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六田俊夫(Toshio Mutsuda)のありのままのメタルダーブログ

ペチカ、トロイカ、ハラショー。ロシア熱過熱中

平和を願って

2023-12-25 06:01:55 | 三大宗教統一教義・人文社会
「平和を願って」のコンサートも終わり現実を見てみると、
現実は戦争が続く。

今朝は、三国志の夢を見た。
三国志といえば連環の計の話が好きだが
龐統「お主がこの計略を曹操に明かせば、
江東83州の人民の魂はお主が奪うことになる」
徐庶「ここにいる83万人の兵士の命はどうなる。
曹操は私の母を人質にして部下にしたような男だ。
あんなのが焼け死のうがしったこっちゃない。
ただ、出陣すれば私の命も危うくなる、どうすればいい」
青臭いことを言うなと言った後に、自分の命がかわいいから、
俺を逃がせと駆け引きにでる。
軍師なんて大量殺戮を計画する悪の塊だ。

アメリカの元国防長官マクナマラの映画をみたが、
ソビエト、キューバに譲歩して核戦争の危機を脱した
話が聞けた。
国内では徹底抗戦の市民の声もあがるだろうが、
核戦争になるよりはましだと譲歩した。
「のちにキューバのカストロに会って話をしたとき、
あの時、核兵器を使うつもりだったと語っていた。
正気の沙汰とは思えない」
怒りを通り越して呆れた顔で言っていた。

ひもじい思いをしたり、親のかたき、
息子を殺されたうらみつらみがある。
簡単には、怒りのすべてをよろこびにできない。
歴史の流れがかわるといいんだけどね。

「みんな笑顔で会えたら、争いもきっとなくなる」(ナージャの歌)
という歌詞もあるから平和に向かって明るく生きよう。
パフォーマーなら。

アメリカとつきあうなら、「キューバ危機のとき世界を救って
くれてありがとう」だね。
太平洋戦争の原爆とかを蒸し返すと、そもそもは大航海時代の
奴隷貿易まで侵略の野心はさか上る。「怒りのすべてを喜びに」
できるといいね。楽天的な歌詞だ。

中国と付き合うなら三国志だよ。「趙雲ですか、
よく知ってますね」と留学生に昔褒められた。

ロシアとつきあうなら、三大バレエはすばらしい、
市民を悪者にしちゃいけない。
戦争を始めた政治家は厳しく非難すべきだけどね。

イスラエルは知らない。今度探してみよう。

来年は平和の鐘を鳴らす、国際人をめざそう。
「みんな輪になり手をつなごう小さな世界」(小さな世界の歌)

太平洋戦争終結70周年国防を考える

2015-08-14 21:43:42 | 三大宗教統一教義・人文社会
(勝った負けたは国によって立場がちがうし)

戦争に関しては、過去のものに関しては
お互い様でいい。一次大戦後、多額な賠償金を請求して
ドイツ国民をおいこみ、ナチスの暴走をとめられなかったのは、
英国や、フランスやロシアにも責任がある。
日本の人口も少ないのに、領土を広げすぎた
愚行はいうまでもない。

最近の戦争に関しては、アジア、アフリカなどの
途上国のテロリストが圧倒的に悪いケースも多い。
千年以上前のアラーや土着の価値観しか
もちあわせてないので、理性を追及するのは
無理なケースも多い。

領土問題は、国連が没収して、
核廃棄物の施設でもつくればいい、
現地の人の気持ち、いがみ合ってるので
両成敗だ。

中国の挑発にのるな。
度がすぎれば、国際社会もだまってない、
東南アジアとモンゴル、ロシアと友好を
保ち、囲い込め。

北朝鮮は、まともな判断力などもってない
可能性があるので、憲法論議とは、別に
米軍でも、自衛隊でも、警察予備隊でも、
国際救助隊でもいいから、防衛を目的に、
迎撃ミサイルの研究配備を進めたほうがいい。

