ままりんの子連れ旅じたく baby編

“子連れバックパッカー”を夢見る母さんの、子どもといっしょにお出かけ&旅行記。子連れ外出に役立つ情報も満載!

子連れ京都旅行(3)―紅葉映える南禅寺

2008-11-14 | 子連れ旅行*1歳
京都滞在2日め――
今日は新幹線に乗る前に、紅葉真っ盛りの京都をぶらぶら散策することに。

京都で、小さい子ども連れでどこに行くか――
というのは、意外に悩める問題だと思う。
京都といえば、お寺や神社観光。
それって、子どもにとってはツマンナイし、歩かされるし…

私も大阪に住んでいて、子どものころ何がイヤって、
親戚が遊びに来るとか学校の遠足とか、何かと京都の寺に連れていかれることだった。
お寺なんて、子どもからすればどこもいっしょ。退屈な場所でしかないもん…
京都や奈良のよさが分かりだしたのは、やっぱり大学に入ってぐらいからだった。

でも、りんりんはまだ1歳半。
どこに連れて行ってもまだ文句は言わないし、移動はベビーカーがある。
そういう意味では、同じ子連れでも、これくらいちっちゃいほうが大人主体で京都は楽しめる。

紅葉で京都は道路も混んでいるだろうし、なるべく電車でアクセスのいいところ、
私もダンナもまだ行ったことのないところ…
いろいろ考えた結果、「南禅寺」に決定!
私たちが泊まったホテルから地下鉄東西線で1本、「蹴上」駅から歩いてすぐだ。


南禅寺は13世紀末、亀山法王によって開かれ、もっとも格式高い禅寺のひとつと言われている。
ちなみに「湯豆腐」の発祥地は、この南禅寺周辺だとか。

まずは、南禅寺の正門である「三門」へ到着。

       
       ↑門の向こうに色づいた木々が絵画のように見える

この三門は、“日本三大門”のひとつだそう。
巨大な門の中には階段があり、上に登れるようになっている(有料)。
ダンナは登りたがったけど、りんりんがいるので階段は大変だし、
まだまだ見どころはたくさんあるのだから、と却下。

でも、今、ネットで門の上からの風景を見たら…ものすごく美しい!!
歌舞伎で石川五右衛門の「絶景かな絶景かな」という名セリフがあるそうだけど、
まさしくここからの風景だそうで…
しまった、見逃した。。。

       
       ↑三門から法堂へつづく参道

       
       ↑重要な法要などが行われる法堂(はっとう)

法堂の脇には、突如、西洋風な赤レンガのアーチが。
これは琵琶湖から京都市内に引かれた水路、“疎水”。

       
       ↑日本の伝統建築群のなかに美しく溶け込んでいる

そのアーチの下をくぐって階段を登ると、南禅院へ。
りんりん、この非日常なシチュエーションが気に入ったのか、
階段もものともせず、一段一段登っていく…!

そしていよいよメインの、南禅寺発祥の地「南禅院」に入る。

       
       ↑縁側からは燃ゆるような美しい庭園が…!

ここの庭園は、鎌倉時代当時のおもかげを残す池泉回遊式というもの。
京都の三名勝史跡庭園の1つといわれるだけあって、思わず息を呑むほどすばらしい。
観光客でいっぱいなんだけど、その気配すら忘れてしまいそうな、
幽玄美の世界に包まれている…

              
              ↑庭園で、めずらしい?3ショット


南禅寺にはこのほかにもたくさんの院が点在し、敷地はそうとう広い。
それこそ1日かけてじっくり見て回れると思う。
今回は子連れだったし新幹線の時間もあったので、主要なものしか見られなかったけど…
京都のほかの有名なお寺に比べて、それほど人でわさわさしてなくて、
なかなかよかった。大満足!

東京住まいとなった今では、紅葉のすばらしい季節に京都を訪問なんて簡単にできないけど、
またりんりんが大きくなったら京都を歩いてみたい。
「つまんない~~~」って言われそうだけど…
                                       おわり




南禅寺 http://nanzenji.com/
    京都市左京区南禅寺福地町
   ※バリアフリーではないけど、バギーで通りにくい道もあまりなかったし、
    小さい子連れさんもちらほら見かけました

子連れ京都旅行(2)―やっぱり1歳児には…

2008-11-12 | 子連れ旅行*1歳
結婚式に出席すべく、京都の下鴨神社にやってきたわが家。
迎えに来た巫女さんとともに親戚一同整列し、いよいよ出発(参進の儀)!
“今日は特別な日”というのが分かってるのか分かってないのか、分からないけど、
りんりんも列に並ぶ。

          
          ↑白無垢の花嫁と花婿を先頭にゆっくり進む

式が執り行われる「葵殿」はもちろん重要文化財、
赤いじゅうたんが敷きつめられ、厳粛な雰囲気…!
ぴーんと緊張の糸が張りめぐられ…

そして、お祓い(修祓の儀)が始まった。

しばらくして、早くもりんりんが騒ぎ始める!
シーッ、静かに~~」といくら言っても、通じない。
じっとしていることにガマンできず、動き回りたくて仕方ないよう…

多少は騒いでもいいよ、と言われていたけど、
さすがにこの神聖なる雰囲気をブチ壊すのが忍びない。
私はりんりんを連れて、なくなく外に出ることにした。

解放されたりんりんは、うれしそうにクツをはいて、そこらじゅうをただ歩き回る。
私は、中に入りたくてウズウズ… 
初めての神前結婚式、どんなものか見てみたかったよぉ~~

