オリビアを聴きながら

大好きな洋楽を中心にセレクトしています。
ショート、ショートで綴る音楽サロンです。

アブラカダブラ / スティーヴ・ミラー・バンド

2008-02-28 23:24:23 | 洋楽80年代

70年代後半をポップなサウンドでヒットメーカーとなったスティーヴ・ミラー・バンドも、80年代になると人気に陰りがみえてきました。1981年のアルバム「愛の神話」は全くの不発に終ったのです。
そこで起死回生を狙ってつくられたのが、アルバム「アブラカダブラ」です。
このアブラカダブラ(Abracadabra)は、その名の通り魔王の呪文のことで、ポップでかつコミカルな曲となっています。
その甲斐もあって1982年に再び全米No.1ヒットを彼らにプレゼントしています。
初期「ジョーカー」の泥臭さなんて全くないですね。

さて、何回かに分けてお送りしたスティーブ・ミラー・バンドの特集はいかがだったでしようか。
私のベストワンはやっぱり「ジョーカー」かな・・・。

80\'s Abracadabra Steve Miller Band



Jet Airliner / スティーブ・ミラー・バンド

2008-02-24 01:16:19 | 洋楽70年代

スティーブ・ミラー・バンドの大ヒット曲「Jet Airliner」です。
1977年のアルバム「ペガサスの祈り(Book Of Dreams)」に収録されています。
非常にポップで、朗々と歌うスティーブ・ミラーのボーカルがいいですね。
私の大好きな曲です。
前作「Fly Like an Eagle」に収録されている「Rock 'N Me」と曲調がよく似ています。それもそのはずこのふたつのアルバムは同時期に録音されており、発売時期をずらしてリリースされたそうです。
もうひとつ余談ですが、当時これを輸入盤で聴きました。
レコードが変形していて反り返ってしまい、トーンアームが上下に暴れてたいへんでしたが、それでも音は良かったですよ。

Steve Miller Jet Airliner



Rock 'N Me / スティーブ・ミラー・バンド

2008-02-22 00:01:22 | 洋楽70年代

スティーブ・ミラー・バンド、1976年のヒット曲「Rock 'N Me」です。
アルバム「Fly Like an Eagle」に納められています。
朗々と歌うスティーブ・ミラーのボーカルがいいですね。
後の「Jet Airliner」に繋がるものがあります。
でも先にご紹介したアルバムタイトル曲「Fly Like an Eagle」に比べるとだいぶスティーブ・ミラー色が薄められているような感じがします。
あの特徴的なギターワークがありません
その分聴きやすいかもしれませんが・・・。

Steve Miller Band - Rock 'N Me



Seeing For The Very First Time / バーバラ・ウェザース

2008-02-19 20:17:41 | Weblog

3回にわたってお送りしたバーバラ・ウェザース特集の最終回はソロ2枚目アルバム「Seeing For The Very First Time」の紹介です。
バーバラは1990年のファーストアルバム「Barbara Weathers」後に活動を休止し、長い沈黙を守ってきました。
その間に自分の歌をみつめなおし、さらにレコード会社も変え、自分の意見がアルバム制作に十分反映されるようになりました。
つまり、自分が歌いたい曲を歌うと固く決心したのです。
そして1995年に出したのがこの「Seeing For The Very First Time」です。
これはもうババーラ・ウェザースの決定版(完全形)ともいえるアルバムです。
彼女のもっとも得意とするバラード曲を中心に出来ており、ライブ感覚の弾むような「What Kind Of World Is This」、シンプルな「Show Me」そして哀愁深いデュエット曲の「All Of My Love」など素晴らしい曲ばかりです。
私はCDショップで試聴したのですが、曲をたった一章節聴いただけで歌の虜になってしまいました。

惜しむべきことは、彼女の1995年以降の消息がまったくつかめません。
こんなに歌の上手い彼女の曲がこのアルバム以降聴けないのは残念でなりません。
また、このアルバムの曲の動画も全く見つかりませんでした。
ほんとうに残念でなりません。


My Only Love / バーバラ・ウェザース

2008-02-17 16:03:47 | Weblog

バーバラ・ウェザース(Barbara Weathers)は1980年代末にアトランティック・スターをやめて待望のソロデビューを果たしています。
そして1990年に出した、ファーストアルバム「Barbara Weathers」からシングルカットされたのが「My Only Love」です。
彼女の歌の上手さが十二分に出ていますね。
しかしファ-ストアルバムの曲全体にいえることなのですが、もっと「オールウェイズ」のようなラブ・バラードを歌ってくれないのかと思ってしまいます。
動画をみても曲は素晴らしいのですが、何となく彼女の美貌というか色気を優先した編集となっていますね。
アトランティック・スター時代から気になっていたのですが、本当に彼女は歌いたい曲を歌っていたのでしょうか。
もしかしたらこれは自分の歌ではない思っていたかもしれません。
このアルバムの後、彼女は活動を休止してしまいます。

