70年代後半をポップなサウンドでヒットメーカーとなったスティーヴ・ミラー・バンドも、80年代になると人気に陰りがみえてきました。1981年のアルバム「愛の神話」は全くの不発に終ったのです。
そこで起死回生を狙ってつくられたのが、アルバム「アブラカダブラ」です。
このアブラカダブラ(Abracadabra)は、その名の通り魔王の呪文のことで、ポップでかつコミカルな曲となっています。
その甲斐もあって1982年に再び全米No.1ヒットを彼らにプレゼントしています。
初期「ジョーカー」の泥臭さなんて全くないですね。
さて、何回かに分けてお送りしたスティーブ・ミラー・バンドの特集はいかがだったでしようか。
私のベストワンはやっぱり「ジョーカー」かな・・・。
80\'s Abracadabra Steve Miller Band