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モヴィエ日記

映画の感想とか、いろいろです。

近畿地方のある県と県との位置関係について

2025-08-13 22:12:31 | Weblog
そんなわけで世間では何やら高校野球の出場辞退が話題となってるようですが、
この手のニュースを聞くたびにいつも思うんですよね、
高校の部活動や大学のサークルでこういう不祥事や問題を起こすのっていつも体育会系やないですか。
文科系が事件を起こしたってな話、聞かないやないですか。
書道部が下級生に暴行振るったってな話、聞いたことありますか?
吹奏楽部が寮で大麻栽培してたってな話、聞いたことないですやん。
鉄道研究部の顧問が悪質タックル指示したってな話、どれだけ検索しても見つからないでしょうが。
これらの事例から、スポーツやってる奴は人間としての質が劣ってるってな結論が導き出せると思うんですが……って、
皆さまご存じの通り、このgooブログも間もなく閉鎖されるそうなので、
どうせ消えてしまうんやったら思いっきり暴言吐いたろかって思ったりなんかして、
それかこの際、赤木アナウンサーの大きなお尻の魅力を延々と書き綴って顰蹙を買いまくって幕を閉じたろかとか、
まあどうしようか考えあぐねてるんですけどね。
もうブログなんかやめたろか、どこかに移転して続けようか、
移転するなら過去の記事を引き継ごうかどうしようか、
残すほどの価値はないとは思うけどでもなくなってしまうのはちょっともったいない気もしたりなんかするのでねえ、
さあどうしましょうかってところなんですがその前に、
書こう書こうと思ってて、画像まで用意してるのに投稿しそびれてるネタがいくつかありまして、
閉鎖される前にそういうのをちょっと書いておこうかなあと思いまして、
まずはこちらをご覧くださいませ。


懐かしいなあって思う方もいらっしゃるでしょうか、
NHKのニュースで放送されてたコロナ感染者数の一覧ですけど、
この地図を見ると、長野県が変な形してるなってのがよくわかりますよね。
それからよく見ると茨城県も逆L字型みたいになってるけど、これって、
長野県と静岡県が接してるのとか、栃木県が海に接してないこととか、
そういうことを忠実に表すためにこういういびつな形になってるんですよね。
でもその割には他の地域は、四国が田の字型になってるように、
どこの県と県とが接してるかとかそんなことあまり気にせずに雑になってるんですよね。
なんじゃこりゃって感じですけど、まあ雑なら雑でまだいいけど、
問題は近畿地方なんですわ。
これを見ると奈良県と滋賀県が接してるけど、これは間違いで、
実際にはこの地図では離れて描かれてる三重県と京都府とが接してて、奈良と滋賀は離れてるんですよ。
なんか、全体的には雑なくせに妙なところでは正確さにこだわって、
でも間違いをやらかしてるという、なんなんですかね、この地図って。
しかもこれがコロナ禍の期間中ずっと放送されてたんですよ。
誰かが指摘して訂正されるかなと思ってたけど、誰も気づかなかったんでしょうかねえ。
そんな地図もコロナが5類に移行してもう見られなくなるかと思ってたら、


その後の定点観測的になってからもまだ同じ地図を使ってやがって、
なんだかなあって感じなんですが……と、
まあ古い話なんですがこういうネタの総ざらいをして消滅していきましょうかねえ、このブログも。
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タイパよくなりたいぱ

2025-07-16 22:23:25 | Weblog
さて、犬吠埼を後にして大阪に戻るんですが、
今回は成田空港からピーチで関空まで行くことにしまして、
そのほうが東京駅まで出て新幹線で帰るより安くて速いからなんですが、
ちなみに往路では前に書いたように品川駅で下車してるので、
今回は東京駅を利用しなかったというこれは自分の東京旅行史上初の快挙となったわけですが、
ところが銚子発のJRの便数があまり多くないので、
成田を17時35分発の便に乗るために、少し余裕を持って行こうとすると、
15時30分ごろに成田に着くことになってしまって、
でも展望デッキで眺めてたらあっという間に時間が経ってしまうからいいやって思ってたらなんと、



その展望デッキが改修工事中とのことで利用できないんですわ。
それだけでなく飲食店やフードコートなどの窓も、僕が見た限りではすべて覆いで隠されていて、
さてどないしよかなあってうろうろ歩き回って、



このマッサージチェアで時間をつぶそうかなあとも思ったけど、



なんとか飛行機の眺められるベンチを見つけて、
テイクアウトのドリンクを持ってきてしばしボケーっとした後、
16時30分ごろに、搭乗手続きをしようと行ってみると、



なんと遅延が生じてるやないですか。
というわけでさらに時間をつぶさなければならなくなって、
困り果てましたねえ。
この第1ターミナル内はもうさっきだいたい見尽くしてしまってますからねえ。
それで仕方なくまた地下へ降りて、JRの駅の辺りをうろついてみたけど、
この辺はさほど見るところもなくって、
もう疲れ果てて駅と第1ターミナルを結ぶ地下通路にあるベンチに座って、
本当に何もすることなくボケーっと1時間近く過ごし、
そして17時30分ごろに搭乗手続きを済ませてピーチのロビーに向かい、
そこでまた1時間以上ボケーっと座って時間をつぶし……と、
なんとももったいない時間の使い方をしてしまいましたが、
ちなみにこのピーチのロビー内には軽食スタンドがあって、
うどんやカレーライスがわりと手ごろな値段で売られてまして、
犬吠埼でお昼を食べたっきりなのでそろそろお腹もすいてきたところなのでちょうどよかったけど、
これが立ち食いのスペースが8人分ぐらいあるだけで、結構混んでたので、
まあいいや、ピーチは座席の間隔がぎゅうぎゅうやから、
もしフライト中にトイレに行きたくなったら面倒やしってんで諦めて、
少しぶらぶらしてると、



