秋の始めに

2008-09-10 20:19:07 | 里山
夜勤明けの土曜日には特に用事でもない限り午後の三時ごろまで寝ている。
そうなると夜もそうそう早い時間には寝つけない。
あまり得手ではないが時差ボケ解消を狙ってアルコールの勢いで寝てしまうという手もある。
が、この晩は雨が降ってきたのでバイクで出かけた娘から呼び出しを食らう可能性もありこの手は使えなかった。

十一時半頃に携帯にメールが入った。
「夜分、恐れ入ります(^^)」
実の父親に何を他人行儀な・・・と思ったらsizukuさんからだった。
明日、天気がよければこちらに来るとのことなので近くの駅で待ち合わせをして先日の森にエスコートをしてあげると返信。
天気予報では一日中曇りだったのだが、「晴れ女」で定評のあるsizukuさんのこと期待(不安?)に胸を膨らませつつ床についた(笑)

翌日、晴れ女パワー全開で現れたsizukuさんを駅でピックアップし先日の森へとご案内。
一週間前とは森の様子が一変!!
駐車場下の斜面も雑木林の中もキノコの山。
鮮やかな色のタマゴタケや大振りの汁椀を伏せたようなイグチ系のキノコがいたるところに生えていて撮影のための足場もないほど。
踏み潰さないように足の置き場を確かめつつ撮影タイム。

  
タマゴタケ幼菌      タマゴタケ

姿に似合わず食べられるそうだが脆い肉質で力加減を間違えると傘がボロッと壊れてしまう。


ナラタケモドキ

あくまでもモドキで本家のナラタケよりは食味が落ちるようだが食べられるそうだ。
ただし、過食は禁物と書いてあった。


イグチ系のキノコ

イグチ系の食べられるキノコは肉厚で人気があるが、ニガイグチという苦くて喰えない種類もあるそうだ。
喰える?
喰えない?
これはどちらだろう?


白いのはおそらくドクツルタケという猛毒キノコの幼菌
茶色のは?

先週は三脚を用意していなかったのですべて手持ちのフラッシュ撮影だった。
今回は自然光で撮りたいと思い三脚を使用した。
が、ブレ写真続出・・・
やはり望遠マクロのスローシャッターではレリーズを使わないと無理っぽい。
とはいえ、D-50にはレリーズがつかないのでリモコンかタイマーを使うしかない。
しばらく使ってなかったのでどれがリモコンとタイマーののスイッチだったか(汗)

休耕田には相変わらずシオカラトンボが飛び回り、時折飛んでいく大きなトンボはオニヤンマのようだった。
畦で咲くノハラアザミにはヒラタアブやミツバチが飛び回っていた。


ノハラアザミ

ここの雑木林にもあちこちにキノコが顔を出していた。
そんな中にナンバンギセルを見つけた。
前回も別の場所で数株見ていたが、こちらの雑木林にも数株咲いているのが見つかった。
私的にはあまり見たことのない珍しい花の部類でコレほどの数が見られるとは思わなかった。

ナンバンギセル

頭上には気の早い紅葉が・・・
でも、この一枝だけだからなんらかの異常があるのかも?


紅い葉

見上げると近くのサクラの幹に大きな蛾がとまっていた。
一時期、蛾の写真を撮っては名前を調べていたこともあったのだが、なにせ種類が多く、かつ同定困難・・・
そんなこんなで最近は手を出していない。
が、余りにも立派なので一枚撮らせていただいた。
が、名前が分からない。
が、ネットは便利なもので「みんなで作る日本産蛾類図鑑」というサイトがある。
こちらにUPされている画像を調べれば簡単に分かる・・・ということはない。
なんと一万枚以上の画像が収録されているので田舎のADSL環境では閲覧が追いつかないし一万枚のサムネイル画像を見ていると目が悪くなること請け合いだ(汗)
一番簡単なのは他力本願で掲示板への投稿。
上のサイトでも掲示板があるが、Matszさんもかなりの「蛾マニア」なのでそちらにお邪魔した。


シロシタバ(白下翅)
Matszさんによればカトカラと呼ばれる人気のある蛾の仲間なのだとか。
低地では珍しいとのことなのでむじなさんが一つの発見か~っ!?

尾根に近い場所まで来ると高いところにある枝先にとまっている何頭かの赤トンボがいた。
大きさや色合いから赤トンボとはわかるが何の種類かは判然としない。
池の端に張った虎ロープに一頭の赤トンボがいた。
初見のリスアカネの♂。
すぐ下には♀もとまっていた。
初めて見つけてオスとメス両方をゲットだぜ!!

 
リスアカネ ♂       ♀

さて、ここまで書いて何か忘れていたような・・・
そうそう、sizukuさん。
こんなことしてました。


この指と~まれ~
手モデル=sizuku


トンボがとまった~!!
以前のコメントで「おじさん返上で少年のよう・・・」と書いていた当人は点が増えて若返り「おてんばさん」になっていたようです。

帰り間際に見つけた駐車場近くに生えていた黄色っぽいタマゴタケ

キタマゴタケなのかな?

この後、sizukuさんが遅い昼食にと近くの蕎麦屋で天ザルを奢ってくれたあと駅でお別れ。

まだ早い時間だったので再びカメラを手に近くの沼へ。
ギンヤンマが飛んでるくらいで珍しいトンボは皆無。
珍しいトンボどころか赤トンボすら見かけない。
どうなってるんだろう?


大トリミングでギンヤンマ
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2 コメント

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森のデート (びるげ)
2008-09-11 14:28:04
 Sizkuさんは、ホント!「晴れ女」ですよね。「雨女」のびるげは、羨ましい限りです。

 もう!!森は、きのこの時期ですね・・・歩きたいです。でも・・・膝がとても痛み松葉杖で・・年末に向けてオペを視野に・・では、到底歩けません。せめて、ココへ来て和ませてください。
返信する
びるげさんへ (むじな)
2008-09-12 07:36:26
ブログを拝見してると晴れ女といわれるsizukuさんも雨に降られることもあるようです。この手の伝説はあまり当てにはならないようなので自分の判断というより天気予報も判断の基準にしてますがね(笑)

膝の件お大事に。
返信する

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