核兵器の製造に関しては、繰り返し抗議をすべし。
また、アジア、アフリカの冷静な判断力がない、
アラーやヒンズーや土着の虚栄心が爆弾を
作らせてる。

これは、今日時点のことで、
半年後にどうするべきかは、大きく
変わっていることもある(横井小楠の名言)

三大宗教上位教義や会議体があればいいかなと

2010-09-14 20:16:44 | 三大宗教統一教義・人文社会
「非科学的すぎる教典への教義の見なおし」
「宗教的主張による殺戮の全面的な否定」
など、宗教の本質は非科学や殺戮ではない。

もちろん、殺戮は宗教が名目で、経済や政治の問題であることも多いでしょうが、
宗教の旗を立てて殺戮をするということは、宗教が悪い意味で利用されているということで。


政教分離とか、信仰の自由とか政治的倫理的に難しい問題はやまずみだが、
三大宗教の教祖様が本当に宗教戦争などを望んだのだろうか?という疑問をもち、教義が現在の科学や風習になじまないのであれば、聖書やコーランを書きかえることを検討してもいいのではとおもう。一つの神や指導者を信じすぎるのもリスクはあると思うのだが。

だから、統一教義は最終理想であるが、目標にはせず、目的は思想弾圧や紛争の抑制であるのだから、宗教闘争をやめさせる上位規範や、国連関連組織による世界宗教会議による、説得など聖域にしない運用の仕方はできるとおもう。

もちろん、世の中、理屈や科学だけでは全て成立しないとも思うが
「非科学的な教義や、残虐な教義は、見なおす必要性はあると思う」
私は、すくなくとも釈迦やアラーやキリストをなんの疑問ももたずに崇拝してるタイプの人間は嫌いだと、立場をはっきりさせよう。過激派とかが、読んでるかもしれないと思うと恐いけどね。
でも、そこは勇気を持って。キリストだって弾圧されてるし、釈迦も苦行をしてたこともある。だが、苦行に耐えるのを美徳にしないで、本当に必要なものを取り入れる正見正思を世界に広めることが、21世紀の統一教義への道かなとおもうが。



読書の秋に向けて

2010-08-28 08:43:33 | 三大宗教統一教義・人文社会
やはり、私のお薦めの十冊は、

電撃文庫:HAPPY LESSON THE TV
岩波文庫:方法序説(デカルト)
岩波文庫:風姿花伝(世阿弥)
岩波文庫:真の独立への道(ガンジー)
河出文庫:第二次世界大戦(チャーチル)
岩波書店:ファインマン計算機科学
筑摩書店:大航海時代(ボイスペンローズ)
講談社学術文庫:氷川清話(勝海舟)
徳間書店:世界に格差をばら撒いたグローバリズムを正す(スティグリッツ)
新潮文庫:チャップリン自伝

あたりになりそうだ。かたっぱしから
読みなおしたい。
ファインマン計算機科学以外は、それほど難しくないと思う。
というか、文庫に関しては、難しい課題を短く要領よく書き下ろしたものが多い。
これくらい、まとめてくれないと、繰り返し読む気にならない。
大航海時代は、ボリュームあるけど、すぐれた歴史書であるし、
チャーチルの第二次世界大戦は、これくらいの分量でも、自国
他国問わずこれだけの犠牲者を出した戦争なのだから、頑張って
読みたいものだ(まあ、一度よんでいるのだが)。
チャップリンのガンジーとの対話のシーンもすばらしいです。

まわりくどい説明が長すぎる本が多いけど、読む気にならない。

「理由なんて必要ない。取引も見返も必要ない。
あるのは、私があなたを愛してるという自身だけ。
母親とはそういうものよ」
で、三世院先生の本質がわかるわけですよ。

【まとめ】チャーチル著:第二次世界大戦:第五章:暗黒化への背景

2010-07-21 15:44:55 | 三大宗教統一教義・人文社会
1934年

33年にヒトラーが首相に就任した頃、イタリアの認識は「ナチズムは未熟で野蛮なファシズム版」程度の認識だった。

ヒトラーの野心は、オーストリアに向けられた。彼の著書、我が闘争の第一ページに
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「ドイツ系オーストリアは、偉大なる母国ドイツに帰らねばならぬ」
-------------------------
と書いてある。