ここでもまたマッサージチェアを発見しまして、
しかしどうしてこんなにたくさんのマッサージチェアが空港に必要なんでしょうか、
しかも誰も使ってないし。
ひょっとしてボンクラ政治家のドラ息子が絡んでたりするんでしょうかねえ、
詳しいことは知りませんが。
で、そんなわけでまた1時間以上ボケーっとしてやり過ごした後、
やっと搭乗開始……しかしこれが、そもそも機材繰りのための遅延ということもあってか、
ボーディングブリッジで乗り込むのではなくって、
バスに乗せられて機体のところまで運ばれることに。
ほんの数分の道中でしたけど、ついさっき他の機体が走ってたところをバスで通るやなんて、
「007 カジノ・ロワイヤル」のマイアミ国際空港の場面を思い出させられるけど、
ここ成田国際空港ではあんな物騒なことは起こらず、無事に搭乗……すると、



窓際の席でして、
ABC通路DEFとなってるところのF席でさらに、
隣のDEが空席で、しかも前のほうの席やったんで、
これやったら前のトイレに楽々行けるやんって思ってるうちに機体は動き出し、
しかし、離陸着陸が込み合ってるとかでなかなか離陸できず、
結局、当初17時35分発の予定が19時発に延期されたこの便が、
成田から飛び立ったのは19時40分ごろで、
しかし成田で見た案内には「機材繰りのため」ってあったけど、
機内アナウンスでは「当初予定していた機体に不備が見つかったため……」とかなんとか言ってて、
それで別の機体でのフライトとなったのなら本来は安心していいところなんやろけど、
なんか余計に不安な気持ちになってしまうのはなんでなんでしょうかねえ。
とは言え、美しい夜景を眼下に眺めてるうちにあっという間に関空に着きまして、
本来なら成田→関空間は1時間半ほどかかるはずですが、
それが1時間10分ほどかかっただけの20時50分ごろに着きまして、
遅れを取り戻そうと急いだんでしょうかねえ、
そう言えばエンジン音がいつもより大きかったような気もするけど、
しかしそう頻繁に飛行機に乗ってるわけでもないので確かなことは言えないけど、
とにかくそんなわけで、ものすごく無駄な時間の多かった帰路となりましたが、
振り返ってみればまあそれなりに楽しい旅なのでした。
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かたおもいぬぼう

2025-07-10 23:17:03 | Weblog
さて、JR銚子駅のホームの端のほうに行きますと、
ここから先は銚子電鉄銚子駅ということになりまして、
しかしこの銚子電鉄と言えば、経営難を濡れ煎餅の売り上げで乗り切ったとかで有名ですけど、
実はまだまだ苦しいらしくって、
自社の路線に「犬吠崖っぷちライン」とか命名して、
しかも車内アナウンスでもその呼称で押し通してて、
それに加えてそれぞれの駅名にもネーミングライツを設定してるらしく、
しかもこれが単に企業名を冠したりしてるだけではなく、
例えば「笠上黒生(かさがみくろはえ)」という駅があるけど、ここのアナウンスは、
「かさがみくろはえ、かさがみくろはえ、髪の毛黒生え、かさがみくろはえ」
とか言ってて、ずっと乗ってるとだんだん腹立って来そうになるけど、



どういう理由でだか「ロズウェル」などと名付けられた君ヶ浜駅で降り、
田舎道をとぼとぼと歩いて今夜の宿へ。



おおっ、ここにも広告入りベンチが。
ちなみにこの前書き忘れたけど、
銚子で食べた金目鯛の煮つけ御膳についてたお刺身はヒゲタ醬油を付けていただきました。
でもってここで1泊し、翌朝、



木立の間をしばし歩くとやがて海が見えてきて……



ほら、あれが今回の旅のメインイベント、犬吠埼灯台。



どーんと聳え立っておりますねえ。
さて、登ることにいたしますが、



そう、ここはあの「片思い世界」のロケ地なのでした。
彼女たちはまだ若いし、それに○○やったから楽やったかもしれんけど、
おっさんには99段はとてもしんどかったよ~。
それでも登りきると、



おお~いい眺め。
眺めはいいけどしかし風がものすごく強くって、
構えたスマホが飛ばされるんやないかと気が気でなかったですよ。
そして傍らの資料館には、





サイン色紙も飾ってありました。
さて灯台の立つ高台から降りて、浜辺のほうへ。



この辺で撮影されたんかなあ。



あの岩場は釣り人のいたところでしょうか。
う~ん、よく覚えてないや。



でもこうして見上げる姿もなかなかのもんですなあ。
さてこの犬吠埼で映画と言えばもう一つ、
東映のオープニングのざっばーんもここで撮影されたんだそうで、



この真ん中の岩がそうらしいけど、
う~ん、上から見下ろしたんじゃあなんかショボいけど、
ホンマにあれなんやろか?
で、少し離れたところでは磯まで下りられるようになってて、







