比企の丘

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映画「ALWAYS  三丁目の夕日'64」を見に行く前に・・・

2012-01-28 | 本・テレビ、ドラマ・映画・スポーツ
映画「ALWAYS  三丁目の夕日'64」を見に行く前に・・・テレビで前作、前々作を見ました。

この物語の時代、背景が面白い。
昭和30年代の東京、東京タワーが見える横町の商店街、首都高速道が覆いかぶさる前のお江戸日本橋、都電が走り、焼け跡の盛り場では倒産した万年筆工場の元工員が万年筆のバッタ売りをしている。

第1作、第2作をテレビで放映したので録画しておいてじっくり見ました。


映画のあらすじとは関係ない話です。

東京タワー(1958年ー昭和33年完成)。復興日本のシンボルになりました。
小型三輪トラックダイハツミゼットMP(1959年ーS34年発売)。2人乗りのキャビン、丸ハン、305cc。
首都高速道が上を占領(1963年ーS38年)する前の日本橋。1603年初代が架けられ、この橋は1911年建造の19代目。実に400年以上の歴史のある日本の道路の起点なのです。
羽田飛行場ターミナルは1955年(s30年)開場。
東海道新幹線は1964年(S39年)開業。
トヨペットクラウンRSD型(1955年ーS30年発売)、戦後初の国産高級乗用車です。

昭和30年代そっくりの風景が画面で展開されます。VFX(Visual Effects)という処理なのだそうです。撮影後に付け加えたりする処理らしい。実によくできています。

こんなのが出てくると古き懐かしき時代を思い出してわくわくします。もうあらすじとか登場人物なんかどうでもよくなります。日本が敗戦のダメージから復興に向かっているとき、「貧乏人は麦を食え」なんていった政治家もいましたが、貧しくともみんなが助け合って生きていました。
映画の横町の人たちは実際に会ったことのあるような、いっしょに飯をくったったり飲んだことのあるような気がする人びとです。

ゴジラ・・・1954年3月マーシャル群島ビキニ環礁で米軍による水爆実験が行われ第5福竜丸事件が起こりました。特撮映画「ゴジラ」はこの事件をきっかけにして企画されたといいます。この映画ではゴジラは「核の落とし子」として出現し、東京の街を破壊しまくり人びとを核の生み出した恐怖に落とし込みます。
おなじ1954年「原子力研究開発予算に関する法案」が国会に提出され翌1955年この法案が成立、わか国の原子力発電事業が始まります。・・・話が横道にそれました。

第3作目はALWAYS 三丁目の夕日'64だそうです。
'64・・・とは昭和39年・・・昭和30年代の終わりの年、「所得倍増」と叫んだ首相がいたころです。
東京オリンピック・・・日本が敗戦のダメージから立ち上がり大きく変わろうとする節目の年です。

映画館(このごろはシネマックスとかいうのです)に見に行きたいです。
2007年11月のブログ→2作目「ALWAYS続・三丁目の夕日」を劇場公開時に見に行きました。


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