当時のオーストリア政権は、社会党組織を弾圧し、その勢力がナチスドイツにつく背景もあった。
そのころのイギリスは、ナチスの脅威を過小評価しさらにフランスに軍縮をせまるような、外交政策をとっていた。

しかし、オーストラリア侵攻は、ドイツ国内の問題が発生し、進展はあまりなかった。
ドイツ国内では、レーム隊長の突撃隊の勢力が無視できない存在になり、ヒトラーは

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「私は、現在の秩序の転覆を企てるいかなる計画も、厳重に抑圧する決心である。
私は、第二革命のうごきに断固として反対する。それは、それによって避けることのできない混乱をもたらすからである。確立された国家の権威に対して反抗するものは、たとえいかなる地位にあろうとも、厳罰に処すであろう」
------------------------

と、レームを始末することを決定する。
レームの始末の重大な展開は、レームとの会議でベルリンに不在中のヒトラーにゲッベルスの
「ベルリンで反乱がおこるかもしれない」
という、いまいち信頼性が低い情報ながら

------------------------
この情報の真偽はともかく、ヒトラーは直ちに決心した。彼はゲーリングにベルリンの制圧を命じた。ヒトラーは飛行機でミュンヘンに飛んだが、これは自分で主だった敵対者を逮捕するためだった。この生死の関頭に立って―いまやそれがきていたのだ―彼は恐るべき性格を現した。
------------------------

ヒトラーは、レームの部屋に乗りこんで、逮捕。
護送中、レームの部隊に尋問をうけるが、ヒトラーは自ら車を降り自身をもって、
部下を連れて帰れと命令した。そして、レームは、かつてヒトラーとレームが放り込まれた、刑務所に再び放り込まれ処刑される。

その後、ヒトラーはオーストリアの進出を試みるが、イタリアのムッソリーニがオーストリアについたため、力不足と判断し、一時的に手を引く。

フランスはそのころ、ドイツの軍拡に対抗するために、ソ連に近づくか、ユーゴスラビアの王がパリの公式訪問中、サラエボ事件を思い起こさせるような暗殺事件がおきてしまい、ソ連との接触をあきらめ、かなりの譲歩を覚悟しイタリアと交渉しようとするが、イタリアのエチオピア侵攻が原因で、頓挫。

英仏は、ナチスの勢力を押さえ込むことが、うまくいかなくなってくる。

第二次世界大戦1
著者:W・S・チャーチル
訳者:佐藤亮一
第二刷
河出文庫

より引用した個所は、
-------------------------
-------------------------
て囲んでおります。

【まとめ】チャーチル著:第二次世界大戦:第四章:いなごの年

2010-07-20 14:05:49 | 三大宗教統一教義・人文社会
1931‐1933年

イギリスの温いドイツへの外交政策、アメリカの大不況による無関心などが、
ヒトラーにヨーロッパの安全保障の基盤を食いつくされてしまった状況かな。

シュトライヒャーは、パーペンから政権を奪取することに成功するが、逆にヒトラーは、パーペンを利用して、宰相の座をつかみ、権力を奪取。

続いて、国会議事堂の炎上事件で、四千人の逮捕者の中には、ナチスに反抗する共産党の勢力が多く含まれていた。その直後の選挙で政権を掌握したヒトラーは、1933年3月、国会の大多数はすべての反対派を威圧または抑圧して、非常時権力を向こう4年間ヒトラーに与えることを確認した。

ちょうどその頃、イギリス首相のマクドナルド氏は、財政的危機から国内の軍備縮小政策を実施。
さらに外交でも「マクドナルド案」という、軍縮案を提案するが、ヒトラーはこれを拒否。国際連盟も脱退することになる。

そのころチャーチルは、内閣からははなれていたが、ドイツ人の新聞記者や、フランス人の閣僚とは、秘密の交流をつづけており、国際情勢の情報収集は十分に行える状況であり、イギリス政府にも必要な情報は流していたという。
ちなみに、1931年フランスにいったとき、車線の勘違いで、車から降りた直後に交通事故で、重症を負っていた。