ちょっとブラタモリ気分。
間近で見ると迫力ありますねえ。



さて、そんなこんなで犬吠埼灯台を後にして、





崖っぷちラインの岩下の新生姜駅から帰途に尽きまして、
しかし「片思い世界」のなかでは車窓から灯台が見えてたけど、
あれは映画ならではの演出やったんでしょうか。
新生姜駅までのところではそんな光景は見られなかったけど、
でもひょっとしたらこの先の路線では実際に見られたりするんでしょうかねえ。
って言うか、そう言えば僕は今までたぶん一度も、
夜に明かりを照らしてる灯台を見たことがないということに気づきまして、
今回、灯台のすぐ近くに泊ったのにその機会を逃すとは残念やなあって、
これはまあ後から思えてきたことなんですが、さて、
後は大阪に帰るだけかと思いきや、この先ひと苦労が待ち構えておりまして……と、次回へ続く。
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ジョージアの100万本のバラの花

2025-06-27 00:28:55 | Weblog
さて今年は放送100年とやらでNHKなんかはいろいろと特集を組んでまして、
またNHK大阪放送局では米朝師匠生誕100年の特番を放送したりもしてますが、
実は今年、もうひとつ重要な100周年がありまして、
それはチャップリンの名作「黄金狂時代」の公開100年でして、
それを記念して世界各国で、100年前に初めて上映されたその日、
6月26日に上映会を開くという一大イベントがありまして、
それも「サイレント4K修復版」と銘打たれちゃあ見に行かんわけにはいかんでしょうがってなもんでして、
「4K修復版」だけなら最近よく見かけるけどそれが「サイレント」なんですからねえ。
というのも1925年製作の本作は当然サイレント作品なわけですが……と、
その辺の詳しいことは上映前に大野裕之さんが語ってくれてますが、
そう、前にもこのブログで書いたことのある日本チャップリン協会会長の大野さんのトーク付き上映会となっておりまして、
しかしチャップリンの貧しい生い立ちからアメリカへ渡っての成功までを詳しく詳しく語ってくれて、
それはそれで面白いけどなかなか本作の話が出て来なくって、
予定の20分の半分ほどを過ぎたあたりでカンペに急かされてやっと本題に入ってくれまして、
1942年にチャップリン自身がナレーションと音楽を付け、
字幕タイトルを取っ払った「トーキー版」が製作されまして、それ以後、
こちらが著作権を継承した決定版となったわけでして、
それだけならまだしもラストシーンが大幅に異なっておりまして、
しかしその辺については大野さんはあまり多くを語らずに去って行かれましたけど、
詳しく述べるとなるとストーリー上のネタバレになってしまうので避けられたのか、
それともあまり下世話な話には立ち入りたくなかったからなのか、
定かではありませんが、この後、京都の劇場でもトークをされたそうですが、
そちらのほうは上映終了後とのことなので、ネタバレありで語られたんだかどうなんだか、
まあそれは謎なんですが、淀川長治先生とのチャップリンにまつわる思い出話でトークショーは幕を閉じまして、
さていよいよ本編上映と相成りますが、
実は本作を見るにあたって最も不安やったんが音楽なんですよ。
事前に得た情報では「ティモシー・ブロック氏によるスコアの復元・編曲」なんて記してあって、
ということは1942年版のあの音楽とちゃうんかいな!?って心配してたんですよ。
サイレント映画につけられる音楽って、僕の場合はどうしても最初に聴いたものの影響を強く受けるようで、
「アンダルシアの犬」の有名な、目玉を剃刀の刃でスパッと切る場面、
最初に見たときには陽気なタンゴの音楽が付いてて、
その音楽と映像のイメージのあまりにもかけ離れてるのがとても印象に残ったけど、
その後に何度か見た際にはいつも前衛的な音楽が付いてて、それは映像の雰囲気とはマッチしてるけど、
僕としてはあえてミスマッチを選んだあのタンゴの音楽でもう一度見てみたくてたまらないんですよねえ。
それからフリッツ・ラングの「メトロポリス」、
どれだけ評判が悪かろうと、どれだけ後に長尺版が復元されようと、
僕としては最初に見たジョルジオ・モロダーの音楽が付いたヴァージョンこそ決定版なんですよ。
だから、ティモシー・ブロック? 何者じゃ!?ってところやったんですけども、
これは大野さんが事前に話してくれたように、
1942年版のチャップリン自身による音楽を基にブロックさんが再編曲してくれたとのことで、
というわけで、アラスカの鉱山に群がる人々のバックに流れる不穏な音楽、
そこに我らが浮浪者までがやってくるというシュールな光景に、一転してコミカルな音楽、
そしてロールパンのダンスの場面にはあれ以外考えられないあの音楽……と、
トーキー版の音楽付きでサイレント版を鑑賞できるという、
何とも奇妙な、しかし至福の体験を味わえたわけですが、
でも音楽と言えばやっぱり一番印象深いのが「ジョージアのテーマ」と勝手に命名しますが、
ジョージア・ヘイル演ずるヒロイン・ジョージアを印象付けるあの可憐な音楽、
もうこれに尽きますよねえ。
チャップリン最大の魅力と言っていい、喜劇のなかに盛り込まれたペーソス味、
それを象徴するかのようなこの音楽、
これなくして「黄金狂時代」とは言えませんもんね。
字幕タイトルに「Georgia」と出るたびにバラの花まで添える、
そんなヒロインとして最上級の扱いのジョージア……なのに、
なのになぜ、1942年版ではラストシーンがあんなことになってしまったんでしょうか。
実は1925年版のほうはパブリック・ドメインとして出回っていて、
僕もその昔レーザーディスクのソフトを買って見ておりましたが、
どうして1942年版ではチャップリンとジョージアが階段を昇って行く後ろ姿、
それも画面の隅のほうに映ってるだけの、そんな場面がラストとなってるんでしょうか。
どうしてオリジナルの、2人のキスシーンのラストをバッサリとカットしてしまったんでしょうか。
字幕タイトルをすべてカットしたのはひょっとしてバラの花のイラストを消し去りたかったからでしょうか。
ひょっとして……と、ここまで状況証拠がそろうと下世話なことを考えずにはいられませんよねえ。
でも、女性とは数々のトラブルに見舞われたチャップリンではありますが、
ジョージア・ヘイルとの間には特に問題はなかったみたいですし……う~む、
これは映画史上最大の謎といってもいいんやないでしょうか。
どうしてそこまでジョージアへの想いの痕跡を消したがるのか、
う~む……とは言え、
「ジョージアのテーマ」のような美しくて、そして少し物悲しい、
こんな素晴らしい曲を付けること自体、彼女をヒロインとして高く評価していたことの表れと言っていいかも知れませんし、
たとえ今回の復元が、あるいはチャップリンの意思に反するものだったとしても、
これは映画ファンにとってとても喜ばしいことと言う他なく、
この日を世界中で祝えたことを……恐らくは日本が最速の上映で、
欧米ではこれからやと思うけど、とにかくそのことが嬉しくってたまらなく、
ホント、この100年映画は、そして人類は果たして進化したのかとすら思えますねえ。
だって例えばヒッチコックの「裏窓」の、
グレース・ケリーがアパートの向かいの部屋に忍び込む場面、
その部屋の住人が間もなく戻ってくることは観客(とこの場合はジェイムズ・スチュアートと他一名)しか知らず、
彼女自身はそのことを知らないという状況がよりサスペンス味を増すというこの演出技法を、
その30年も前に本作の冒頭の、クマがすぐ後ろを歩いてるのにチャップリンは気づいてないという、
あの場面でサラリと見せてくれてるんやもんねえ。
えーっと、そんなわけで魅力に満ち溢れててまだまだ語りたいことが多すぎますが、少しだけ付け加えると、
最初のほうで、少しだけ身のついたニワトリの骨にむしゃぶりつく表情、
そして大晦日の夜の約束をすっぽかされ、遠くの酒場のほうを見遣る横顔、
それぞれのチャップリンの表情がもうたまらない、そんな「黄金狂時代」なのでした。
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ちょちょっと銚子に

