比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

上田・道と川の駅に寄った・・・千曲川と岩鼻

2010-07-28 | 信濃の国は 上田・佐久・東信濃
7月19日、暑いです。できたばかりの上田・道と川の駅によりました。
上田市の北のはずれ、千曲川の左岸、主要県道77号上田ー長野線に沿って。正面に見える岩壁は岩鼻、その向うに半過という集落があるので半過岩鼻というようです。

「道の駅」全国で930余登録されているようです。高速道路のSA,PAにたいして国道、地方道の休憩施設、地域振興施設です。24時間利用できる駐車、休憩設備、公共的意味が強いので主に市町村またはそれに替わる第三セクターが運営しています。

できたばかりです。月曜日でお休み・・・トイレだけは開いていました。休憩設備のほかにはまだ売店などなにもないようです。わたしはいまのまま何もないのがいいと思います。強いていえばJA農産物直売センターぐらいですね。一般の商業設備の領域を侵さないように。これが正解だと思うのですが。

道と川の駅にふさわしい風景です。
左の岩壁が半過岩鼻、右の岩壁が塩尻岩鼻。岩鼻に挟まれて狭くなった山峡を千曲川がこじ開けるように北に向かいます。
岩鼻とは岩は岩、鼻は端のことでしょうね。両方の岩鼻は山の稜線の終わりから垂直に近く岩肌をむき出しています。

半過岩鼻・・・半過の集落から回り込んでいく道があります。電波塔がありますから管理用自動車道路もあります。上に見える松のあたり、下から比高150m余、千曲公園という東屋もある展望台です。上が少し平になっていて川原石があり、おおむかしは千曲川の川底だったそうです。岩壁に穴が開いています。大鼠がすんでいたといいます。塩尻岩鼻の北に北国街道鼠宿があります。ぜんぜん関係なく大きな穴は千曲川の水流が作った水食でしょう。
このへんは上田原といいます。上田電鉄別所線の上田原駅は近くです。1548年武田信玄と北信濃の武将村上義清がここ上田原で合戦したといわれます。このときは村上義清が勝利、傷をおった武田晴信は甲府に兵を引いたそうです。NHKの大河ドラマ「風林火山」でおなじみのシーンです。義清は半過岩鼻の上で指揮を執ったといわれますが定かではありません。この話しは中略します。

素晴らしいロケーションです。川の駅と名づけたのですからこの自然を生かしてください。千曲川、産川の流れが合流したあたり、川岸を散策する遊歩道を作って野鳥や水鳥の棲むビオトープを育てたらどうでしょう。
ビオトープ・・・自然の動植物の生態系を保てるようにしたなるべく人工的なものを排除した自然公園です。5~10年かかります。水辺に水生昆虫、小昆虫、小動物が、それを狙うオオタカやチョウゲンボウが現れれば自然の王国になります、
自然のままの山や川が信州のゴチソウです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