また、ヒトラーの配下である、ハンシュテングル氏という、英語のうまい「芸人?」が、チャーチルに近づいてきて、ヒトラーに会見するようにすすめるが、チャーチルが、ハンシュテングル氏に
言った、
「ヒトラーは、なぜ善良なユダヤ人までいじめるのですか」
という、質問に関して、ヒトラーが感に触ったのかは不明だが、会見は実現しなかった。

そのころ、日本は人口が5000万から7000万に増加し、米の自給が厳しく、輸出にたようろうとしたところ、不況にあえぐ英米から、人件費の安い日本製品の輸出の関税などの障壁はあがり、突破口を中国侵略に求めた。

1932年に満州国という傀儡国家を作り、1931年からのリットン調査団の調査結果に不満をいだき、1933年に国際連盟を脱退。

ナチスドイツと大日本帝国の国際連盟脱退により、世界は暗雲につつまれていくことになる。


【まとめ】チャーチル著:第二次世界大戦:第三章:ヒトラー

2010-07-18 11:44:24 | 三大宗教統一教義・人文社会
当記事は、

第二次世界大戦1
著者:W・S・チャーチル
訳者:佐藤亮一
河出文庫、新装版2刷

から、引用をおこなっており、引用個所は、点線ではさんでます。

1918年、芸術家志望のヒトラーという男は病床にあった。

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物質的欠乏に悩み、表面にこそださなかったが、内心では世の中は
自分の出世を拒んでいるのだと、激しい怒りを抱いていた。
-----------------------

ヒトラーは、極右団体や、労働者党などで、ユダヤ人への憎悪を増加させ、
そして、情熱と天才によって催眠術をかけて、労働者党の個人的支配権を
獲得する。

しかし、ヒトラーは暴動を起し、1924年に投獄される。
そして、投獄中に「我が闘争」の草案を暖めていた。

-----------------------
『我が闘争』の主要テーゼは簡単である。つまり、人間は戦う動物である。ゆえに闘う者の独立社会である国家は戦闘単位である。生きる有機的組織体がその存在のために闘うことを中止するならば、それは滅亡する運命にある。
(中略)
ユダヤ民族はその普遍的妥当性のため、必然的に平和主義であり、国際主義者である。平和主義は大罪である。
(中略)
教育の最終目的は、最小限の訓練によって軍人に変えることができるような、ドイツ人を作ることである。
-----------------------

競争原理は残るというのが私見だが、これは偏りすぎてるでしょう。

1924年末釈放されたヒトラーは、運動の再組織をはじめる。

1930年代、大恐慌の影響も背景にある、230万人のドイツの失業者などへの譲歩で、連合国は賠償金の軽減案をだす。しかし、状況が悪化しすぎ失業の恐怖に震えるドイツ国民にはほとんど心理的効果がなかった。

1930年前半は、年老いたヒンデンブルグの指示をえた、プリューニングは、ヒトラーがつく軍属シュトライヒャーやレームの勢力を押さえて政権を得るが、最終的にはシュトライヒャーの勢力が勝り、ヒンデンブルグは辞職する。

しかしながら、権力を得たシュトライヒャー、レームも、ヒトラーに銃殺をされ、権力をヒトラーに奪われることになる。

そして
「残酷なヒトラーのテーゼ」
が、世界に悪夢を生むことになる。

【まとめ】チャーチル著:第二次世界大戦:第二章:絶頂期の平和

2010-07-17 12:54:55 | 三大宗教統一教義・人文社会
1922年~1931年。

イギリスの首相は、保守党のポールドウィン氏と労働党のマクドナルド氏が交代で政権の座につく状況であった。外交面では、ヒンデンブルグがドイツの首相になり、英、仏、独、白(オランダ)、伊の間で、平和維持のための軍備縮小を取り決めた、ロカルノ条約が1925年に結ばれる。ポールドウィン政権の英外相チェンバーレーンは、この条約の働きかけを評価されノーベル平和賞を受賞することに成り、だれもが、西ヨーロッパの20年は続く平和を夢描いていた。

