
そんな私でも、アニー同様“世界中を旅できる仕事”はないかと考えて始めたのが、
ライターという仕事だったわけで… (もうずいぶん昔の話だけど)

彼女の写真に取り組む姿勢は、とってもジャーナリスティック。
多くの著名人を撮ってきているけど、アニーは被写体の生活に何日も入り込む。
やがてアニーは空気となって、撮られている側もその存在に気づかないそうだ。

それって、言うのはカンタンだけど、
数日で他人に受け入れられるというのは、もう天性というか、特別な才能だと思う。
その裏には、被写体の世界を徹底的に研究し尽くす、彼女の努力が隠されているんだろうけど…

どこまでも貪欲に、自分の気持ちに正直に、強く生きる女性。

彼女は写真家として名声を得て、多忙な毎日を送っているにもかかわらず、
50歳になって突然子どもが欲しくなった」といって、その後3人の子を産んでしまう。

なんてスゴイ女性!
「(子育てをして)平らだった世界がまるくなった」という言葉も印象的。

アニーのように、何でも手に入れてしまう女性になることは不可能だけど、
そんなスゴイ女性でも傷ついたり、もろかったり、ささいなことに幸せを見出したり…

何があろうと前に突き進もうとする彼女の生き方に、パワーをもらえる気がする。


    公式HP http://annie.gyao.jp/ (予告編ムービーも見られます)




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旅するバイオリン

2008-02-26 | ひとりごと
ジャズ・バイオリニスト寺井尚子さんのニューアルバムが出たというので、
久々にCDを買って聞いてみた。

彼女は、ここ何年か蚊取り線香の“金鳥”のイメージキャラクターとして
CMにもバイオリンを弾きながら登場しているので、
名前は知らなくても、「ああ、あのキンチョーの人ね」と思い出す人もいるかもしれない。

私が彼女の音楽と出会ったのは、4、5年前。

音楽にはくわしくないんで、ジャズとか、バイオリンとか、よく分からないんだけど…
でも、そんな私でも、彼女の音楽を初めて聴いたとき、
その自由で、無限に広がるような“何か”に感動した。

心が解き放たれていくような… 
それはちょうど、旅しているときの感覚にも似ていて、彼女のバイオリンの音色を聴いていると
世界を旅していたときのことが自然と思い出されてくる。

バイオリンというのはクラシックでしか聴いたことないけど、
こんなにも美しく、幅広い可能性を秘めた楽器だったのかと、改めて感じさせてくれる。

たしかバイオリンの音色って、人間の声域にすごく近いと聞いたことがあるけど、
彼女の音楽は、まるで歌っているよう、というか、会話をしているよう…
それも“地球と対話している”ような、スケールの大きさを感じる。

激しく情熱的な曲もあれば、甘くしっとりと聴かせる曲もある。
曲に同調するかのように、私も高揚したり、泣きたくなったり…
身体の中心がふつふつとして、踊りだしたくなることもある。
そして曲に重ねて思い出すのは、旅先でのさまざまなシーン。

即興、イメージを大切にするジャズという音楽の特性もあって、
彼女はクラシックやタンゴ、ワルツ、ポップス…さまざまなジャンルの音楽を取り入れ、
独自の音楽に作り上げてきた。
だから、ボーダーレスで自由な音色が生まれるのかもしれない。
だから、彼女の音楽を聴いていると、無性に旅に出たくなってくるのかもしれない。

今回のニューアルバム「小さな花~アマポーラ」は
スタンダードなバラードも多く、全体的にしっとりと美しい音色に聴き入ってしまう。
私としては、寺井尚子ならではの情熱的な曲ももっと聴きたい気はするけど、
一ファンとして、いまの彼女のスタイルも応援しよう。

子どもが寝静まったあとに、彼女のアルバムを目をつぶって聴いていると、
なんだか優雅でぜいたくなひとりの時間を堪能できる。

ああ、なんだかまた、広い広い世界に出たくなってきた。
旅に出られないママの、つかの間のトリップ…

    参考までに…寺井尚子さんの曲はこちらでも視聴できます。
    ただし、パソコンだとまったく違う音に聞こえるのが残念だけど…
        http://www.emimusic.jp/terai/disco/index_j.htm



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今日は、なに行く?

2008-02-13 | ひとりごと
毎朝、ごはんを食べながらりんりんは必ず聞いてくる。

今日はなに行くの?

