伸ちゃんのブログ

ひたちなか市にある、お寺の住職のブログ
毎朝の境内の一コマと坊主の一言を毎日更新中

再会を通して

2009年12月03日 | Weblog
予報通りの雨の朝です。それほど寒く感じませんが、日中はあまり気温が上がらず寒いようですね。雨で寒いのはちょっとこたえます。
昨日は突然学生時代の友人から連絡があり、仕事でこちらにきているとのことで、昼食を一緒にとることになりました。
お互い中年のこの時期は仕事と家庭が中心でなかなか会うことができません。40代半ばの顔をお互い見合わせれば、
さすがに20年前の肌のつやはなくなりましたが、とくにふとったりしていませんので印象は全然変わっていませんでしたね。
晩婚であった友人はまだ長女が1歳半とのこと。成人するまで大変だと言っておりました。
新型インフルなどの未知の病だの、不安定な社会状況だの、不安材料に満ちている社会ですから、子育てをする親には心配なことばかりです。
今に限らず過去にも“天災・飢饉・大戦…”という言葉で歴史の教科書に出てくるように、不安定な時代は繰り返し起きています。
いつの時代でも、安定している状況のほうが珍しいのかもしれません。
ペストやスペイン風邪、今では治療薬で普通に対処できる病もはじめの頃は社会を混乱に招く恐ろしいものだったでしょう。
いつも完璧に対処できる時代・社会というものはありえません。そんな中で生きているのですから必要以上に騒ぎたてずに、落ち着きを持って向かってゆくしかないんでしょうね。怒りや欲や偏見差別の心で混乱に立ち向かうのでなく、穏やかな優しい心を忘れずにこの時代を歩んで行くことが人として最善の生き方。歴史から学ぶことで避けられることはたくさんありますよね。同じ過ちはしたくないですもんね。