1929年マクドナルド氏が英の政権を再び奪取。
だが、その年世界大恐慌がおこり、英でも2、300万人の失業者。米で1000万人の失業所が生まれる。

ちょうど、その頃、チャーチルは、インド問題で、ポールドウィン氏と対立。
チャーチルは、ガンジーの釈放は「インドを失うことになる」と強く反対。
やはり、チャーチルはガンジーの力を性格に把握してたようだが、この対立を期にしばらく、内閣から外れることになり、絵を書いたり、小説を書いたりと政治の表舞台からおりている時期がつづく。

マクドナルド氏は老衰で弱っていく中で、恐慌の混乱後の4年間(1931~1935)の任期を過ごすことになるが、その間に、ヒトラーが登場し、世界の混乱がよりいっそう深まることになる。

【まとめ】チャーチル著第二次世界大戦:第一章:勝者の愚行

2010-07-15 12:29:52 | 三大宗教統一教義・人文社会
第一次世界大戦の勝者である、英米仏は戦犯のドイツを思いのままに支配しようとし、莫大な賠償金を課した。それは、敗戦国の返済能力をはるかに超えるものであり、米は返済を履行させるために、さらに貸付を行うなど、独の負債は減ることはなく、理想的な憲法のワイマール憲法ですら、戦勝国から押し付けられたものというイメージが国民にはあった。

チャーチルは、この歴史の流れに対し

「また、近代戦争の経費の埋め合わせをするだけの、年貢を納めることができる敗戦国民や社会はあり得ないということを、その国民に理解させることができなかったためであった。
国民大衆は、ごく簡単な経済的事実さえ理解できないほど無知に陥ったままであったし、彼らの指導者達は、選挙の投票を求めるため、あえて大衆の誤りを正そうとしなかった」
という、見解をしめしている。

賠償支払いの影響で、無鉄砲な紙幣増発を行ったドイツでは、1923年以降インフレーションが暴発する。

こうした、ドイツ国内の混乱の中、ヒトラーの国家社会主義を受け入れる心理的素地がドイツ国内に生まれ、世界史上最悪の戦争に繋がっていく。

ドイツの処刑場での、子供も含めた、六、七百万の大量殺人は、その恐怖において、ジンキスカンの暴虐無尽の虐殺をもとるにたりないものであるが、ファシズムや大日本帝国の殺戮は、連合国による二十倍の報復をうけることに結果となり、悲劇は原爆で頂点を迎える。

チャーチルの自著を書く目的に文章は、まさしく名文である。
「私の目的は、この時期に生き、そして行動した人間の一人として、第二次世界大戦の悲劇はいかに容易に防止できたか、邪悪なるものの悪意が、いかに有徳なるものの弱さによって強められたか、民主主義国家の構造と習慣は、さらに一段と大きな組織に結合されない限り、いかに弱い大衆に安全感をあたえることのできる、持久力と確信の絶対要素を欠くものであるか、また、自己保存という問題においてさえ、いかなる政策も同時に十年、あるいは十五年のあいだ持続できるものでないことを示すことにある。
 慎重と自制の助言が、いかに致命的な危機となる主因となる可能性があるか、あるいは、安全と平穏な生活のために採用された中道が、逆にいかに災害の中心点と直接結びつくものであるかを、われわれは知るであろう。多数の国家がその国政の盛衰に関係なく、長年にわたって国際的行動の大道を進むことが、いかに絶対的な必要事であるかを、われわれは知るであろう」

一次大戦終戦の1919年から、第二次世界大戦開戦の1939年までわずか二十年。その間に政権をとり、経済軍備を回復させ、ポーランドに侵攻した、恐怖の天才ヒトラー。

民主主義は完璧なシステムではないし、2010年の今も経済と政治の混乱はつづいている。
我々地球人が進むべき、大道とはなんだろうか、真剣に考えさせられる名著である。

