六田俊夫(Toshio Mutsuda)のありのままのメタルダーブログ

ペチカ、トロイカ、ハラショー。ロシア熱過熱中

けいおん世代の千夜一夜物語:第百二十二夜・永塚紗季

2014-03-29 23:53:21 | けいおん世代の千夜一夜物語
(はじめに)
愛莉にしようかともおもったが、ヒイキもよくないので、紗季視点で。
電撃文庫 FIGHTING CLIMAX配信記念特別企画。
俺のバスケットへの愛が燃える。
「ビスケット」ではない、スラムダンク覚えているかね、いろいろネタを、
ロウきゅーぶでも使われている。

(本編)
デンロク監督「いよいよ決勝がはじまったな」
紗季「私はなんで監督の隣で観戦命令なんですか」
監督「まあ、それは、今までほっておいたわけで、ヒイキと彩ちゃんにいわれてしまったし」
紗季「彩ちゃんって、先生でしょうが」
監督「ああ、それに、マネージメントというか、監督の仕事というのが、選手兼監督で今までよりも理解しやすくなったかなと」
紗季「いや、監督はいつも皆のことを考えたコーチングであるとはおもってますが、それでもたまに強引だったり、女の子の気持ちに冷酷だったり」
監督「ははは、もしドラとかは読んだことはないが、俺も理系だからなテクノロジストの条件は読んだことがある、しかし企業組織とバスケットのチームは違うところもあるし、なによりも急速に全国に通用するチーム作りをしているからな、今回の遠征の練習試合の目的は」
紗季「経験とセンスが豊富な智花に頼らないチーム作り」
監督「そのとおりだ、だからこそ、紗季には1年の次期レギュラー候補を中心に、智花のAチームとは総戦力では差があるものの、お前のキャプテンシーを買っていどませたし、それにしても、智花とのワンオンワンは厳しいとはおもったが、よく5点差でくらいついたな、編成的には10点差がつくつもりでやってたのに」
紗季「それは、レギュラーとして、智花にやられぱなしでは、全国にいけば、智花クラスの選手が2人も3人もいるチームもありますし」
監督「そのとおりだ、基礎体力は俺の専門メニューで底上げは終わっている、経験やテクニックの差も、集中力と粘り強いディフェンスである程度はカバーはできる、それにしても負けてもお前は泣かないな、冷静に戦況をみる仙道みたいな余裕があるのかな」
紗季「仙道さんにはとても、ポイントガードの鏡のような人ですから、でも、正直チームの総合力の差は分かってましたし、何でCチームなのかも、練習試合なんだから勝つことだけが全てじゃないとおもったし」
監督「それでいい、悔しいだけでなく、冷静にチーム力を分析してベストを尽くす戦い方を選択する、そういうロジカルな選手も一人は必要だ、お前がキャプテンになることで、智花は、点をとるプレーに集中できる、とてもありがたい、はっきりいって、紗季がポイントガードでよかたっとおもっている」
紗季「監督はなんで、AじゃなくてBチームの監督なんですか」
監督「たしかに智花がいるからAチームにしてるが実際の戦力分析はどうおもう」
紗季「レギュラーの二人は、おそらく、Aチームの智花、真帆とBチームの愛莉とひなたなら上、だけど残りの3人は、ディフェンスに定評がある二年の池上さんスピードに自信があるガードと1年の長身のFWあるガード、なるほど総合力ではBチームが上か、でも、真帆も最近調子はでてきてるので、愛莉が抑えられるかどうかが鍵」
監督「そうだ、さすがよく見ている、そして、愛莉と真帆のマッチアップが鍵ということも、そして、選手の力分析以上に監督が違う」
紗季「なるほど、確かに彩子先生もバスケの知識は豊富で、新人の指導とかには定評があるけど、実践経験では監督の方が上と」
監督「彩ちゃんでも、県内ベスト8を狙えるチームは作れるとおもうが、それより上は、専門の監督、コーチを雇っている私立の名門も増えてくる、やはり、専門にやってる俺の采配力も全国を勝ち抜くにはどうしても必要になる」
紗季「そう、でも監督にそういわれると安心する、Cチームに監督がいてくれたら、準決勝も違う展開になってたかも」
