六田俊夫(Toshio Mutsuda)のありのままのメタルダーブログ

ペチカ、トロイカ、ハラショー。ロシア熱過熱中

けいおん世代の千夜一夜物語:第九一:有川雄妻

2012-04-21 19:15:05 | けいおん世代の千夜一夜物語
オヅマ「いらっしゃいませ、本日、ご案内役を務めさせていただく、陸軍中野予備校生徒会長、有川雄妻です」
トチロー(源氏名)「春特別、ハリウッドレストラン貸し切り生徒会長カフェ楽しみにしてたよ。ところで、中野予備校ってことは、高卒か?」
オヅマ「まあ、防衛大学校の下部機関とおもってください。高校生です」
トチロー「なるほど、士官学校の生徒会長の女性と話すのは生まれて初めてだ」
オヅマ「そうですか、早速、新人の西園寺まりいさん相手してくれません、常連のあなたじゃないと恐がると思うんですよね」
トチロー「おれは、まりいが恐い」
まりい「むつだくん、いい色ね(にこやかに)」
トチロー「だから、これは日焼けサロンにマーニャ姉さんに無理やり連れていかれて」
まりい「むつだくん。いい、色ね!!(こわもて)」
トチロー「チェンジだ、このプレッシャー新人とはいえ耐えられん。のどかは来てるのか」
オヅマ「ところで、その、生徒会長カフェの永久パスポートどこで手に入れたのですか」
トチロー「最愛の人、クイーン・エメラルダスの遺品だ。」
オヅマ「最愛の人に死なれた未亡人ぶったって胡麻かせませんよ、冬森企画の財力で買ったんでしょう」
トチロー「やはり、銀座のバーよりも情報がはやいか、ごまかせないな」
オヅマ「アストラエアの生徒会の情報もありますからね」
トチロー「ところで、のどかはどこにいった」
オヅマ「あそこですよ。白のブラウスとか来て、清純派処女撮影会ができます」
トチロー「おお、CDのジャケ写のような可憐な姿。な、な、な、一枚一〇〇〇〇円でもいいから、写真を撮らせてくれ」
オヅマ「彼女がポーズ決めてからとれば、永久パスで何枚でも」
トチロー「よっしゃ、夢にまでみた、のどかの撮影会」
オヅマ「プリキュアコーナーはいかがですか、お灸と組手ができますが」
トチロー「かれん、お灸はじめたのか」
オヅマ「東洋医学も取り入れたいんですって」
トチロー「それもためしてみたい。で、組み手は」
オヅマ「いつきさんと、デスマッチです」
トチロー「それは、遠慮」
オヅマ「だめです、いつきさんの関節技でコリをとってから、かれんさんのお灸です」
トチロー「檻に入れるな!!」
しばらくたつ
トチロー「そろそろお酒を飲みたいころだが」
オヅマ「高校生にお酒の接客は問題ですので、セルフになってます。あそこのバーボンとスコッチ飲み放題です」
トチロー「なんだ、このチャーチルとルーズベルトの絵は」
オヅマ「中野学校の伝統、敵の酒飲みほせサーバー」
トチロー「こんなことで勝てるなら苦労しないだろう。って、これ、滅茶苦茶きついバーボンとスコッチだな。たしかにこれくらいきついのあるけどさ」
オヅマ「トチローさんが日本人の味覚にあうようにマイルドにした、サントリーなんて飲めるか!!っていうから、特別にいいの用意したのですよ」
トチロー「まあいい、酔った勢いで、深雪と千華留だ」
深雪「まあ、スコッチですか。でも、旬菜にもあうのですよ。タケノコや菜の花など春の味覚を楽しんで下さい」
トチロー「見事な銀座のママな着物」
深雪「それは、水商売とはいえ、ミアトルの女はきちんとした格好で接客をいたしませんと」
トチロー「千華留お姉さまはバニーだ」
千華留「そう、檸檬ちゃんと絆ちゃんが作ってくれたの」
トチロー「スコッチにあうケーキは」
千華留「そうね、このアプリコットブランデーを使った、ブラウニーケーキは。まあ、これ未成年は食べちゃだめなんだけどね」
トチロー「おお、うまい。さすがに洋酒にあう洋菓子を作らせたら、広尾のかっぱちゃんの店にもまけない」
オヅマ「トチローさん。VIPルームのご案内です」
トチロー「なんだ、いまいいところなのに」
オヅマ「この店のナンバー1が個室でお待ちです」
トチロー「ナンバー1。深雪と千華留よりいい女がいるのか?」
オヅマ「まあ、逆指名ですわよ」
トチロー「これて、VIPというより、従業員控室じゃないか。まあ、ティーセットは系おん部よりすごいが、さすが深雪と千華留」
オヅマ「テレビ会議スタート」
詩遠「楽しそうね」
トチロー「げっ、詩遠どうしてここに」
詩遠「浮気の現場を抑えたかったから、有川さん買収したの、わかる」
トチロー「たまに、遊ぶくらいいいだろう」
詩遠「遊びが本気かとにかく、私が仕事してるのに、ニヤニヤ若い女にうつつを抜かしてるのが気に入らないの。弁護士やとって、いろいろ相談してるわ」
トチロー「げ、サジータ・ワインバーグ」
サジータ「いや、ダウンタウンのジャズハウスでは、ずいぶん世話になったね。私だって、多額の離婚賠償金をとるだけが、弁護士の仕事ではないと思ってね。付き合いでキャバレーで飲むこともあるだろうし、浮気をしてないか、監視役をつけることを提案したのだよ」
トチロー「監視役、ってオヅマ、お前か!!」
オヅマ「その通り、今日女の子のどこを見てたかまで、あとで奥さんに報告いたします。そして、12月のイベント完了まで、あなたの警備役兼監視役と言うことで行動を共にいたします」
トチロー「はかったな、詩遠」
詩遠「離婚訴訟よりはいいアイデアだと思いますが。今年のイベントの開催地について、いまだ相談がないのは、仕事してるの」
トチロー「すみません、遊んでました」
詩遠「候補地は出しといたわ。スペインかギリシャ。少年だけでなく、失業で悩む青年層もターゲットにしたイベントにするつもりよ」
トチロー「ヒトラーみたいに若者のサロンでも作るんですか」
詩遠「私はナチスをやろうとしてるわけじゃないの。タチの悪いたとえやめてくれる。でも、若い男女が協力し合えるコミュニティには興味はあるわ。全体主義に向かうのは本末転倒だけど」
俊夫「なるほど、開催地の最終選定のためにヨーロッパへとべと。スポンサーはついたんですか」
詩遠「南都商事と九龍商事。そして、サジータさんの紹介で、黒人最大の資産家がスポンサーにつくことがきまったわ」
俊夫「わかりました、酔いがさまし、朝一番の飛行機でヨーロッパに飛び立ちます。連休には、電信で報告、6月にはジューンバカンスを雪の女王の宮殿で過ごすことを約束します」
詩遠「今日は、六条さんと源さんと飲んでていいわ、許すけど、ヨーロッパでマフィアの女抱いて、パパラッチされたら許さないから」
俊夫「了解」


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