第二次世界大戦1
著者:W・S・チャーチル
訳者:佐藤亮一
河出文庫、新装版2刷

から、引用している個所があります。

チャーチル著:第二次世界大戦まとめ:本書によせて

2010-07-15 08:45:35 | 三大宗教統一教義・人文社会
ノーベル文学賞&英国元首相の
超権威有りチャーチルの
「第二次世界大戦」
を、夏に読む。途中挫折することも多いが。

前書きにあたる部分のこの個所を引用したい。

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この三十年間の行動と主張は、私の生涯の努力を含み、それを表現するものであるが、私はそれに対する批判は甘んじて受けるつもりである。私はここでも、事前に公然と、あるいは公式に私の意見を述べたり警告を発したりした場合のほかは、その事件が起こった後になって、どのような戦争手段も政策も批判しないという私の主義を守った。
実際において、その後の事情によって、私は当時の論争の激しさを幾度もやわらげている。私が愛し尊敬していた多くの人々との意見の相違を記録することは、私にとっては苦痛であった。しかし、過去の教訓を未来のために伏せたままにしておくのは、まちがいであろう。これらの尊敬すべき善意の人々の行為は本書の中に記録されているが、自らの心を探求し、自らの公けの義務の遂行を検討し、その過去の教訓を自らの未来の行為のために役立たせることなくして、これらの人々に対する評価を、いたずらに低めてはならない。
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第二次世界大戦1
著者:W・S・チャーチル
訳者:佐藤亮一
河出文庫、新装版2刷
より引用

謙虚な態度で、当事者意識もないのに、不平だけをたらたらと述べることはしない。
まったく、選挙もいかないで、文句ばかりいってる庶民と、元英国首相では器が違うね。

舌剣道場:IT長者の徹夜自慢完全批判

2010-06-15 13:58:29 | 三大宗教統一教義・人文社会
ビル・ゲイツと西和彦ですら、徹夜自慢トークをしている!!!

徹夜作業というのは
「基本的人権の尊重」

「健康で文化的な最低限度の生活」
の観点からみると、極めて違憲の概念だと思う。

徹夜の代わりに
代休、深夜手当、当直室
があるなら、交渉に応じよう。

「ほしがりません?」
苦行はダメだって、ゴーダマ・シッタルダが言ってるだろう。
三大宗教の教祖以外の、雑魚はすっこんでろ!!!!

政治思想:経済経営三権分立モデル

2010-06-12 10:59:42 | 三大宗教統一教義・人文社会
最初に注意しておくと、モデルだから、現実性の検討はないからね。

経済の三権分立
・最高裁の裁判官の格差違法判決
・最高不動産鑑定士の不動産バブルの不適切価格の判断
・最高会計士の経済的判断

経営の三権分立
・CEOによるユーザ向けの判断
・CFOによる株主向けの判断
・CIOによる従業員向けの判断

一人の強烈なリーダシップによる全体主義化を抑えて、
経済の一人歩きのバブルも抑えて、
3権分立を理想とする、経済、ビジネスモデルである。

wikipedia英語版で三国志調査

2010-06-10 00:12:44 | 三大宗教統一教義・人文社会
15分以上かかった。
五虎大将の英訳が
the Five Tiger Generals
だそうです。

長いよ、解説が。
歴史や科学のカテゴリだと、本当に日本より記載が厚い。

日本は、日記文学は強いけど、歴史小説とか論文とか弱そうだということがwikiを見るだけでも想像できる。

http://en.wikipedia.org/wiki/Guan_Yu

ガンジーの名言その1

2010-06-08 11:05:49 | 三大宗教統一教義・人文社会
ヒンドゥー教、イスラム教、パールスティ教、、キリスト教、すべての宗教は教えていますが、私たちは世俗のことには消極的で、宗教的なことには積極的でなければなりません。私たちは世俗の欲望に制限を儲け、宗教的な熱望には無制限としなければなりません。私たちはそれに意欲的でなければなりません。

M・K・ガンジー著/田中敏雄訳 真の独立への道(岩波文庫)より引用

仏教はともかく、イスラム教や、キリスト教の考えも理解できるのですか。
元弁護士のガンジーだから、聖書とコーランぐらいは読んだんじゃないですか、英語で。