今年もついに明日で大晦日を迎えます。皆様にとって今年はどのような年だったでしょうか？今年の世相を漢字一文字で表わすと、「北」になりました。2位以下の漢字や過去10年の漢字を紹介したサイトがありますが、今年は2位「政」、3位「不」なのは考えさせられます。
果たして来年はどんな漢字が1位となるのでしょう？どんな漢字が選ばれても良き年になることを願いたいですが、昨今の国際情勢からは難しそうです。「今は戦後でなく新たな戦前だ」と言ったアルファブロガーの鈴木傾城氏の言葉は気になります。
私的には今年1年を漢字一文字で表わせば、「老」になります。私自身が精神的・肉体的に「老」を感じているのではありません。精神面ではむしろ若いというより、年齢の割に幼いと感じています。尤も何かのアンケート結果では、精神面では成熟していないと感じている中高年世代が多かったのを知り、自分だけではないと知って安心させられました。
私が「老」を感じたのは、肉親や親戚が完全に「老」となったからです。昭和一桁生まれの老母は、今のところ幸いなことに認知症にはなっていませんが、それでも足腰がめっきり弱ってきました。外出時には杖が欠かせませんが、2年前までは杖なしで街を歩いていたのです。齢を取ると1年といえない、と云われていることがやっと実感できました。
私には認知症に罹っている伯父と叔父がいて、前者のことは2017-09-30付の記事で取り上げました。長期入院した後、今年9月末に享年90歳で他界したのです。齢なので長くはないと思っていましたが、まさか今年亡くなるとは想像も出来なかった。先日、その娘である従姉と電話で話しましたが、もっと父には長生きしてほしかった、という話には返す言葉もありませんでした。
一方叔父の方はまだ80代前半、身体は大丈夫なので、世話をしている叔母や従妹は苦労しています。何故おじたちは認知症になったのか？医者でも判らないのだから、まして素人には分りません。身内の贔屓もありますが、おじたちは本当に良い人でした。そんな善良な人たちが認知症で人が変わってしまったのはショックです。
社会が高齢化するにつれ、モンスター・ペアレンツならぬモンスター・シルバーと化す老人が増えているそうです。この類の老人は実に介護者泣かせで、介護スタッフの方の苦労は想像に難くありません。時々施設で介護者が暴力を振るう事件が起きますが、何ともやり切れません。
また、ネット上で言葉の暴力を振っている老人もおり、長寿社会の負の面を見る思いです。今月14日付の記事「年寄りの冷や水」は、そんな想いをこめて書きました。
尤も自分がいざ老人となったらどうなるのか？これぞ予測が不可能だし、せめてモンスター・シルバーにはならないよう、気を付けたいものです。
今年1年、拙ブログを読まれて頂いた方、そしてマイナーなテーマが中心の記事にコメントを下された皆様、ブログランキングにクリックされた方々、本当に有難うございました！厚く御礼申し上げます。
今後ともよろしくお願い致します。今年はこの記事で終了、年明け3日にブログを再開する予定です。
来年も震災・天災被災者の方々はもちろん、全国の皆々様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。それでは、よいお年を！
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さて、ここでは２年前の年の瀬－正月とディスカッションした「仙台市交」についてですが、ようやく市バスの系統ごと収支を公表しました↓
http://www.kotsu.city.sendai.jp/kigyou/keiei/pdf/28_rosennbetusyuusi.pdf
まあしかしひどいですね。黒字路線ゼロ。２０１４年秋の説明会の際には、「長大路線は収支がいい」と市交職員は言っていたのに、何ですかこれは。作並線155だって褒められたものではないが、定義線176って、全線平均が166なんだから、足引っ張ってる側じゃないですか。
Sendai Watcherさんも仰せですが、一律５％減便て、何考えてんの？ 100円稼ぐのに1,800円以上の支出なんて、タクシー会社に委託して、オンデマンド化しなきゃダメでしょ。この八ツ森線、48号沿いが白沢営業所で終わっているのも何それ？ですよ。仙山線が確実に１時間１本止まる愛子まで引っ張らないと意味ないでしょ。もちろん愛子－八ツ森間には定期券、通勤・通学みなしicscaには特別割引を設定するなども当然検討すべき。
