のんびり・・・いそいそ~(*くうかんあそび*付き)

なんとか音楽の勉強を続けているちょっと変な主婦兼ピアノ指導者兼ボランティア演奏者の日常。取り留めのない駄文揃い。

「ある子供」

2006-11-21 15:47:26 | ほんとえいがのこと
はてさて。
先週はツタヤのレンタル半額クーポン期間だったので
CDを10枚近く、DVDを4本借りた。
でもやっぱ、DVDは観切れなかったデスね・・・(泣)。
(発表会前だもんな。バカ。)


金曜までに観なければいけないDVDは3本。
昨夜は『ある子供』をようやく鑑賞。
これってカンヌのパルムドールだったんですね。知らなかった。



監督はダルデンヌ兄弟。
この監督(達)の作品を観るのは初めてなんですが
他にもオススメの作品ってありますか?
大体ワタシはフランス語の映画に弱いんですが(フランス語は知らない)
舞台はベルギーなのかしらん?



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18歳のソニアと20歳のブリュノのカップルに
ジミーという男の子が生まれた。
ブリュノは定職に着かず、小さな窃盗をし盗品を売りさばくことで
その日暮らしをする2人。
子供のために(大人だしな)安定した職につくことを求めるソニア。
対照的にブリュノはいつまでも親の自覚がないまま
盗品を金にすることと同様に、自分の子供も売ってしまう。
事実を知ったソニアは卒倒し・・・。


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子供の人身売買という重いテーマが絡んでいるが
映画の中では深刻な事態には陥らないので、ご安心を。
いつもいっているが
ワタシがヨーロッパ映画を好きな理由の1つは
余計なBGMが入らないところ。
それにこの作品はドキュメンタリータッチと評されることがあるように
いたって淡々とこのカップルと子供を描写している。

そのせいか、珍しく途中で少々飽きたワタシ(笑)。
というか、映画の内容よりはブリュノのいい加減さに呆れたのかも。
クライマックス直前に
思わずネットで物語の結末を読んでしまった。
ああ掟破り・・・見なきゃ良かった。
こう書くとブリュノはいい加減なだけの男に見えるが
乱暴ではないし、優しいし、
職につけばまともな生活を送ることができるはずだ。
さて、この2人がどうなっていくのか・・・。
(さすがに最後は「さすが」と思えた。)

95分の比較的コンパクトな作品なので
気軽にどうぞ。


  出演: ジェレミー・レニエ, デボラ・ブランソワ,
   ジェレミー・スガール, オリヴィエ・グルメ
  監督: ジャン=ピエール・ダルデンヌ, リュック・ダルデンヌ