監督「そうおもってくれるだけでも、お前も選手権監督に任命してよかったとおもうよ」
紗季「真帆が攻めあぐねてる、以前は、横にゆさぶられたりすると崩れていた愛莉だけど、今日は違うわね」
監督「当たり前だ、2月の球技大会で真帆にやられた愛莉は悔しくてなき、あんなに嫌がっていたフットワークの練習を増やしたんだ。いままでの愛莉と違って当然だ」
紗季「そして、2年の池上は、智花につく、ボックスワン。点差も5点以内のシーソーゲームだが、しかし」
監督「ここからが、智花はすごいのですよ」
紗季「連続得点6点差」
監督「タイムアウトだ」
監督「愛莉、イライラしてきた真帆につっかけろ、ファウルトラブルであいつを追い詰めろ」
愛莉「そんな、ファウルを誘うようなまね練習試合でしなくても」
監督「俺が先週かしたスラムダンクの海南の試合を見てないのか」
愛莉「え?」
監督「常勝集団になりたいなら甘ったれたことをいうな、全国に行けば、北海道、東北、関西、九州など、荒っぽいプレー、フェイクを連発する連中、汚い野次、勝てはなんでもいいとおもってる連中もいることを忘れるな」
愛莉「わ、わかりました」
監督「紗季、真帆のファウルはいくつだ」
紗季「二つです」
監督「まあ、やつは普段からファウルは多めだからな、あと二つで身動きが取れなくなる。戦力的には智花がいる分うちが不利だ。真帆をつぶして勝負を決めるぞ、さあいってこい」
紗季「さすがに背が二番目に高い山田さんと池上さんのダブルチームだと、智花も感単位にはシュートを打てなくなった、そして、ひなたの野次もまじえてイライラがたまっている真帆」
監督「あいつのフィジカルは、桜木花道のごとくスタミナもスピードもあり、素質は愛莉以上だ、だがいかんせんムラっけがおおい」
審判「テクニカルファウル青8番」
智花「まずい、ファウル3つめ、真帆ちゃんファウル押さえて」
真帆「わかってるわよ」
監督「タイムアウト」
監督「愛莉とひなた、真帆につかっけろ、フィニッシャーをコートから追い出せ」
審判「テクニカルファウル青8番」
真帆「今のは、押したのひなただよ。ちょっと審判、1年坊主ちゃんとみてろよ」
監督「ファウル取れ審判」
審判「ピピー、ファウル5つめ。退場」
監督「今、俺が口出したのどうおもう、彩子監督」
彩子「そうね、生徒同士で交替で審判をやるのも勉強になるから、そうしてるけど、他校の1年生にあの言い方はないわ、退場もしょうがないとおもう」
監督「そうだ、ベンチで頭を冷やせ、真帆・・・(どうする智花)」
智花「(真帆ちゃんいなければ、ゴール下の高さに対抗できない)」
紗季「勝負ありね。真帆の馬鹿、審判に暴言はいて退場なんて愚の骨頂よ、ねえコーチこれ完全にスラムダンクの魚住退場のパクリじゃない」
監督「最近の若いのはスラムダンクを見てないから、こういう話をまんま再現して紹介してる、確かに、ここは俺のアイデアはまったくなく、本当のパクっている。引用下はスラムダンク17巻の海南綾南戦であることは間違いない」
紗季「真帆にはいい薬ね、本番の全国大会でなかったのが、せめてものすくい」
監督「全国で見てみたかったた、智花をといわれないためにも」
審判「試合終了」
真帆「監督、ごめんなさい、カッとなって、愛莉がディフェンスが上手になったように、私にも、もっと色々教えてください」
監督「最近得点が上がったからって天狗になってるからお灸を吸えたのだ」
真帆「わかった、反省するよ、智花チームのみんなごめん、そして愛莉も『愛莉は胸がでかいがそれだけのことだ』なんて陰口叩いて」
愛莉「えー、そんなことはいいのよ」
監督「泣いてたくせに」
彩子「コーチ、愛莉ちゃん顔赤くしてるわよ」
監督「おーっと、女の子のどうしの微妙な争いをこんなところで言わなくてもか。
まあ、なんにしても、また成長したな、愛莉と真帆も」
紗季「監督、スラムダンクのパロ、何件やったか数えてます?」
監督「え、ほとんど全部そんな感じだけどな」
紗季「まあ、いいですけど」

