以前ここでも書いた夏石鈴子の本の中に出てきた作家です。
とはいっても、後書きか何かで夏石さんは彼女の詩集を読んだそうで、
でも詩集を読むほどポエティックというか、文学的でもないので
興味はあったけど、そのまんま「平田俊子」という名前は忘れてました。
そしたら、姉が福岡に戻ってきたときに、彼女の本を買ってたんですわ。
詩だけではなく、エッセイや小説も書いているらしく、
でも詩人であるだけに、言葉の一つ一つ、改行とか、文字の配列にも
細かく気が使われてます。
本を読んでても、目が文字を追ってるだけで意味がつかめないこととかあるけど
この人の本は(夏石さんもそうやったけど)、すんなり頭に入ってきました。
で、この本にはタイトルになってる「ピアノ・サンド」と「ブラック・ジャム」
の二編がおさめられておりまして。
(長めの後書きというのもあるので、三編というべきかも)
両方ともおもしろかったけど、「ブラック・ジャム」の方が内容が刺激的で
印象に残りました。
子供の頃に火傷して、そのあざがずっと腕と足に残ってる女性が主人公なんやけど
読んでいくうちにいろんなことが判明していくんです。
自分も決して美人というタイプではなく、明らかに世の中の少数派に属するけど
目に見える障害を持つ、人とは違う外見を持つことの辛さというか、
とにかくほんわかした内容ではなくて、どっちかというと後味悪そうな雰囲気
なんですけど、引き込まれていって、それでいて読み終わった後の不快感はなく…
おもしろかったです。
好きな作家がまた一人増えました。
とはいっても、後書きか何かで夏石さんは彼女の詩集を読んだそうで、
でも詩集を読むほどポエティックというか、文学的でもないので
興味はあったけど、そのまんま「平田俊子」という名前は忘れてました。
そしたら、姉が福岡に戻ってきたときに、彼女の本を買ってたんですわ。
詩だけではなく、エッセイや小説も書いているらしく、
でも詩人であるだけに、言葉の一つ一つ、改行とか、文字の配列にも
細かく気が使われてます。
本を読んでても、目が文字を追ってるだけで意味がつかめないこととかあるけど
この人の本は(夏石さんもそうやったけど)、すんなり頭に入ってきました。
で、この本にはタイトルになってる「ピアノ・サンド」と「ブラック・ジャム」
の二編がおさめられておりまして。
(長めの後書きというのもあるので、三編というべきかも)
両方ともおもしろかったけど、「ブラック・ジャム」の方が内容が刺激的で
印象に残りました。
子供の頃に火傷して、そのあざがずっと腕と足に残ってる女性が主人公なんやけど
読んでいくうちにいろんなことが判明していくんです。
自分も決して美人というタイプではなく、明らかに世の中の少数派に属するけど
目に見える障害を持つ、人とは違う外見を持つことの辛さというか、
とにかくほんわかした内容ではなくて、どっちかというと後味悪そうな雰囲気
なんですけど、引き込まれていって、それでいて読み終わった後の不快感はなく…
おもしろかったです。
好きな作家がまた一人増えました。
