オリビアを聴きながら

大好きな洋楽を中心にセレクトしています。
ショート、ショートで綴る音楽サロンです。

悪いあなた / リンダ・ロンシュタット

2008-01-28 21:02:57 | リンダ・ロンシュタット

1974年の全米№1ヒット「悪いあなた」です。原題は「You're No Good」。
アルバム「Heart Like a Wheel」からシングルカットされました。
リンダ・ロンシュタットは1967年、ストーン・ポニーズのボーカルとしてデビューしました。その後ソロで活動しましたが、しばらくはヒットに恵まれず、下積み生活を続けていました。
レコーディングの際、バックコーラスも自分で行い、それを多重録音で曲にあわせるという涙ぐましいこともしたようです。
しかし70年代になると徐々に人気が出はじめ、この「悪いあなた」の大ヒットで人気を不動のものにしました。
ストレートで押しのきいたリンダ独特のボーカルがよくでています。

Linda Ronstadt - You're No Good



Desperado (ならず者)

2008-01-26 00:26:09 | リンダ・ロンシュタット

イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」は日本でも空前の大ヒットとなりました。
各地でレコード会社主催の「フィルム・コンサート」なるものが開かれ私も行きました。
その中でたいへん印象深かったのが、リンダ・ロンシュタットがイーグルスを従え「ならず者」を歌うシーンでした。
もともと彼女のバックバンドから独立したのがイーグルスなので、ジョイントで歌っても何らおかしくないのですが、百聞は一見にしかずというわけで実際に見ると凄く感慨深いシーンでした。
イーグルスを従えて歌うなんて何て凄い歌手だとリンダに一目惚れしてしまったのです。

The Eagles & Linda Ronstadt -Desperado

安らぎの季節 / デビット・ソウル

2008-01-23 18:41:23 | 洋楽70年代

デビット・ソウル(David Soul)1976年の全米ナンバー・ワン・ヒットです。
原題は「Don't Give Up On Us」。
デビット・ソウルは歌手よりも俳優のほうで有名です。
代表的な出演作は日本でも放映された「刑事スタスキー&ハッチ」(主演:ポール・マイケル・グレーザー&デビット・ソウル)です。
この刑事ドラマは日本でも話題になりました。
これがきっかけでつくられたのが、あの迷作「噂の刑事トミーとマツ」です。
まあオリジナルのほうは結構真面目に事件を解決しているようですが・・・。

甘くせつない歌声が印象的です。

David Soul - Don't Give Up On Us

ホテル・カリフォルニア / イーグルス

2008-01-20 15:51:08 | イーグルス

1976年のイーグルスの大ヒット曲というだけでなくロック史上に残る名曲です。
もはや私の下手な説明も必要ないと思います。
アメリカの荒廃した音楽ビジネスをロスの高級ホテルにたとえて曲にしたものです。
特に歌詞の「当ホテルではそのような酒類は1969年以降一切おいておりません」というところは、1969年開催の伝説のロックコンサート「ウッドストック」以降、「ロックスピリッツ」なんてなくなったと見事に皮肉っています。!

この曲の最大の特徴は何といってもイントロのギターの部分です。
この細かい音色を出すためドン・フェルダーは12弦のギターを使い、美しくそしてロック史上に残る旋律をつくりだしています。当時はもちろん12弦ギターなんて知る由もなっかたですけれど。

曲の発売と同時に世界中で大ヒットとなり、当時のラジオ関東アメリカン・トップ40でも司会の湯川れい子さんが、歌詞を日本語に訳してくれました。
でも若く人生経験の乏しい私にはなんのことかよくわかりませんでした。
それでもカリフォルニアにアメリカンドリームはないと誰かがいっていたことは記憶にあります。

イーグルス ー ホテル・カリフォルニア

呪われた夜 / イーグルス

2008-01-18 19:47:35 | イーグルス

イーグルス1975年の№1ヒット「呪われた夜」(One of These Nights)です。
カントリーロックから始まったイーグルスのハードロックへの移行を決定づけた曲です。
ランディ・マイズナーのベースから始まり、ドラム、ギターが入っていくのはなんともミステリアスな曲調ですね。
この曲の圧巻はなんといっても中間のギターソロの部分です。この部分はギターの教本?にもなっているようで、この部分だけの動画を投稿されている方がたくさんいました。
そうはいっても当時はカントリーからがらりと変わってしまい違和感を感じまいましたね。
さらにその後の「ホテルカリフォルニア」の大ヒットで、どうもこの曲は馴染めませんでした。
それが現在では私の愛聴盤となっています。
このミステリアスな感じとギターワークの凄さに魅了されたようです。

