猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

京マチ子映画祭 Ⅱ

2019年03月15日 17時29分29秒 | 映画
         ↑ 「京マチ子映画祭」を開催中の角川シネマ有楽町(ビックカメラ上 読売会館8階)

3月3日にアップした記事    ↓ 

          デビュー70周年記念企画 「京マチ子映画祭」

に何回も通っている最中です。
今までに初回の 「浮草」 (上の記事を参照してください)
2回目に 「鍵」
3回目に 「黒蜥蜴」
4回目に 「流転の王妃」
5回目に 「地獄門」
と見ました。

「鍵」
谷崎潤一郎原作、京マチ子・仲代達也主演、市川崑監督のエロティシズムがドキドキのサスペンス。
谷崎潤一郎さんて、何回も映画化された「痴人の愛」とか、「卍(まんじ)」とか、「秘密」とか性的倒錯を描いた作品も多くこの映画の原作となった「鍵」もなかなかに倒錯的です。
内容もマチ子さんの肢体もドキドキでしたが、宮川和夫さんの洒落たカメラワークが冴えわたり、心理サスペンスの要素もありで女性でも楽しめました。
カンヌ審査員特別賞。

      映画-Movie Walker のページ → 

「黒蜥蜴」
今見ると古臭い所もあるけれど(音楽とか)、これまたマチ子さんの肢体とファッションを見ているだけでもうっとりの当時としてはモダンな作品。
原作は江戸川乱歩、劇化は三島由紀夫で、舞台では美輪明宏の代表作ともなっていますね。
今でも 新派 の舞台にかかっています。

      映画-Movie Walker のページ → 黒蜥蜴

「流転の王妃」
打って変わって愛新覚羅浩原作の、歴史に翻弄された 女性 の苦難を描く内容の濃い映画です。
1960年製作という事ですから、戦後15年しかたっていないのにこのようにリアリティ溢れる映画を作った 田中絹代監督 の信念は凄いものがあります。
原作 愛新覚羅浩、監督 田中絹代、脚本 和田夏十、主演 京マチ子という女性陣で作られた涙なくしては見られない感動の大作。

      映画-Movie Walker のページ → 流転の王妃

「地獄門」
大映の初カラー作品。
今では「羅生門」の方が有名ですが、カンヌ国際映画祭、米アカデミー賞・NY批評家協会賞外国語映画賞など、海外で絶賛された時代劇です。
戦の場面なのに冒頭から極彩色の豪華絢爛な映像が溢れ、映画会社の力の入れようがわかります。
それが悲劇の結末に向かうにつれ、ヒロイン京マチ子の衣装には華が有るものの全体に暗い色調に。
平治の乱 後の平安末期の時代劇ですが、歴史物と言うより恋愛物、になっています。

      映画-Movie Walker のページ → 地獄門

まだ見に行くつもりです。

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