生きてこそ

・・・といえば「ムシキング」の歌らしい

去年大ブレイクしたこの子供向けアニメ（だよね？）。
放送時間が夕飯時とあって、我が家は全く観た事がなかった。
でも去年は幼稚園にカブトムシを愛する園児達がウヨウヨ～。
ワタシは姉妹という環境で育ったので
（一時期妹が「みゅーずの弟」という愛称で呼ばれていた事があるが）
虫を育てた事なんてなしっ。
（鶏とかイモリとか金魚とかなら手づかみはできるけど）
もし「カブトムシ飼いたい・・・」
なんてムスコにいわれたらどうしようと、おののいていたのだが
何とかごまかしてきた。


しかし、今年ははっきり飼育を自己主張

でもカブトムシなんて今時この辺りにはいない。
今をさかのぼる事○0年前。
夕方にバケツに水をはっておくと
翌朝にでかいカブトムシ＆クワガタが2，3匹泳いでいたのが夢のよう。
そのカブトムシらを学校に持っていって男の子達にあげたものだ。
それが今じゃ、カブトムシって７，800円するらしいと聞いて
「アンタ、カブトムシなんて買うもんじゃないヨ諦めなさい。」


それが昨日偶然にも友人から3匹分けてもらえるという幸運（？）に恵まれた。
友人は馴れた手つきで虫入れに腐葉土をいれ、
霧吹きで水分を馴染ませ
割り箸でホイホイと3匹のカブトムシをつかみ
あっと言う間にお引越し終了。

「今日エサのゼリーはあげたから、
　明日までに買ってきてあげれば大丈夫。
　砂糖水とスイカは長生きしないからあげないほうがいいヨ。
　きゅうりなら大丈夫。」
「・・・はぁ・・・。頑張る」


カブトムシといえば臭いな～という印象が強い（泣）。
だから家の中じゃ買いたくナイ
ムスコは庭の軒下に置いておいた様。
ああ・・・いったいどこまで飼えるんだろう～？？（泣）


明けて今朝。
ムスメが発熱しており、ダンナさんとムスコだけが外出する事になった。
外出組を送り出し、家中水拭きをしていい気分。
いい気分だな～・・・いい気分・・・？ん？？
そうだ、カブトムシは元気だろうか？


ぎゃ～～～～ッ！！！動きが悪いヨっ
なんだが全体的にぐったりして元気がない。
見れば腐葉土が既にからからに乾いており
そういえば水分らしいものが一切ないことに気が付いた。
慌ててキャーキャーいいながら全体に霧吹きで水分をぶっかけたら
迷惑そうにカブトムシらがトロ～ンと動いた。

そうだ、エサっ。
ゼリーは今買いに行っている。
そうそう、古いきゅうりがあったはずだよ～（泣）。

ダダッとキッチンに上がり
「えっと3匹だから3つに切って・・・端は痛んでいるから落とそう」
その痛んだ部分を物欲しそうな愛犬にやり
（喜んで寝ながら食べてた・・・）
カブト達の住処に投入。
食べやすいように彼らの位置を微妙にずらしてやる。

そういえば。
昨夜の夏祭りで子供達がもらってきた金魚はどうしているんだろう？
（金魚すくいをしたのだ）
この金魚、実はカブトムシ以上に受難に遭っているのだが・・・死んじゃったかな？

恐る恐る睡蓮鉢をのぞくと、驚くことに一匹も浮いていない。
・・・よ、よかった～・・・
どうやら先客のめだかとも仲良くやっているようで。

今日はこの「カブトムシ」「めだか＆金魚」「愛犬」の三角地帯を
何度行き来しただろうか？（多分５、６回）
そのかいあってか、カブトムシは元気を取り戻し
めだか＆金魚はスイスイと幸せそうに泳ぎ
愛犬は久しぶりに外でおなかを気持ちよさそうに干していた。


「カブトムシの住処が狭いから、もう少し大きい入れ物を買ってきて～」
とわけのわからないメールをワタシからもらったダンナさんは
カブトムシグッズを片手に帰宅した。
これでゼリーも住処もバッチリである（笑）。

気がつけば、既に子供よりワタシがハマっているカブトムシ・・・？