(前書き)
夏といったら汗だくの合宿でしょう。長野の高原だけどやっぱり熱くて、でも新潟の方がOBとしては酒蔵があってうれしい。バンブー・ブレードのキリノだ。
(本編)
「あ、みごとに、道着塩がふいてる」
「もううれしそうにいわないでよ、むっちゃん」
「でも、昼休みに干してただけなのにすごいよな」
「だからって、汗の塩でしょう、汚くない」
「まあ、女子は白道着がメインだからな」
「なにをいってるの、替えの道着、二着もってるし、洗濯機かりてまめに洗ってるわよ。
込んでるときは手洗いだってするわ」
「そうなんだ、陰の努力」
「それだけじゃないわよ。むっちゃんの力任せの小手や胴、しかもはずしてくるしで、
腕とわき腹は青いあざだらけだし。ビキニはもちろん、長袖で過ごさなければいけないのよ。
東京に帰った後の猛暑の中を・・・」
「へえ、女の子ってあざできやすいんだ」
「そうよ、だから基本練習では、力を抜いてもう少しやんわりしてほしいものよ」
「そうか、剣道って言うのは夏は防具で暑くて、小手がくさいだけじゃないんだ」
「あのね、男子は道着は塩ふくわ、梅雨時は面はカビるわ、もうちょっと気を使ってほしいものよね」
「ああ、期末テスト明けで道場いったときは、びっくりしたわ」
「家に持ち帰って、風通しのいいところで乾かすとか工夫しないと、カビ払ってそのままかぶってたでしょう」
「だって、先輩先生にカビが生えてるから休みますとは言いにくいじゃないですか」
「汚いでしょう」
「でも、新撰組が攻めてきた、とか四十七士が攻めてきたときに、カビがはえてるからという理由でかぶとを被らないわけには」
「とにかく、女子部員もいるんですから、道着や防具の扱いは気をつけてね」
「まあ、汚い話はおいといて、今日は午後から川のせせらぎに遊びに行くんでしょう」
「そうそう合宿といっても、川遊びと花火ぐらいはやりたいものよね」
(あとがき)
面のカビと道着が塩ふくのは実話です。梅雨時は、面や小手は気をつけたほうがいいです。
結構10日間のテスト期間の部活休みで、いいかんじにカビだらけで、あせります。
でも、みんなカビこすり落とすだけで、普通にやってたよな。衛生的にどうなのだろうか。
夏といったら汗だくの合宿でしょう。長野の高原だけどやっぱり熱くて、でも新潟の方がOBとしては酒蔵があってうれしい。バンブー・ブレードのキリノだ。
(本編)
「あ、みごとに、道着塩がふいてる」
「もううれしそうにいわないでよ、むっちゃん」
「でも、昼休みに干してただけなのにすごいよな」
「だからって、汗の塩でしょう、汚くない」
「まあ、女子は白道着がメインだからな」
「なにをいってるの、替えの道着、二着もってるし、洗濯機かりてまめに洗ってるわよ。
込んでるときは手洗いだってするわ」
「そうなんだ、陰の努力」
「それだけじゃないわよ。むっちゃんの力任せの小手や胴、しかもはずしてくるしで、
腕とわき腹は青いあざだらけだし。ビキニはもちろん、長袖で過ごさなければいけないのよ。
東京に帰った後の猛暑の中を・・・」
「へえ、女の子ってあざできやすいんだ」
「そうよ、だから基本練習では、力を抜いてもう少しやんわりしてほしいものよ」
「そうか、剣道って言うのは夏は防具で暑くて、小手がくさいだけじゃないんだ」
「あのね、男子は道着は塩ふくわ、梅雨時は面はカビるわ、もうちょっと気を使ってほしいものよね」
「ああ、期末テスト明けで道場いったときは、びっくりしたわ」
「家に持ち帰って、風通しのいいところで乾かすとか工夫しないと、カビ払ってそのままかぶってたでしょう」
「だって、先輩先生にカビが生えてるから休みますとは言いにくいじゃないですか」
「汚いでしょう」
「でも、新撰組が攻めてきた、とか四十七士が攻めてきたときに、カビがはえてるからという理由でかぶとを被らないわけには」
「とにかく、女子部員もいるんですから、道着や防具の扱いは気をつけてね」
「まあ、汚い話はおいといて、今日は午後から川のせせらぎに遊びに行くんでしょう」
「そうそう合宿といっても、川遊びと花火ぐらいはやりたいものよね」
(あとがき)
面のカビと道着が塩ふくのは実話です。梅雨時は、面や小手は気をつけたほうがいいです。
結構10日間のテスト期間の部活休みで、いいかんじにカビだらけで、あせります。
でも、みんなカビこすり落とすだけで、普通にやってたよな。衛生的にどうなのだろうか。