のんびり・・・いそいそ~(*くうかんあそび*付き)

なんとか音楽の勉強を続けているちょっと変な主婦兼ピアノ指導者兼ボランティア演奏者の日常。取り留めのない駄文揃い。

リベンジへ

2007-02-26 22:58:12 | ピアノ練習記録
ムスコのオペ騒ぎだの、卒園・入学準備が本格化して
2日ほどピアノの練習をサボってしまったツケが来てしまった
先週末の師匠のレッスン。

沈没ですネ・・・(泣)。


でも何とかイギリス組曲のブーレ2曲とジグ
モーツァルトの幻想曲(短いけどさ)を譜読みしてレッスンに臨んだ。



モーツァルトは本当に久しぶり。
思いのほか幻想曲は色んな要素に満ちていて・・・楽しかった。
以前よりは随分音のイメージも沸いてきて
「こりゃ、いけるぞぅ。」
なんて思っていたのだが、時間切れ。
仕方ない、当日は即興的に弾くしかない・・・。



それがやはりというべきか。
自分が「ここはこうしたかったけれど時間切れ」
とした部分を指摘をびしびし受け、悔しくて涙が出そうだった~。
わかっているのにできなかったワタシ。
師匠ってこんなに厳しかったっけか~?
いや、多分指摘された内容を深く考えてこなかったから
それに気づかなかったのだろう。
でもいい年して情けないよな~これくらい時間がなくても何とかしろよ。


ただ、以前ならこれだけの楽曲を読むのももっともっと時間がかかったから
一応形に出来ただけでも進歩したのかも。
(↑自分に甘いワタシ・・・)

先日のモーツァルトは相当悔しかったので4月にリベンジ。
(3月は幼稚園の謝恩会の音楽担当をしているので
 そっちに集中するのだ。これも勉強。)


さてさて。
4月までの課題はもう1つ大きなものがある。
それは師匠の曲。初挑戦である。
師匠は現役の作曲家。
ジャンルもジャズからクラシック、邦楽と多岐に渡る。
武満作品から日本の現代作曲家に興味を持ち
「弟子からみたショパン」で
<作曲自身から楽曲のレッスンを受ける>
ことにも興味を持っていたワタシは
他ならぬ師匠作品のレッスンをお願いしたのである。


作品がどのような意図で作曲されたのか。
作曲家自身を前にしてどのような演奏ができるのか。
これはワクワク体験だ。
恐らく他の作曲家の作品を弾く時にも役立つに違いない。

・・・でもマズイ演奏はできないよな~・・・(泣)。


で、先週末のレッスンで作品を頂いた。

「・・・なんデスか~~~!!?? 
 これ、すっごい難しいじゃないですかっ!!(泣)」

クロード(ドビュッシー)??
モーリス(ラヴェル)???
とにかくその手の音楽。しかも2部作。そして14ページ。
細かい音符、多すぎ~!!(←ほとんど数学)
そして変拍子の波!!!

・・・師匠、もう諦めてくだサイね・・・。

「じゃ、それ4月のレッスンでね。」
「うっ・・・。」

帰途途中の馬車○でのランチ中、必死に楽譜を読んでいた(つもり)のは
ワタシです~~~~(泣)。

ただ、たくさんの曲を濃密加減はそれぞれとしても抱え込むようになって
譜読みが少しずつ早くなってきた気がする。今更だが。

で、師匠の大曲の後には
 ・ショパン  ポロネーズ5番
 ・武満 徹  雨の樹 素描 ⅠとⅡ

の譜読みが・・・今年中に終わるのか?
頑張れ、ワタシ。負けるなワタシ(笑)。



決断

2007-02-26 22:28:32 | こどものこと
今年の夏休みにムスコのT大病院でのオペが決まった。
内容はアデノイド除去&鼓膜にチュービング(両耳)。
やれやれ。


去年の秋に主治医のドクターに伺ったときは
「鼓膜が極端に薄いので、チュービングの跡(穴)が残る可能性もあるので
 今は経過観察でいきましょう。」
とのことだったので、オペはないものと思っていただけに
青天の霹靂。
年末頃から診察のたびにドクターの顔色がよろしくなかった。
「悪くなっているわけではありませんが
 好転もしていないんです。」
「一時的によくなるのですが、鼻風邪を引くと
 また戻ってしまうんですよね。」



そういうドクターの様子からもしかしたら、と思っていた。



でもさ、ドクター。
オペはいいのだけれど、
ムスコは乳幼児医療助成期間が来月で打ち切りになるのさ!!
なんでこの時期にそげなこというかな~~~~???
乳幼児医療助成期間は入学まで。
それまでかかる子供の医療費はほとんど助成金で賄える。
つまり手術→入院費の負担もないに等しい。
とはいえ、1週間の入院ともなれば
入院費以外にも何かと出費があるはずだ。
おかげで共済やら公的援助やら、健保組合に問い合わせて
少しでも手術費用等の負担を少しでも軽くするように頑張るはめに。


この話を頂いたのは2週前のこと。
この日はアデノスコープでアデノイドの状態を見て
レントゲンで大きさを確認。
で、1週間後(つまり先週)もう1度電車に乗ってT大へ。

「手術はお願いしたいのですが、こういう事情で3月というわけには
 いかないでしょうか?」
「う~ん、検討したんですがもう予定が一杯で・・・。」
「じゃあ、GWはどうでしょう?」
「う~ん、そこもいっぱいですねぇ。」

・・・じゃあ、いつが空いているんだ???

「では夏休みはどうでしょう?」
「それが夏休みもほとんど一杯で・・・」


?????
あの~、ウチは手術を勧められているだよね?
「では夏休み中で一番早い日はいつでしょう?」


というわけで決まった。なんかまだるっこしいなぁ。
入院日数は5~7日間。台風来るなよ。
しかも随分先だし。
ちなみにオペをしたからといって
ムスコの滲出性中耳炎が直ちに完治するわけではない。
これは治療法の1つの選択肢なのだ。
全身麻酔の懸念はあるが、
ここはオペ実績豊富なT大病院を信用するしかない。


本当はオペの話が出たとき、結構辛かった。
発病してから丸2年以上、ムスコとワタシたち夫婦は
かなりまともにこの病気に向き合ってきたと思う。
投薬だって1度も欠かしたことがないし
鼻すすりは厳禁なので、
日中は勿論寝ている時でもムスコの鼻すすりの音で不意に目覚め
鼻をかませてきた。
幼稚園にはボックスティッシュを持参させた。
努力していればきっと報われる。必ず治る。
どこかでそう思っていた。


でもだめだった。
いくら命に別状ない病気とはいえ、病気は病気。
もっと大変な病を持つ親子がいると思っても、やはり悔しかった。


そんなことをぼんやり考えていたら
他の子供と比べることをしないようにしていたつもりだったのに
実はムスコと他の子供をしっかり比べていたことに気づいた。
そうでなければ、こんなに悔しいだろうか?
この病気を持って生きるのが、ムスコとワタシ夫婦の人生だ。
だから辛い気持ちに逃げないで
ちゃんと治療に励んでいかなければいけないんだろう。
まだまだムスコの病気から学ぶ事は多そうである。