2025-06-23 00:51:48 | Weblog
というわけでやって来たのは千葉県銚子市。
まずは駅を出てきたのほうにぶらぶら歩くと、





広いですねえ、利根川。
さすが流域面積日本一ですねえ。
ちなみに対岸は茨城県でして、



この銚子大橋は川に架かる橋としては日本一の長さなんやそうな。



そしてまだ海に出てないのに銚子漁港があったりして、



漁師町のせいか、町の規模に比して異様に野良猫が多かったように思いますが、



イルカには会えなかったけど野良猫には会える町・銚子。





そして河童にも会える町・銚子。



謎の施設もある町・銚子。



ヒゲタ醤油が一大勢力を誇る町・銚子。



醤油作りだけでなく駐車場にまで手を広げる多角経営のヒゲタ醬油。
さてそんな銚子でご飯を食べることにしまして、
というのも前回書いたチェックインの門限が夜8時の宿ですが、
事前に調べたところその周辺の飲食店はすべて夕方5時に閉店するみたいで、
そこでそこへ向かう前に銚子で食事しようと思ったんですが、
漁師町やから美味しい魚料理を食べさせてくれるお店がいっぱいあるやろうと見込んでたけど、
これが全然見つからないんですよねえ。
リーズナブルなお寿司屋さんがいっぱいあるやろうと、これは事前に調べずに勝手に思い込んでたんですが、
とんだ当て外れでして、それで仕方なく、





ちょっとお高い店に入って金目鯛の煮つけ御膳なんてのをいただきまして、
さすがお高いだけあって美味しかったですよ、身がぷりぷりで。
できたらご飯のお替りしてこのお汁をかけて食べたかったけど泣く泣く断念して、
さて、そんな銚子を後にして向かった先は……と、次回へ続く。


こんな鉄板ネタも持つ町・銚子。
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そそくさと浅草

2025-06-19 00:20:38 | Weblog
さて、旅の2日目に向かったのは浅草の台東区民会館9階にある、
その名も「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」。
毎年、大河ドラマのご当地にこういう施設が出来てるのは知ってたけど、
今までまったく見てなかったので、訪れるのはこれが初めてですけど、
これが予想外になかなか充実してましたよ。