Barbara Weathers -Barbara Weathers - My Only Love



シークレット・ラヴァース / アトランティック・スター

2008-02-16 00:07:37 | 洋楽80年代

アトランティック・スター、1986年の大ヒット曲「シークレット・ラヴァース」です。
1987年の「オールウェイズ」がみんなに祝福される愛をテーマにしたのに対し、こちらは不倫をテーマにした曲です。

1983年頃、アトランティック・スターはアルバムの録音中にグループ内のケンカがもとで、リードボーカルのシャロン・ブライアントが去り、さらに所属するA&Mレコードからも制裁として売り上げの印税を凍結されてしまいました。
そのため残ったメンバーはかなり追い詰められた生活を余儀なくされました。
幸い、新リードボーカルのバーバラ・ウェザースの加入により、事態は好転し新しくアルバム「フリーク・ア・リスティック」を制作出来ました。
これからシングルカットされたのが「シークレット・ラヴァース」で全米3位を記録するヒットとなりました。
このときこのアルバムに入れようとしたのが、あの「オールウェイズ」です。
しかし当時のプロデューサーはOKを出さず。結局レコード会社とプロデューサーがかわった次のアルバム「オール・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」でようやく陽の目をみることになったわけです。

http://jp.youtube.com/watch?v=IgbI3gscv_o

オールウェイズ / アトランティック・スター

2008-02-13 20:04:11 | 洋楽80年代

バレンタインデーということでラブソングを一曲。
アトランティック・スターのラブ・バラードの名曲「オールウェイズ」です。
この曲は1987年のアルバム「オール・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」から最初にシングルカットされ全米№1に輝いた曲です。
「オールウェイズ」は曲が出来上がるまでに5年の歳月がかかりました。
アレンジに迷ったり、プロデューサーがOKを出さなかったりで、世に出るまでは多くの困難がありました。(5年間曲を放置していたという説もありますが・・・)

この曲で際立つのは何と言ってもリードボーカルのバーバラ・ウェザースです。
新しいリードボーカルを探していた彼らが、彼女の歌をほんの少し聴いただけで、歌の上手さに驚き、加入を承諾する前から彼女に傾注してしまったほどですから凄いことです。

まあ、歌をほんの少し聴いただけで彼女に傾注してしまったのかれらだけではないのですが・・・。

Atlantic Starr - Always

イーグルス、グラミー賞を受賞

2008-02-12 21:29:29 | イーグルス

第50回グラミー賞のカントリー部門でイーグルスが受賞しました。
嬉しい!!というか、何で?というか、今さらというかたいへんに驚いています。
受賞ページのコピーが下記のとおりです。

Category 38

Best Country Performance By A Duo Or Group With Vocals
(For established duos or groups with vocals. Singles or Tracks only.)

How Long
Eagles
[Eagles Recording Co. II]

カントリー部門での受賞というのは感慨深いですね。
1972年に「テイク・イット・イージー」のカントリーロックで始まり1976年の「ホテル・カリフォルニア」でハードロックの頂点を極めたイーグルスが2007年再びカントリーロック調の「ハウ・ロング」を発表し、今回のグラミーの受賞ですから、なんとも歴史は繰り返されるという思いですね。
そうはいっても「ホテル・カリフォルニア」・「ロング・ラン」で自分たちのサウンドを極めてしまったのですから、再々結成でカントリーをやっても何らおかしい事ではないと思います。
さて「How Long」を聴きまくることにしますか。

Eagles - How Long



フライ・ライク・ア・イーグル / スティーブ・ミラー・バンド

2008-02-11 14:35:24 | Weblog

スティーブ・ミラー・バンドの「フライ・ライク・ア・イーグル」です。
1976年のアルバム「Fly Like a Eagle」のタイトル曲です。
この曲はスティーブ・ミラー・バンドの曲調がもっとも出ているのではないでしょうか。
ブルースを基調とした独特のボーカル、そしてギタ-ワーク、シンセサイザーを駆使した独特のサウンド、これらが良くマッチしていますね。
まさにスティーブ・ミラー節といって良いのではないでしょうか。

お聴きになってどうでしょうか、ギター、シンセサイザーのサウンドに遊んでいる様な部分に気がついたと思います。
これは「ジョーカー」でも少しあったのですが、ここが彼らのワビ・サビ?となっているのではないかと思います。
しかしこれがロックしないで、遊んでいるという批判もあったようです。
私はこれが好きなんですが・・・。

Steve Miller Band-Fly Like a Eagle



ジョーカー / スティーブ・ミラー・バンド

2008-02-09 11:59:23 | Weblog

1973年のスティーブ・ミラー・バンドの全米№1ヒット曲「ジョーカー」です。
アルバム「The Joker」のタイトル曲でもあります。
非常に渋さが際立つ曲で、これがナンバー1?と思う節もありますが、これが全米の心をつかんだのだと思います。
スティーブ・ミラー・バンドはもとはスティーブ・ミラー・ブルース・バンドと名乗っており、すごくブルースにこだわって活動してきました。
この曲もロックというよりブルースという面が色濃く出ていますね。
奇抜なアルバムジャケットですが、聴けば聴くほど病みつきになってしまいます。

The Joker - Steve Miller Band