「論理的な分析」と「視覚的な認識」
とドラッカーは、テクノロジストの条件で書いてあるが、
論文にできる部分を「形式知」
口頭や実技を通して伝承される職人技を「暗黙知」
として考えましょうか。
「空気を読む、タイミングをとる」も「暗黙知」として考えるし、
人それぞれ、どう見えるかも「暗黙知」で、フロチャートで落としにくいモノコトを
「暗黙知」と提唱しておこう。
ビジネスにおける、スキルを考えるとしたら、
「マニュアルや選択テスト」で測れる「形式知」の問題と
「感性やセンス」が要求される「暗黙知」の問題とに分けて
考える。
なぜ、私が「形式知」と「暗黙知」に分けるかって、
そりゃドラッカーの国際標準を自分なりに技術立国日本で受け入れやすい
「表現」を考えた結果ですよ。まだデジタルに落ちてない、アナログな伝統工芸も
残さなければもったいないですし。
だから、マニュアル理系男(理系だって暗黙知必要ですけどね)に
「それは、マニュアルで指示しにくい暗黙知の領域で、
地域や風習によって、それから料理とかだと気温とかによっても差が出やすい領域」
だと説明をしつつ、
・デジタルな高度情報処理における視聴覚テキストの発展
・脳科学を発展させた、暗黙知の効果的な学習方法の発展
の双方で「方法次説」を構築していけばいい。
久しぶりに「スローなビジネスに帰れ」
に目を通した。
まあ複雑なデジタル処理のシステムには、どうしても
「詳細な設計書や、マニュアル」
が必要だし(そこらへんの資料がわかりにくくソフトウェアのコアの部分を直しにくいケースもありますしね)、合奏のときに
「ここはどうやって合わせるんですか」
とリーダに聞いたら
「六田さん、もう長いんだから、そこは指揮者と阿吽の呼吸に合わせるんです」
ってことになるんですよ。
だから、経営者が
「絵にかけ」
っていっても、
「この現象は4次元みたいなものなので絵にできません。するとしたら、写像なり縮尺変換をしたりした、マッピング図で表現するしかありません」
と返すんです。だから、これからベクトルや一次変換の「写像」とか「回転変換」とかの概念が重要になって、微分積分は単純な図形なら、数値計算でかなり簡単にプログラムすることができるような気もしますしね。
それでも一般の人たちとビジョンを共有して事業を進めるには、わかりやすく
「絵にかく」
ことが大事ですけどね。
複雑な表現と簡単な表現の使い分けがテクノロジストのつらいところなわけだよ。