朝鮮について知りたい

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教育を受ける権利と朝鮮学校―高校無償化問題から見えてきたこと-

2011年10月19日 | 帝国主義・植民地

日本の高校に相当する朝鮮高級学校で学んだ、2010年度の3年​生たちは、高校無償化適用に知らせを聞くことなく2011年3月​に卒業した。

…「私たちに権利をください 学ぶ権利を… 私たちの前に突然現​れた差別 必死になって戦うなんて 想像も出来なかったあの日」​…

このような訴えが、「人権の世紀」ともいわれる21世紀の日本社​会で、外国人ではあるが日本で生まれ、これからも日本社会で生き​ていく在日朝鮮人3世、4世の子供たちから発せられていることの​意味を一度、深く考えてみる必要があるのではないだろうか。

…在日朝鮮人のなかには、執拗に繰り返された同化政策によって民​族性を喪失し、日本人化を強要された人々が少なくない。そのよう​な在日朝鮮人に泰氏、過去の清算のための原状回復として現在、最​も強く求められるのは、子供たちが通う朝鮮学校をめぐる必要な教​育条件整備のための積極的な措置と支援を行うことである。
…在日朝鮮人と日本市民は、他民族多文化共生社会の実現という長​期的な展望のもとに、これらの可能性を現実のものとしていくこと​であろう。


今日の本、「教育を受ける権利と朝鮮学校―高校無償化問題から見​えてきたこと―」(朴三石著)から抜粋しました。
まずは差別について知ること。それが差別なのかどうか、自分の目​で見極めること。大事だと思います。一読を。



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