横浜流星の着てたのや、



安田顕の、



小芝風花の、



そして石坂浩二の着てた衣装が展示されてたり、
それから小道具類も、細見などの冊子類や、
エレキテル、死を呼ぶ手袋、
そして瀬川からの別れの手紙などなど、
実際に撮影に使われたものが多数展示されてて、ものすごい見応えでしたねえ。
でもこの前日、ジブリの展示でパシャパシャ撮りまくるのに反発を覚えたせいで、
それら小道具類をまったく撮らなかったのが今となっては悔やまれたりなんかして。
でも、なんで今年初めて大河ドラマを見てるかというとそれはもちろん、
福原遥ちゃん目当てなわけですが、彼女演ずる誰袖に関する展示が、
パネルでのキャラクター紹介ぐらいしかなかったけど、
今後、展示替えとかあるんですかねえ。
じゃあまた行こうかなあ……って、むちゃくちゃミーハーですけども、
でも「べらぼう」は彼女と関係なく、初回から面白く見てまして、
だいたい僕は時代劇は、映画でならともかく、
連続ドラマで、しかも1年間もの長丁場となるとちょっとついて行けなくて、
そもそも戦国時代とか幕末とかあまり興味ないし、
だから政治家や企業経営者が尊敬する人物に、戦国大名とか挙げてるのを見ると、
ケッ、死に絶えてしまえとか思ったりして、
かと言ってその昔、水野晴郎が参院選に出馬したとき、
その手のインタビューにハンフリー・ボガートって答えてたのも、
それはそれでいかがなものかと思ったりするわけですが、
それはさておき、蔦重という市井の人物がのし上がっていく様を、
数々の文化人との関わりのなかで描いていくドラマがとても面白くって、
しかし今のところ誰袖と蔦重との関係にあまりドラマティックな要素がなくって、
そこがちょっと物足りなかったりもするけど、まあ今後に期待というところなんでしょうか。
あと、出演者のサイン色紙がずらずらずらーっと展示されてたのは圧巻で、
そんななかで生田斗真が「嫌いにならないでください・・・」って書き添えてたのが笑えましたねえ。
それで、この大河ドラマ館の来場者には、
蔦重ゆかりの地を巡る巡回バスに無料で乗れる特典があって、
耕書堂の跡地やら、平賀源内の墓所やらを見て回れるんですが、
これは今回はパスしまして、というのも、
最近インバウンドの影響で安いホテルがなかなかとれなくって、
その結果、旧吉原地区のなかにあるホテルに泊まることも多く、
そうすると周囲にそういうお店がたくさんあったりして、
「女性の性感染症無料診察します」みたいな看板を見かけたりするんですが、
だから蔦重ゆかりの地は今度そういうところに泊ったときに訪ね歩くことにしまして、
ちなみに今回は浅草にもっと安いところを見つけてそこに泊ったんですが、
安いところは設備やサービス面ではちょっとあれですけど、
どうやらひとりで経営してるらしいところが多く、
御主人と気さくにおしゃべりできるのが楽しかったりするんですが、
えーっと、そんなわけで巡回バスはパスして、
それから東京国立博物館で特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」ってのもやってて、
これも興味あったんですがちょっと断念しまして、
というのもこの日は東京を立ってあるところで泊まるんですが、
そのチェックインの門限が夜8時とのことで、
ちょっと早めに東京を後にしなくてはならなくって、





浅草の地下街で「PERFECT DAYS」で役所広司の行きつけの飲み屋として使われたお店を見た後、
さて向かった先は……と次回へ続く。
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空想の羽ばたくひつじたち

2025-06-12 00:12:11 | Weblog
ところで3月の東京旅行には実はまだ続きがありまして、
実はメインの目的は「火の鳥展」を見ることやったんですけども、
これがねえ、どうもねえ、
本展はとある有名な生物学者さんが「企画監修」という肩書で関わってるんですけども、
なんか、彼が「火の鳥」をダシにして自説を展開するための場みたいになってしまってるような気がしてねえ。
手塚治虫より目立ったらアカンやろが。
去年、京都で見た「ブラック・ジャック展」はそんなことなくて最高やったのに、
ちょっとガッカリでしたねえ、わざわざ東京まで出かけたのに。
しかしそれに懲りずに……というわけではないけど先日またまた東京まで旅行してまいりまして、
新幹線で初めて品川駅で下車し、すぐ頭上を飛ぶ旅客機の腹をいくつも眺めながらぶらぶら歩き、
あれは川と言うのか水路と言うのか、定義はよくわからんけどとにかく橋を2つ渡って、



天王洲アイルにある寺田倉庫というところで行われてる、
「ジブリの立体造形物展」に行ってまいりました。



こんな風にポニョがお出迎えしてくれてまして、
立体造形物展というわけで、こういうのがいくつもいくつも展示されてるわけですが、
正直言ってあまり興味ないんですよね、こういうの。
僕は007やスター・トレックが好きで、そういうののフィギュアが売られてるのは知ってるけど、
ぜんぜん欲しいとは思わなくって、って言うかなんでこんなもん買う人いるの?って不思議なくらいで、
つまり作品それ自体にしか興味がないってところでして、
だから大きなフィギュアがいっぱい展示されてる本展にもあまり興味はなくって、
なのに他のお客さんたちはバシャバシャバシャバシャと、いちいち写真を撮りまくってて、
その邪魔にならないように動いてるとなかなか前に進めなくって結構イライラさせられましたけども、
ではいったいなんでわざわざこんなところまで出かけてきたのかというと、
それは本展で上映されてる「空想の空飛ぶ機械達」を見るためでして、
これはかつて三鷹のジブリ美術館での企画展内で上映されたものでして、
原作・脚本・監督そしてナレーションまでを宮崎駿が務めた、
約6分の超短編とは言えれっきとしたアニメーション作品、
つまり作品それ自体なわけでして、しかもこの機会を逃すといつ見られるやらわからんもんですから、
そりゃ見に行かないわけにはいかんでしょうがってなもんでして、
それで感想ですけども、その名の通り、
人類が昔から多くの作品で描いてきた空想の空飛ぶ機械達を紹介していくものでして、
いかにもジュール・ヴェルヌの小説にでも出てきそうなマシンがいっぱい登場するんですけど、
しかし出典が示されてるわけではなく、おそらくすべて宮崎さんの空想の産物なんでしょうねえ、
空飛ぶ海賊船が出てきたり、大タコに襲われたり、
そんなこんなが「天空の城ラピュタ」の音楽に乗せて綴られてて、
なんかもう、好きなことをやりたいようにやれてよろしいなあって感じの、
あっという間の楽しいひとときでございました。
それでまた展示のほうに戻りますが、興味がないと言いつつ、