動画ですがなかなかいい録音のものが見つかりません。
途中で切れてしまいますのでご了承下さい。

One of These Nights - Live 2001 - Eagles



Take It To The Limit / イーグルス

2008-01-16 04:30:30 | イーグルス

イーグルスのオリジナルメンバーのひとりであるベーシストのランディ・マイズナーは、あまり目立たない存在でしたが彼も素晴らしい曲を残しています。
「Take It To The Limit」です。これもアルバム「呪われた夜」に収録されています。
ランディが歌うソロバラードの素晴らしいです曲です。
しかし彼も後にイーグルスを去ることになリます。

The Eagles Take It To The Limit



カーペンターズ

2008-01-13 20:22:43 | 洋楽70年代

70年代の最大の心残りはカーペンターズをまじめに聴かなかったことです。
なにせアルバムを買ったのは90年代に入ってからというありさまです。
さらに昨年テレビをみて知ったのですが、カレン・カーペンターはドラムを弾いていたということ。
かなりの名手だったそうですが、全然彼女のイメージと違いますね。
さすがにカーペンターズのイメージ戦略上まずいと判断されたのか、ボーカルに専念させられたようですが、このままドラムを弾いていたら拒食症にならなかったかもしれません。

CARPENTERS FOREVER (3/12) カーペンターズ



いつわりの瞳 / イーグルス

2008-01-11 21:48:00 | イーグルス
イーグルス「いつわりの瞳」(LYIN' EYES)です。1975年のアルバム「呪われた夜」に収録されています。
この曲もカントリーロック調ではありますが初期の曲とくらべると洗練されて都会的なイメージになっています。
ドン・ヘンリーとグレン・フライの共作で、グレン・フライのせつない歌い声が印象的です。
私は「ホテル・カリフォルニア」以前の曲としては一番好きです。6分22秒という曲の長さもこれまたいいです。
美しいギターの旋律とメロディラインが素晴らしい、お奨めの曲です。

EAGLES - LYIN' EYES



バーニー・レドン (元イーグルスギタリスト)

2008-01-07 21:51:48 | イーグルス

イーグルスは3作目のアルバム「オン・ザ・ボーダー」でオリジナルメンバーの4人に加えて、ギタリストのドン・フェルダー(Don Felder)が加入し、ますますハードロック指向が強まります。
そして4作目のアルバム「呪われた夜」の制作ではそのハードロック指向は決定的なものになります。
こうなると従来のカントリーサウンドを引っ張ってきたギタリストのバーニー・レドンと他のメンバーとの確執も決定的なものなってしまいます。
彼はこのアルバム完成後に脱退してしまいます。
バーニー・レドンはバンジョー、ペダル・スティール・ギター、マンドリンを使いこなし、第4作までのカントリーロックで重要な役割を果たしてきました。
その後の「ホテル・カリフォルニア」の大ヒットですっかり彼は忘れられた存在になってしまいましたが、もう少し評価されてもよいと思います。

さて今回の動画ですが、バーニー・レドンとリンダ・ロンシュタットによる哀愁たっぷりのギターの弾き語りです。

Linda Ronstadt With Bernie Leadon It Doesn't Matter Anymore


たそがれの恋 / オリビア・ニュートン・ジョン

2008-01-05 19:16:22 | オリビア・ニュートン・ジョン

オリビアの「たそがれの恋」(Don't Stop Believin')です。
1976年の同名のアルバムに収録されています。
この曲(アルバム)を聴くときいつも思うことは、これがカントリーから始まった音楽路線の最後を飾る曲であるということです。
その後のオリビアは音楽的に変化をとげジョン・トラボルタとのデュエットをへてフィジカルへいたるわけです。
私はこの曲がオリビアの最高傑作と思っています。
曲名の通り、黄昏を感じさせる彼女の歌は哀愁すら感じさせます。

Olivia Newton John - Don't Stop Believin'