比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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若狭の旅・・・鯖街道・・・熊川宿をゆく

2015-12-28 | 旧街道・峠道・旧宿場
彩風人・・・近江から若狭・丹後への旅です。
旅の始まりは新幹線米原駅からJR東海道本線琵琶湖線で彦根・・・そして越前若狭へ。
・・・彩風人の写真帳・・・(比企の丘からブログのギャラリー開放です)

若狭街道・福井県若狭町の熊川宿です。
若狭街道・・・鯖街道といったほうがわかりやすい・・・小浜市から上仲町まで国道27号線(丹後街道)、国道303号線を熊川宿をすぎて滋賀県に入り水坂峠、保坂から国道367号線を朽木宿、花折峠、途中越を越えると京都府に、大原をすぎれば京都。この道を若狭街道といったようです。
この道を小浜の人は「京は遠ても十八里」といい、1昼夜かけて水産物を運んだといいます。時速3㎞24時で72㎞です。
なお、鯖街道という言葉はいつごろからいわれたか定かでありません。近年の「観光言葉」でしょうか。

さて「熊川宿」です。1589年戦国時代、小浜城の城主浅井長政が街道を整備して熊川宿(戸数20戸から200戸に)を設置したといいます。
そのご、時代の流れで宿としての機能は終りましたが、集落の景観はそのまま残り今に至リ、1996年「国の重要伝統的建造物保存地区」に(10.8㌶、1.1㎞)。
街道に沿って前川という水路が流れています。家ごとにこの水路を利用する「かわと」という設備を設けていました。
妻入建物。平入建物、真壁造、塗込造、虫籠窓の厨子二階、本二階、越屋根など、建築様式も多様です。

たまたま月曜日ということもあり、この日はゴーストタウンのようですが、いつもは観光客で賑やかだそうです。

宿場館(史料館)・・・1940年村役場(遠敷郡熊川村)として建造された洋風建築。屋根に伝統的小屋根(越屋根)がつけられている。
※撮影日は12月14日。

鯖街道・・・鰤街道、銀山街道、塩の道、絹の道なんて・・・むかしの道が別名で呼ばれます。キャッチフレーズ・・・そんな気がします。いつごろから呼ばれ出したのでしょうか。


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