比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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2019晩秋…愛知・奥三河・・・702年開山の古寺・・・鳳来寺を尋ねる

2020-02-18 | 道をゆく 東海・中日本
信州上田の・・・六文銭の写真帳

2019年晩秋の11月26、27日、愛知県豊田市小原町の川見四季桜の里、足助町の香嵐渓、、新城市の鳳来寺に行ってきました。
真言宗五智教団煙厳山鳳来寺・・・愛知県新城市(しんしろし)門谷鳳来寺・・・標高450m、後方の鳳来寺山695m、麓の門谷集落、標高約200mから1425段の石段を登る修験道の山寺でした。いまはJR飯田線湯谷温泉駅に近い鳳来寺山パークウエイゲートからあっという間に鳳来寺前の駐車場まで行けるようになっています。

鳳来寺山パークウエイ駐車場から紅葉の道を鳳来寺へ・・・

ガス(濃霧)に包まれていますが、正面に鏡岩(屏風岩)、鐘楼の見える絶景スポット・・・です。

真言宗五智教団煙厳山鳳来寺・・・702年開山といわれる。
江戸時代初期、徳川将軍家の庇護を受け多くの僧院僧坊が建立されたが、1914年焼失、現在の堂宇は1974年再建。

本堂の左奥に鏡岩(屏風岩)が見えます。

本堂の左脇を登ると・・・大師堂、右奥に開山堂・・・石段は開山堂までで1425段。



本堂前の田楽堂あたりから見た麓の門谷集落・・・1425段の石段はこの集落からはじまります。登り1.2㎞、標高差250m、約60分。
※撮影日は2019年11月27日。
鳳来寺・・・702年、役行者小角の血縁の修験者利修仙人が開山したといわれます。神仏混淆の修験道場。江戸時代徳川三代将軍家光により東照宮が造営され、寺社領合せて1500石。豊橋方面から足助方面からの道は鳳来寺道、飯田方面からの道は別所街道といわれる信仰の道、中日本、東海からの参詣客で大いに栄えました。
ブッポウソウ(仏・法・僧)と鳴く鳥がいる山で有名・・・1935年日本放送協会名古屋支局がこの山で鳴く鳥の声を紹介したことで有名に。その年、山梨県でその声で鳴いていた鳥を撃ち落とし、見てもらったところコノハズクであることが判明。亜高山の深い森の中で鳴いているのを聞いたことがあるが姿を見たことがない。フクロウ科トラフズク属の一種、体調20㎝、夜行性。本物のブッポウソウはブッポウソウ科の全長30㎝、瑠璃色の美しい鳥。
鳳来寺町…江戸初期に設楽郡鳳来寺村、豊橋吉田藩領、、次第に周辺の村を合併、徳川藩天領に、さらに天領、鳳来寺領、東照宮領、旗本領と設楽郡は細分化してゆきます。明治期に入り合併が進み。昭和の大合併で1956年鳳来寺町に。2005年新城市に合併。合併時の鳳来寺町の人口13565人、合併後の新城市の人口2020年44435人。
新城市・・・愛知県東三河地区、豊橋平野北端と設楽山地南部に位置する、豊川流域の農業を主とするが近年は工業都市に転換。
1575年(天正3年)の織田・徳川連合軍と甲州武田勝頼軍との「長篠の戦い」が有名。長篠の戦いの後、損傷の激しい長篠城を廃城として新城(しんしろ)を築城したことからが新城(しんしろ)の地名に。


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