前回に続き、忍者映画の紹介です。
1966年の映画「大忍術映画ワタリ」のテーマ曲です。
前回紹介した「伊賀の影丸」より製作はちょっと前ですが、だいたい同時期の作品です。
「伊賀の影丸」のテーマ曲は古臭い感じがしたのですが、こちらのほうは非常に明るい曲となっており今聞いてもそんなに古さは感じられません。
歌っているのは当時、歌謡曲歌手として売り出し中だった佐々木新一さんです。
ワタリ、ワタリと特徴的な歌詞のおかげ一度聴いたたら忘れられないフレーズですね。
失礼ながら、最初歌っているのは女性の方だと思っていました。
ところでこの映画ですが、忍者ものとしては初めて特撮技術を駆使して作品です。
これをみた作者の白土三平さんは「これは自分の作品じゃないと」怒ったそうですが、
この明るいテーマ曲と共に忍者もの特有の暗いイメージを見事に払拭して見事な娯楽時代劇となっています。
SFMV-「大忍術映画 ワタリ」ワタリ(FULL)