「今日はどこ行く?」「今日はなにする?」がごちゃまぜになっちゃったんだろう。
私も親として正しい日本語を教えてあげればいいんだけど、彼女の「今日はなに行く?」が
すっかりお気に入りになってしまった。
そうねー、今日はなに行こうかー」りんりん語を便乗して使わせてもらっている。

「なに行く?」って言われると、なんだか1日がワクワクしてくる。
それがたとえ仕事の日であっても…

連休明けの昨日も「なに行くの?」って聞くから、「保育園よ」って答えると
彼女はちょっとニヤッとして、「なつかしーねー」。
…3日しかあいてないんだけど。ちなみに“なつかしい”は私の口グセ。

「今日、なに行くの?」はお出かけ好きな私たちの、1日の始まりの合言葉。

りんりんはいま2歳。
女の子だからか、ことばはわりと早いうちからしゃべるほうだった。

ことばが出始めるこの時期の子どもって、ほんとおもしろい。

それはことばに対する先入観のなさからくるのか、未発達な思考回路ゆえに生まれるのか、
子どものピュアな感受性からあふれてくるのか…

ギャハハハハ…と大笑いさせられたり、「そうくるか~~~っ」としてやられたり。
ときには真理をズバリ言い当てられることも。

でもこれって、記録しておくと、りんりんの“ことばのアルバム”になるよねー
そうだ、たまにブログで書き残しておこうっと。

ちなみに、りんりんが話を始めるようになって、最初に「ショック~!」だった言葉は…

私のほっぺを指さして
ブツブツあるねー」 (←ブツブツじゃなくて、シミなんですけど…)

私が笑ったときにまじまじと見て
りんりんのおめめもシマシマあるのー?」 (←もしかしてシワのこと?)

キミのつるつるお肌もいつかはこうなるんだよ…

そして今、いちばん恐れていること。
“年齢”という概念が少しずつ分かりかけてる彼女が、「おかあさん、いくつ?」とたずねる日。

やっぱ子どもにウソ教えちゃいかんですかねー?




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世界遺産が教えてくれること

2008-01-21 | ひとりごと
今回、「紀の国旅行」で熊野三山や熊野古道などいくつかの世界遺産を訪ねたが、
それらについていろいろ調べたり書いたりしているうちに、
その奥深さにすっかりハマってしまった私。
今日は、番外編として熊野の世界遺産について。

熊野古道も世界遺産、つぼ湯も本宮大社も速玉大社も世界遺産…
まず私が疑問に思ったのは、「あれ、どれとどれが、どこまでが世界遺産?」

そこでユネスコの世界遺産ページで見てみると、
正式登録名称は「紀伊山地の霊場と参詣道」となっている。

三重、奈良、和歌山の3県にまたがる紀伊山地の3つの霊場(吉野・大峰、熊野三山、高野山)
と、それらを結ぶ参詣道(中辺路など6ルート)を中心に構成されていて、
そこには「湯の峰温泉」や「熊野川」など、60件余りの登録資産が含まれている。
(くわしく知りたい方は「和歌山世界遺産センター」のHPを見てください)

かなり広範囲にわたる、珍しい世界遺産なのね。

そして「なぜ、紀伊山地が世界遺産に認定されたのか」という視点からみてみると、
その土地の歴史や文化が意外にスーーっと頭に入ってきて、ますますおもしろい。

たとえば熊野古道。
何も知らなければ、それは“ただの山道”。

なぜ、ここが世界遺産に登録されたのか。それも“自然遺産”でなく“文化遺産”として――

そこで、ちょっと長いけど、「和歌山県世界遺産センター」の説明をコピーさせてもらう。

『…古くから神々が宿る所として崇拝されてきた山々が、新しく渡来した仏教の影響のもと、
 宇宙や自然の中にひそむ神秘的な力を身につけるために山岳修行の場となったものです。
 同様に参詣道も、そこを徒歩で進み自然との接触を重ねること自体が、すでに修行でした。
 つまり「紀伊山地の霊場と参詣道」は、単なる社寺と道ではなく、
 あくまで「山岳信仰の霊場と山岳修行道」なのです。

などほど、熊野古道はただの美しい山道なのではなく、
神話の時代からの歴史・文化的景観をもった“山岳修行の道”であることが評価されたから。
目からウロコ!

“世界遺産”とつくと、どうしても“世界遺産の道”というふうに、単純な価値観で見てしまう。
とても浅はかでした… 反省。 

なぜ、世界遺産に選ばれたのか。なぜ、大切に後世に遺していかなくてはならないか
を考える旅っていうのも、おもしろいかもしれない。
子どもが大きかったら親子でいっしょに考えるいいきっかけにもなると思う。

今回の旅を書いていて、もっとほかの世界遺産も見たくなった。
もちろん、世界遺産の登録を受けていなくても、人類が後世に遺すべき大切なものは
たくさんある。それらも含めて…

新しい旅のテーマがまた1つできた。



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