「ラピュタ」のこれは奥行きの表現が見事で思わずパチリ、
すると、



こっちも撮っておきたくなりますねえ、名場面ですもんねえ。
やっぱり「ラピュタ」は面白かったなあ。
それから「紅の豚」のこれは、



この写真から伝わるかどうかわからんけどでかくて圧倒されましたわ。
あと「紅の豚」と言えば、



こんな展示もありましたけど、
彼の読んでる雑誌に描かれてるこのポスター、



"ALEXANDER'S RAGTAIME BAND"は「世紀の楽団」の邦題で公開されたもの、
"CABIN IN THE SKY"のほうは日本未公開のようですが、どちらも実在の映画で、
凝ってますねえ~。
と、そんなこんなで天王洲アイルを後にして、
次に向かったのは渋谷。
東京アニメセンターなるなんともオタクっぽい会場で開催中なのは、
その名も「ひつじのショーン展 with ウォレスとグルミット」。
実は「ひつじのショーン展」というのはこれまで全国巡回してて、
大阪でも昨年の2~3月に開催されてましたけど、
これがなぜか東大阪市の花園ラグビー場の近くの施設という、
都心部からは結構離れた僻地での開催でして、
いったいなんでまた……と不思議でならなかったんですが、
渋谷のど真ん中での今回は「with ウォレスとグルミット」と銘打ってくれてて、
W&Gに関する展示も最新作の「仕返しなんてコワくない!」まで盛りだくさんで、
ホンマにW&Gにももっと脚光が当たってほしいなあと思う今日この頃でありますわ。





そんなわけで3月の「火の鳥展」引き続いての、
珍しく漫画・アニメにどっぷりの東京旅行でありますが、
翌日はガラッと趣を変えまして……と、次回に続く。
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岩倉さんと岩田さん

2025-06-01 00:23:58 | 「舞いあがれ!」Flight Log
そんなわけで今年は放送100年だそうですが、
NHK大阪放送局も開局100年を迎えたとのことで、
「BK100年まつり」なる催しが開かれたのでちょっと出かけてまいりまして、
と言ってもこれが「BK朝ドラ60年まつり」と呼んだほうがいいんちゃうかってくらい、
もう朝ドラ関連の展示が大半を占めておりまして、
もちろん大阪製作の全作について紹介されてるわけですが、
僕にとっての見所はやっぱりこれ、



そう、「舞いあがれ!」に関するものでして、





そしてこんな丁寧なメッセージまで……



もう目頭が熱くなるのを禁じえませんよ、ホンマに。
言われなくても僕の心のなかにはずっとずっと残り続けてますからね。
そして衣装展示も。



ちなみに舞ちゃんの制服の隣のは「おちょやん」のものだそうですが、
これは最近知ったんですが、杉咲花って、
映画「吉祥天女」でユイカ様の役の子供時代を演じてたんですって。
へえええ~。
で、そんなユイカ様の「ファイト」は東京製作なので今回は展示はありませんが、



こちらは「ちりとてちん」の、



そして「てるてる家族」の小道具も展示されてまして、



ちなみにこの「岩田製パン」のケースは現在も美術スタッフの小道具入れとして、現役で活躍しているそうな。
しかしいちばん興味を惹いた展示は衣裳部屋の冷蔵庫でして、
その扉に歴代ヒロインがクランクアップの際にサインするのが慣例となってるそうで、
しかもそれを始めたのが、



なんと冬ちゃんとのこと。
確か当時歴代最年少のヒロインやったと思うけど、えらい大胆なことしはるねんなあ~。
で、その冷蔵庫は残念ながら撮影禁止やったんですけど、
夕方の関西ローカルニュースで放送されたのがこちら、





これ、写真ではちょっとわかりにくいけど、
冬ちゃんの隣に舞ちゃんが書いてるの、
それもサインの横にネジのイラスト描いて「大好き(ハートマーク)」ですって、
ああもう目頭が……