それと、バス路線図が営業所ごとになっているのでたいへん分かりにくいのですが、北仙台－仙台駅など、地下鉄並行路線にバス路線が10位走っているのも異常でしょう。バスに乗ったまま仙台駅まで出向ける、なんてのは贅沢！ 地下鉄並行区間はどんなに多くても10分に１便程度にしなきゃ。
「運賃の上昇分はどうしてくれる」ですって？ 名古屋同様、１日乗車券をもっと経済的に設定するのです。バス区間については、さすがに定義線、作並線全線はダメでも、せめて東北道東側は乗り降り自由で、地下鉄も込みで平日1,000円以下、週末祝日は700～800円に押さえれば、運賃うなぎのぼりにならないという安心感で乗客は増えると思うけれど。あと「仙台まるごとパス」をＪＲに掛け合って、今の２日連続、あらかじめ日付確定、ＪＲみどりの窓口のみ販売を、（たとえば２週間以内の）任意の２日間、初日は「改札」（バスの磁気カード読み取り機も含む）で確定。地下鉄駅、バス営業所などのほか市交委託販売所でも販売などと使い勝手を向上させれば、誘客になると思う。
もうひとつは、Sendai Watcherさんも仰せですが、100円区間は（100円パッ区も含め）廃止する一方で、バス－バス、バス－地下鉄乗継割引を、現行３０円なんてケチらずに、100円くらいにする。名古屋では専用ICカード利用なら、90分以内乗り継ぎで80円オフです。
もう仙台を離れてかれこれ３年になろうとしていますが、ちょうど東西線開業に合わせたバス路線再編時期に仙台に居て、交通局説明会で交通局とやりあったことから、ついついこんなカキコしてしまいました。
改めまして、よいお年を！
来年もよろしくお願いします。
良いお年を！
今年も硬派な記事をありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
我が家でも以前祖父が認知症になり困り果てました。と言ってもあまり長くはなかったので、その点まだ、長く介護されている方よりずっと恵まれていたのですが。正直長寿が国家や個人にとっていいものだったのかと考えさせられることが多くなりました。
個人としてはなるべく他人の手を煩わせたくないと思っていますが、これだけはどうしようもありません。
それでは、良いお年をお迎え下さい。
12月の後の「長編」は、ここに張り付いている侮辱罪常習犯への御礼でした。幸薄い余生ではありますが、それも全て自分が招いたこと。あの余生は反面教師です。
河北新報にも市バスの系統ごとの収支が公開されましたが、すべて赤字路線というのは酷すぎる。一番収入の良い桜ヶ丘線でも営業係数は111。八ツ森線に至っては1,826。もうメチャクチャとしか言いようがなく、何故ここまで放置していたか、ため息が出ます。私は未だに交通局説明会に出たことがなく、おそらく周囲も同じだと思います。この仙台市民の無関心さが赤字を増大させたのやら。
のらくろさんやSendai Watcherさんが仰るような改革がなぜできないのでしょうね？地方の縦割り行政の欠陥がモロに出ており、いざとなればお上頼みなので、交通局はやる気もない様子。ここは仙台市長自ら英断を下し、即実行してほしいものですが、あの市長では望み薄。このままでは市バス経営は破綻するし、泣きを見るのは市民です。
昨年は色々お世話になりました。今年も何卒宜しくお願い致します。
今年もよろしくお願い致します。良い年でありますように。
昨年は拙ブログを読まれて頂いて大変有難うございました。今年もご贔屓頂けたなら幸いです。
御祖父様のことは大変でしたね。父方の祖父は私の生まれる前に他界しており、母方はまだ私が2歳の頃に亡くなっていますが、認知症ではありませんでした。祖母も既に鬼籍で、未だに私は認知症の身内の介護をしたことはありません。長く介護されている方の話は本当に辛いものがあります。
仰る通り目出度いとされていた長寿が、国家や個人にとっていいことばかりではなかったと感じさせられます。介護疲れで肉親に手をかけたケースは痛ましすぎる。昔は看取り三月と言われましたが、医学の進歩で三年以上も生きるので、これまた考えさせられます。
今年は良いお年でありますように。
Unknown とは私の書き込みです。うっかりして名前を書き込み忘れていました。失礼しました。
新年おめでとうございます！
やはり Unknown は貴方でしたか。文章から何となくスポンジ頭さんではないかと思っていたら当たっていた。
今年も何卒よろしくお願い致します。