(おわりに)
やはり、ロウきゅーぶより、スラムダンクの方が最高のバスケット漫画だとおもうが、小学生はロウきゅーぶが最高だと強くおもう。

けいおん世代の千夜一夜物語:第百二十一夜・彩子さん

2014-03-23 19:18:03 | けいおん世代の千夜一夜物語
(はじめに)
電撃Climaxロウきゅーぶデビュー記念。
だが、スラムダンクの彩ちゃんだけど。
「俺、彩子先生が顧問の先生でサポートしてくれるなら、
智花たちを全国制覇させられるかも」
ということです、実はかなりファンらしい。

(本編)
彩子先生「むったん。私にAチームを押し付けといて、Bチームを見なくていいの」
コーチ「ああ、さっき一発びしっといっておいたから。『あまく、みられたな、ひなた。
うちの10番をとった女だぞ、舐めるなよ』って、あの3ポイントで勝負は決まりだ」
彩子先生「春の強豪校同士の遠征。各校複数チームにわけてトーナメント戦。でも、うちの1,2位は決まったってことよね」
コーチ「そうだな、準決勝でBチームは勝負を決め、うちのAチームとCチームが戦ってるというわけだからな」
彩子先生「いくらCチームだからって、コーチも顧問もつけなくていいんですかね、ほっておかれてるようじゃないですか」
コーチ「それも含めて、ポイントガードがコントロールしろと、さきに振ってる。えらそうに『もしドラ』を読んでマネージメントがとかつかかってきてるんだ、試合のコントロール、コート外のコーチングも含めて、丸投げしたほうが、もしドラってやつの実践編になると思ってな」
彩子先生「でも、A、Bチームは、レギュラー2人ずつで、Cチームは彼女以外1年ばかり、さすがに厳しすぎない」
コーチ「この試合展開をみてか、5点差以下にくいついてるじゃないか」
彩子先生「私も、最初はサキさんに重荷かなと思ったけど、実際は、先週の卒業歓迎試合で1対2年の試合をみたけど、あのとき圧倒されて自信をなくしてた、1年生達が、生き生きプレーしてるというか」
コーチ「そのとおり、あいつら自分達が負けたのを、運動量や1年差のフィジカルのせいだと思ってるが、そうでないことを、いまサキが教えている。全体を見越してのパス裁き、選手一人一人の体力にあった、パス回し」
彩子先生「そう、先週の試合と違って、1年生の時期レギュラー候補の子たちが、速く大きく見える」
コーチ「いや、サキのゲームコントロールにパスに乗せられて、本来の力を発揮しているのだ。緑川なおのフィジカルコーチが1年間量だけをこなす成長期の筋肉を苛めるような、基礎トレーニングを積ませてない、もはや、1年生も2年に負けないくらいのフィジカルはついているのだ」
彩子先生「しかし、なぜサキに任せたの」
コーチ「俺も現役のセンスはもはやなく、やはり基礎練習を超えた、勝負勘というのは、実践の中で、特に今は身内通しだが他校との練習試合を通して実につけるべきだと、今回レギュラーチーム以外もできる遠征の試合のチャンスで、1年の時期レギュラー候補に、勝負勘をつけさせるには、サキのサポートが最高だということさ、だが」
彩子先生「点が開きだしたわね、智花と真帆の動きに対応できない」
コーチ「DFに関しては、サキのコーチングは適切だが、やはり、センス抜群の智花と、俺がスピードトレーニングを別メニューで行った真帆に対応できていない。DFにはもうすこし、地道なトレーニングが必要だな」
彩子先生「智花にマキついたわ、ボックスワン」
コーチ「なるほど、中を固める作戦か、たしかに真帆の動きに対応はできてるが」
彩子先生「3ポイント、智花3ポイントも入るようになったの」
コーチ「ひなたほどではないが、仙道程度は入るようになってきている。そう、今のサキでは、やはり経験とセンスが上の智花を押さえきれない。中を薄くすれば、真帆にやられるし、他の3人だってゴール下なら狙える」
彩子先生「これで勝負が決まるの」
コーチ「実力差はあるが、サキは試合をあきらめるようなキャプテンではない、後輩達にショックを与えないためにも、差を1点でも少なく抑えようとするだろう。タイムをとれ」
彩子先生「Aチームの監督が勝手に指示だしていいの」
コーチ「今回の練習試合は、選手の枠くらいしか決まっていない、練習試合なんだから、AでもBでも指示をだす。ともか、練習試合だとおもって、サキに温情をかけてはいないだろうけど、あと10点とるつもりでやれ。サキの自信をズタズタにしろ」
智花「コーチ」
コーチ「あいつが、あれくらいの逆境で潰れるような器じゃないのは、よく知ってるだろう」
真帆「そうだ、サキの鼻をへし折ってやれ、智花」
コーチ「それくらいの気迫でいい、身内だからこそ、激しくくらいだ」
彩子先生「真帆に調子のさせていいの、プレーが雑になってるけど」
コーチ「決勝でやつの天狗の鼻をへし折るのが、俺が育てた愛莉だ」
彩子先生「ひいきがすぎるのは関心しないわね」
コーチ「そういうなよ、彩ちゃん。こんな遠征まで付き合ってもらって悪いな」
彩子先生「まあ、3年生の進路や卒業式などで、最近ほとんど部活見れてなかったから、いい機会よ、頼りにしてるわよムッタンコーチ」
コーチ「俺、彩ちゃんがサポートしてくれるなら、全国制覇しちゃうかもしれない」
彩子先生「調子にのらない。本当、5点差でくらいついたわね、チームで差があるのにサキは」
コーチ「司令塔が崩れたら、厳しい全国は戦いきれない、サキは今回合格点だな」

(終わりに)
次回、智花と真帆対愛莉とひなた。
「どっちにつく?」
「愛莉」
「だろうな」