と、そんなわけで展示を堪能して帰路につこうと思ったんですけども、
ところがこの会場となってるBKのアトリウム、さっきからステージで生演奏が繰り広げられてるんですけど、
これって観覧募集してたイベント「BK朝ドラコンサート~ドラマを彩る音楽たち~」なんですよね。
ということはやはり募集してた「歴代ヒロインが明かす! BK朝ドラのヒミツ」なるイベントもここでやるんでしょうか?
それに舞ちゃんが出るというのを知ったときには既に応募は締め切られてて、
まあ応募したところでどうせ当たらなかったでしょうけども、
「事前応募制」とか書いてあったからてっきり、NHK大阪ホールみたいな会場で行われるもんやと思い込んでたけど、
こんなオープンスペースで開かれるんやったら見られるやんか!
と、思ってはみたものの僕は朝イチで出かけたので今からやと2時間以上待たなあかんがな、
それに「立ち止まらないでください」みたいな札を持ったスタッフさんがその辺をウロウロしてるので、
用意された客席以外のところでずっと立って観覧するというわけにもいかんのでしょうねえ、
というわけで諦めて泣く泣く帰ってきましたけど、
でもね、この翌日の尾野真千子らによるトークはラジオで中継されるそうなんですよ。
でも舞ちゃんのはされないのはなんでやねんな。
どーゆーこっちゃねんな。
ホンマに、尾野真千子の乗る新幹線を大爆破したろかいなってな気分ですけども、
そんなわけで僕と舞ちゃんのランデヴーはお預けとなりましたが、
まあいつか出会える機会はあるでしょう、
というわけでついでにこちらもご紹介。



こちらは舞ちゃんの大学の通学路とされたところですが、
市内のロケ地はいつでも行けるわと思っててなかなか行けないもんですけど、
ここは昨年の3月に行きました。
花園ラグビー場のすぐ近くで、ちなみにこの川は恩地川と言いまして、
この上流では「花まんま」の主人公兄妹の自宅の外観が撮影されたそうです。
そしてこの右側の木立の向こうには、



近鉄の車両基地がありまして、特急が洗車してるのが見えました。
ここからやったら忍び込んで近鉄特急大爆破もできそうやなあ。
とまあそんなこんなで、やっぱり「舞いあがれ!」は素晴らしかったなあって、
改めて思った1日なのでした。
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エンジョイ!ワイダ

2025-05-21 00:21:28 | Weblog
そんなわけで去る3月またまた東京旅行に出かけてまいりまして、
目的はまたまた国立映画アーカイブでして……って、
またか!って声が聞こえてきそうですけど、
去年の4月と8月に東京に行ったのも目的はやはりそこでしたからねえ。
まだここでは書いてなかったそのときのことをちょっと書きますと、
4月には「生誕100年 高峰秀子」の企画で計4本、
8月には「返還映画コレクション〔2〕」でエノケンとデコちゃん共演の「兵六夢物語」と、
デコちゃん三昧なわけでして、それに加えて4月には展覧会、その名も、
「生誕100年記念 東京タワー大特別展 逆境を乗り越えた大女優 高峰秀子の美学」も見て来まして、
その会場の東京タワーについでに初めて登ってきまして、





ついでに下まで階段で降りてきたりなんかして、



まあいろいろと面白かったわけですけど、
それで肝心の映画のほうはどうやったんやというと、
なんと言ってもデコちゃん御年5歳のみぎりのデビュー作、
「母」を見られたのが嬉しかったですねえ。
夫に先立たれ、幼い子供2人を育てるおかあちゃんのメロドラマなんですけど、
そんななか、デコちゃんがミシンをいじって遊んだり、
お絵描きをしてるうちに顔じゅうが墨だらけになってしまったりという、
ストーリー上は何の必然性もない場面に結構な尺がとられてて、
これはもうデコちゃんのための見せ場としか言い様がなく、
ひょっとして現場で、デコちゃんの利発さと可愛らしさから加えられたアドリブなんやないかと思われて、
東京タワーで展示されてた同作の台本を読んでみたくてたまらなくなりましたけども、
さて去年の話はこれくらいにして、
それで今年はというと「NFAJコレクション2025春 横浜と映画」という企画で、
横浜を舞台とした映画を集めたなかから、
清水宏監督の「港の日本娘」というのを見て来まして、
ところで、前々からこのアーカイブについて、関西にも分館を作ってくれとか、
フィルムを担いで全国巡回上映してくれとか要望を訴えてますけども、
でも実は関西でもミニシアターなどで時たま、このアーカイブ所蔵フィルムによる上映会などが行われてて、
僕も3年ほど前にそういう機会で衣笠貞之助の「狂った一頁」と「十字路」を生演奏付きで見ることができましたけど、
今回の「港の日本娘」も1933年製作のサイレント作品ということで、生演奏が付いてましたけど、
大阪での衣笠作品のときはピアニストの方の生演奏が付くと聞いてたので、
てっきりピアノを弾いてくれると思ってたらこれが電子オルガンでちょっとガッカリさせられまして、
まあ作品が前衛的なもんやからそっちのほうが似合ってると言えなくもないこともないこともないかもしれませんけども、
今回のアーカイブでは正真正銘ピアノの生演奏で、
また「港の日本娘」が割と単純な男と女のドラマって感じなので、
ピアノがいい雰囲気を醸し出してると思うけど、
ただ正直言って清水宏にはこういう通俗的なのは不得手やったんかなあって気もする、そんな作品でした。
それよりもこれと同時上映されてた「成金」というのが興味深かったんですよ。
1918年製作で、どうやら輸出を前提として撮られたようで、
字幕は基本英語で、それだけでなく、
たとえば新聞記事を映し出す際は縦書きの日本語の記事と横書きの英語のとをオーバーラップさせるなどの念の入れようで、
まあそれはいいとしても日本家屋で縁側が玄関として描かれてるのはちょっとどうかと思ったりするけども、
お話のほうも完全な洋風、チャップリンなどの喜劇を意識したコミカルなものになってて、
面白いことは間違いないんですよね。
ピアノの伴奏もスピーディなところとかホンマによく合ってたし、
本当に楽しめたんですけどただフィルムが「PART I」しか現存してないらしくて、
アメリカへ遺産相続に出かけた主人公がその後どうなったのやら、
もう気になるの気にならないのって、気になるんですけどね。
まあとにかくそれなりに楽しめた上映企画でした。
で、その後は展示室へ向かいまして、
このとき開催されてた企画展は「映画監督アンジェイ・ワイダ」。
去年末の彼の作品の上映企画は行けなかったけど、せめて展示だけでもというわけで、
まあいろいろな資料があったなかで特筆すべきは何と言っても、
「灰とダイヤモンド」でズビグニエフ・チブルスキーが着ていた衣装!
ちなみに「チャックは後の作品で着用した際に縫い付けられたもの」とかキャプションがあったけど、
そんな60年以上も前のものが、使い回しもされて大事に保管されてたとは!
ちなみにモスグリーンと言うのかオリーヴ色と言うのか、濃い緑色をしてて、
「灰とダイヤモンド」は白黒なので当然何色かはわからないわけですけど、
今度見る機会があったらあの色を思い起こしてみたいもんです。
それから、それからそれから、
彼が受賞したアカデミー賞の名誉賞のオスカー像、
その実物!
本物を見るのはこれが初めてですよ、最初で最後になるかもしれませんねえ、
いやあ、感激感激。
金色でした。
ピカピカでした。
そんなアホな感想しか出てこないくらいのすごい体験でしたわ。
ちなみにここの常設展示のほうにある「羅生門」のベネチア映画祭の金獅子像はレプリカで、
本物は行方不明になってるとのことですけど、
いやとにかく強烈なオスカー像でした。
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見たまんま