HPによると、3つの杯をかわす三献の儀、玉串をお供えする玉串奉奠(ほうてん)の儀、
両家の親や親族と契りを結ぶ親子固めの儀、親族固めの儀と、
いくつかの儀式をおこなって、晴れて夫婦となるようです。
日本の結婚って、やっぱり“家”や親族のつながりを重要視してきたのねー、とか、
当たり前だけど、“誓いのキス”はないんだ~、とか、改めて実感。
ああ、参加したかったよぉ~っっ

式の後は外で集合写真を撮ったり、思い思いに記念撮影大会。

   ←やっぱり和装の結婚写真もいいな~♪


それからご一行はタクシーに乗って、三条にある「先斗町 禊川(ぽんとちょう みそぎがわ)」へ。
今回は身内だけの結婚式ということで、ここのお座敷で披露パーティが行われた。

あぁ、なつかしの先斗町!
学生のころ、このあたりでもよく飲んだなぁ。

もとお茶屋だったという、京都らしいたたずまいの「禊川」は、
今ではすっかり確立された“フランス会席”というジャンルの先駆的な存在らしい。
“お箸で食べるフレンチ”ということで、年配の人もいる披露宴なんかぴったりのお料理だし、
お座敷だから、子連れの私たちにとってもありがたい。

  
  ↑宴も盛り上がり…

  りんりんは撃沈…なんか笑えます→

おなかが満たされたとたん、お昼寝タイムに入ってくれたおかげで、
私はゆっくりお料理を堪能♪
美味しい料理にお酒(しかも真ッ昼間から)、子どもができてから宴会なんて、
このとき初めてだったかも? 感激したの覚えてます。


なんかずい分昔のことのようだけど、たった2年前なのね。
ってゆーか、この兄夫婦が今年結婚2周年だという事実に改めてびっくり。
だって、2人の間には1歳半の女の子と(あれ、計算が…?というツッコミはおいといて)、さらに最近、2人めがおなかの中に…!
家族も増えて、ますますお幸せに。。。


パーティが終わって、名残惜しいけど解散。
わが家はせっかくだから京都に1泊して、翌日東京に帰ることにしていたけど、
みんなは関西に住んでいるのでそのまま帰ることに。

みんなと別れて、とりあえず今晩泊まるホテルへ。
そこからも近い、京都市役所前駅から歩いて数分の「ホテル西山」。
でも、いまネットで調べてみたら、リニューアルしたのか
NISHIYAMA RYOKAN」と名前が変わり、しかもこじゃれた旅館に変身していた。
以前は、“和風のビジネスホテル”っぽい感じがして、正直、なーんの印象も残ってなかったんだけど…

でも交通至便で観光には便利。
その日は披露パーティでおなかいっぱい食べるし、素泊まりにしていて正解だった。
夕方、観光がてら、近くの寺町通りや新京極通りをブラブラ。
ごはんもテキトーにこんへんで食べた。

このあたりは京都ならではのショッピングエリアで、おもしろい店がたくさん並んでいるけど、
りんりんがいると、落ち着いて店にも入れやしない…
ほんとにブラブラするだけで終わり、りんりんも私たちも、疲れもあってその晩は早々に床に入った。
翌日の京都観光に備えて、ね。
                                      つづく

子連れ京都旅行(1)―神社で結婚式♪

2008-11-09 | 子連れ旅行*1歳
ちょうど2年前、2006年11月――
私の兄がめでたく結婚が決まり、当時1歳半のりんりんとみんなで式に出ることになった。
場所は京都の下鴨神社
ちなみに神前結婚式に参加するのは、私も初めて。ワクワク…♪

下鴨(しもがも)神社は、上賀茂(かみがも)神社と並んで京都最古の神社で、
世界遺産にも登録されている、格式高そ~な神社!
そんな厳かな神社の結婚式で、りんりんが騒いでしまったらどうしよう…!?
と、一抹の不安は抱きつつも。。。


結婚式当日は、そんな不安も吹き飛ばす青空!
(それにひきかえ、私の結婚式は嵐のような大雨だった…)
折りしも京都は、紅葉も深まりつつある観光のベストシーズン。
兄よ、いい時に式を挙げてくれて、ありがとう~!!

         

下鴨神社は広大な森に囲まれた、それはそれは美しい神社。
境内に入ると、まるで心が洗われてくるような清々しい気持ちになる。
(このころはブログやってなかったので、あまり写真を撮ってなかったのが残念…)

   
   ↑おめかししたりんりん、境内を歩きまわる♪

            
            ↑七五三シーズンだったので、こんなのものも…

      ←とにかく紅葉がすばらしい!


親族控え室で、式の時間まで待機。
下鴨神社には、国宝である本殿をはじめ、多くの建造物が重要文化財に指定されているけど、
私たちが控えに使わせてもらった「供御所」も重要文化財のひとつ。

ここで昆布茶とお茶菓子をいただいたり、
準備を整えた花嫁・花婿と記念写真を撮ったり…

      ←ばぁばと控え室で

ここのスロープが、りんりんお気に召したようで…

     おっとっと…と何度も駆け下りる→

りんりんはたしか1歳3ヶ月くらいでひとり歩きができるようになり、
このころはもう、歩くのが楽しくて仕方のないころ。
1分たりともじっとしておらず、絶えずちょこちょこ動き回っている。
ずんぐりむっくりした体をゆさゆささせて、まだおぼつかない足取りだけど…(笑)
なつかしーなぁ… 1歳のりんりん。

しかしこんな調子で、大丈夫かしら、式の間…
すでにりんりん、興奮MAX。。。
式の間、じーーっとしとくんだよっっ
(…と言っても、この頃はまだ通じません…)
                                 つづく