
↑「ひらひら-国芳一門浮世譚」 太田出版 2011年12月19日初版
ネットで評判を聞きつけ、「ひらひら」を買ってファンになり、既刊のコミックスをバーッと買ってしまいました。(何ヶ月か前だけど)
この方、マンガ以外にも小説の表紙絵などイラストでも活躍なさっているのですが、マンガはBLでデビューしているようです。
デビュー7~8年らしい。
その他コミティアなどのコミケ、web雑誌上でも作品発表と活躍している模様。
「タンゴの男」というコミツクスが、私の持っている中では一番初版が古い。
この頃の絵柄は アメリカンコミックス そのもの。
アメコミの筋肉むきむきの絵柄でBL(と言えるのか?)なので、私はちょっと付いていけない感じ。

↑ 一番左が「タンゴ~」この4冊はBL系コミックス
ところが最近の刊行の 「ひらひら」 や 「極楽長屋」では濃いは濃いけどさらりと柔らかい線が加わって 少女漫画育ちの読者 でも読みやすい。
ちなみにこの2作品はBLじゃございません。
大変面白い時代物です。
他にも 「千」シリーズ (BLテイスト有り) など、岡田屋さんは時代物ご自身も大好きだろうし、描いてもしっかりした本格的なものを描かれている。

↑ 歴史物・江戸物
本によっては、ページの都合か説明文が多かったり、イラストっぽくなったりしているけれど、これからどんどん良い作品を発表されていく予感がします。
BL本も含めて又好きな作者さんが増えてしまいました。
困ったな~。(笑)
わたし、マンガはやはり 絵 が気になるんですよ。
当たり前と言われればそうだけど。
どんなにストーリーがいいよと人に言われても、絵柄が自分の好みでないとなかなか読む気になれなくて。
それで長年もったいないことに 木原敏江先生 を読みはぐれていたりしたんですが。(不覚)
も一度言いますが、絵柄といっても好みの問題ですからね。
今は絵柄も含めて、木原先生大好きです。
で、この岡田屋さん。
もうっ裸の男の背中描かせたら、たまらん・らん、です。
私の愛してやまない 「一ノ関 圭様」 入ってます !
たぶん岡田屋さんも 一ノ関先生 好きだと思う。
絵が似ているわけじゃないけれど、リスペクトされてるかも。
太田出版のweb雑誌「ぽこぽこ」で連載された「ひらひら」の内容は、浮世絵師・歌川国芳の門下に命を助けられて入った 元武士 の話。
この 田坂伝八郎 すさまじい過去を持つ侍なんだが、ストーリーはともかく。(いいのか?)
国芳と言えば猫好きで有名な絵師。
裏表紙、表紙の折り返し、本編のあちこちに居る国芳描く処そっくりな猫達のこれまた、たまらん・らんこと !

ああ又脱線したが。
今の所1冊しか出ていないようですが、国芳の門下や周りの人々が、この元侍以外も皆素敵で、一人一人の物語が見たいと思うわけで。
ぜひぜひ2巻目を出してくださいませ~!
岡田屋師匠のブログ → OKDY業務報告
結局最後は猫話になってしまうトミー。
特に、表紙裏のその猫の絵が良い味出してます
ただ、ちょっと絵が堅いかな
この作家さんは知らなかったんですが、
出てくるのは男ばっかり!
すぐBL作家さんだってわかりましたよ~
男の描写に愛がありますもん
作者の好みが全面に出すぎで
腐の気のない身としては、少々引くものが・・・
勿論中身はBLじゃないんだけど、男だけで完結する話はあんまり好みじゃない
だから、浮世絵師を描いた漫画の評価としては
一ノ関圭『茶箱広重』>杉浦日向子『百日紅』>本作
面白くなかったわけじゃないんだけど、主人公の伝八のキャラがどうもね・・・
国芳オヤジは良かったんで
一門のそれぞれをクローズアップした続きがあれば面白そうなのに
周りの登場人物はみんな味があっていいんだが、今回の話はいかにも暗かったよね~。
続きでそれぞれの背景を見たいと思う人はいっぱい居ると踏んでる。
続きが読みたいコミックです。
先日はありがとうございました^^
お言葉にあまえて、ちょこっと足跡のこしてみたり…
この作家さん、BLで読んだことがあったのを思い出しました。
(テルぺノイドってやつだと思います)
たしかにちょっとごつい?むさい感じだったので(笑)
それ以降読んでなかったんですけど、
こんな渋い作品を書かれてたんですね。
猫の感じがすごくいい~~~
気になります。
いらっしゃいませ~。
今の絵柄の方が断然柔らかくて見やすいですよ !
きっと気にいると思うので、はじめはブッ○オフででも、立ち見してみてくださいな。
あの作品の方がどんどん自分好みになってきています。
今後の作品が楽しみです。