新年の御挨拶と初売りのお話

皆様、新年明けましておめでとうございます！新年をいかが過ごされているでしょうか。

　今年も去年と同じく仙台は好天に恵まれ、穏やかな元日となりました。初詣に行ったのは朝7時前でしたが、年配者夫婦はもちろん家族で参拝に来ている方も結構いました。日本人は何かと無信仰と言われていますが、初詣の風景だけでもそれが的外れなのが判るでしょう。無信仰という言い方は一神教的な非難が強く感じられるし、私は不愉快です。
　今年も拙ブログをご贔屓して頂けたなら、ブロガーにとって幸いなことはありません。本年も何卒宜しくお願い致します。

　昨日は初売りに行ってきました。他所の初売り状況は知りませんが、豪華な景品を付けることで知られるのが仙台初売りです。地元紙・河北新報は毎年1月3日付で仙台初売りを大きく報じており、上の画像は河北新報電子版からの借用で、場所は一番町一番街商店街「ぶらんど〜む一番町」。この画像だけでもその賑わいがお分かりでしょう。
　河北によれば、「昨年は大型商業施設の開業が相次いだ仙台駅周辺に押された中心商店街が、今年は盛り返した」ようで、記事ではこう伝えています。
「仙台三越は開店前に昨年より約1000人多い約1万2000人が並んだ。午前の段階で宝飾品や化粧品、食料品などの売り上げは前年比プラス」
「一方、仙台駅周辺も昨年の勢いを継続している。駅西口の仙台パルコとパルコ２には開店前、昨年を計約1000人上回る計約6000人の行列ができた」

　仙台の商店街と常にタイアップしている河北の記事なので、ねつ造とまでは行かなくとも、誇張の可能性はゼロではないと見ています。何しろ年末から商店の広告が紙面に大きく掲載されていたし、元日となれば広告のチラシの方が本紙よりもずっと多いのが河北新報の特徴です。誇大広告があっても不思議はなく、商店側が売り上げや客足を水増し報告することも皆無とは言えないでしょう。

　昨年まではずっと街の中心商店街に行っていたのですが、今年は郊外の商店街に行きました。私は仙台市北部に住んでいるため、泉区商店街の初売りで買い物をしました。スムースに駐車出来ることが郊外の商店街の良い点であり、初売りでは駐車場が混んでいる中心部とは対照的です。
　若い頃はまだ夜明け前から店の前に並んでも苦にならないのに、50代半ばとなればやはりキツく感じます。中心商店街は若者でごった返しですが、郊外は若者が少なかったですね。客層は若くとも30代だったし、親子や夫婦で来ている人が多かった。私もチラシでチェックした目玉商品や食料品を買って済ませました。

　初売りの目玉は何と言っても福袋でしょう。しかし、私は殆ど福袋を買ったことはありません。余計な品が入っているため、これを買わないことにしているのです。福袋は値段以上の品が入っていることは知っていますが、入らないモノを手にしたところで無駄だと思っている始末。しまり屋なのか、単に物欲がないのかは不明ですが、モノを溜め込みすぎればゴミ屋敷まっしぐらでしょう。

　良くも悪くも豊富な商品が店に並ぶのは資本主義社会の特徴であり、メディアが消費者を煽って商品を買わせるように仕向けているのです。それで経済効果が上がるのは結構なことだし、モノが売れなければ不景気になります。頭では分かっていても、メディアに煽られて不必要なモノまで買う必要はないと感じています。
　尤も齢を取ると欲しいものが無くなる、と言われるし、以前に比べて衝動買いが減ったのは確かです。購買意欲の衰えが気力の衰え、つまり老化のはじまりとは思いたくありませんが、ある程度の年齢になるとそれなりに物を持っているため、欲しいものも少なくなるのかもしれません。

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