murota 雑記ブログ

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再び、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」に迫る。

2021年09月24日 | 通常メモ
 ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」、このドラマは15世紀か16世紀のセヴィリヤを舞台にしている。宗教裁判の炬火が日ごとに異教徒を焼き殺している時代、キリストらしき男が訪れる。セヴィリヤの民はそれがイエス・キリストの再来であると感じ、その教えに従う。その一部始終を見ていた背の高い90歳の老人(セヴィリヤの大審問官)が、毅然として「この者を捕らえよ」と命ずる。衛兵たちはキリストを捕縛し牢獄につなぐ。セヴィリヤの夜の獄房に、暗い影のように大審問官が訪れ、キリストを相手に話をする。最初に大審問官はじっと眼を見て「おまえがイエスか」と問う。イエスは黙って答えない。そこで「返事はしないでいい」と言う。 . . . 本文を読む