2025-05-12 23:40:24 | Weblog
というわけで「花まんま」を見て来ました。
事前に予告編などから、こんな感じの映画かなあって思ってて、
それで見てみたら、思った通りの、そんな感じの映画でした。
そのまんまやんけ!
……と、それで終わりにするのもなんなのでもう少し書くと、
有村架純ちゃん、カワイイなあ~。
あの頬っぺたをつまんでぷにぷにしたいなあってこの10年ぐらいずっと思ってて、
残念なことにまだ実現してないんですけど、
そんなこと考えてる割には申し訳ないことに出演作品はあまり見てなくって、
この前まともに見たのは「月の満ち欠け」ですわ。
そう、詳しいことは書かないけど、同じような役ですよ。
奇遇ですなあ~。
でも関東が舞台の「月の満ち欠け」がシリアスで胸が締め付けられるような作りなのに対し、
関西が舞台のこちら「花まんま」のなんと庶民的で胸が温かくなることか。
そして有村架純の兄の鈴木亮平は町工場に勤め、
彼の幼なじみの家はお好み焼き屋を営み、
しかも店主を演じるのは吉本の芸人……って、
「舞いあがれ!」のまんまやんけ!
いやまあ、ステレオタイプやからしゃあないかってなもんですけどね。
ちなみに、



広報誌ではこんな扱いで、
「舞いあがれ!」のときもこんなことしてたんかなあって、
あのころはマトモに目を通してなかったのが悔やまれますけども、
そう、本作をわざわざ映画館に見に行ったいちばんの動機はそれ、
我が東大阪市が舞台となってるとのことで、
そしたらなんと、我が家から徒歩数十秒のところで撮影してるやないですか。
んもう、呼んでくれたら麦茶でも差し入れに行ったのに~。
でもどちらかというと東大阪市よりももうひとつの舞台である彦根市のほうが印象的なんですけどね。
奇麗なお花畑があってこその花まんまですもんね。
でもあの花まんまって、お花畑の花を勝手に使こたりしてへんやろなあ?
そう言えばはるか昔、もう30年ぐらい前の話になるけど、
関西ローカルの早朝の情報番組の天気のコーナーで、
「昨日、大阪城公園に行ったら奇麗に梅が咲いてましたよ~」って、
アシスタントの女の子が花が数輪ついた枝を自慢げに手にして見せて、
そしたら気象予報士の人が「そ、それは落ちてるのを拾ってきたんですよね?」って言って、
そしたら女の子が「えっ?……そ、そうです、落ちてたんです!」って慌てて言ってたけど、
まさか本作はそんなことしでかしてへんやろなあ。
でもあの花まんまって、子供が作ってみせる分には可愛らしいけど、
結婚式の引き出物にするにはさすがにショボすぎるんちゃいますのん。
もらったほうも、なんやこれ?ってなもんですやん。
それともあれは、この米不足の折、
弁当箱に詰めるご飯がないことを訴える皮肉も込められてるんでしょうか。
でも日本映画が米不足な代わりに、ハリウッド映画は米が有り余ってるんでしょうか、
映画のタイトルにまで米をつけてますやん、
「サンダーボルツ米」って。
……え、なんですか、
あれは漢字の米やなくて記号のアスタリスクやってですか、
こらまた誤ったリスクやわ……って、
スイマセン、今回はネタが書きたかっただけです、失礼いたしました。
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