面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

立憲民主党泉健太新代表を選出

2021-11-30 20:53:42 | 政治
~~引用ここから~~

立民新代表に泉氏 党役員半数、女性を登用―共産との合意「存在せず」:時事ドットコム

立憲民主党代表選は30日、東京都内で開かれた臨時党大会で投開票され、決選投票の結果、泉健太政調会長(47)が逢坂誠二元首相補佐官(62)を破...

時事ドットコム

 


立憲民主党代表選は30日、東京都内で開かれた臨時党大会で投開票され、決選投票の結果、泉健太政調会長(47)が逢坂誠二元首相補佐官(62)を破り、新代表に選出された。泉氏は直ちに党役員人事に着手。週内に骨格を固める。代表選で戦った3候補を起用するとともに、半数は女性とする方針だ。任期は2024年9月末まで。

(略)
~~引用ここまで~~


立憲民主党は新代表に泉健太を選出した。泉健太はどういう政策を打ち出し、どういう路線で闘うのか。知名度がないのでいまひとつわからないが、総選挙の統括とともに私なりに考察したい。

総選挙で立憲民主党が敗北したのは共産党と共闘したから、ではない。冷徹なことをいうと立憲民主党自身に魅力がなく自力がなかったからだ。世論調査をするマスコミによるが、支持率が10%に満たない政党が選挙に勝つことは不可能だ。また立憲民主党の候補者は自民党の候補者のようにどぶ板を徹底的にやった候補者は少ない。

他党との連携以前に立憲民主党自身の魅力を磨かねばならなかった。そもそも枝野幸男の立憲民主党は掲げる政策もよくわからないものだった。消費税減税を掲げたのは良いが、強く主張するでもない。声の大きいコア支持層への配慮からLGBT政策を一丁目一番地に持ってきたが、それは国民の多数派が望む政策ではない。

リベラル政策を掲げれば保守派に、消費税減税を掲げれば財務省や財政破綻派に嫌われる。万人に受ける政策はないし、そのようなどっちつかずの政策に政権を奪取する魅力はない。声の大きいコア支持層が望む政策を掲げられても困るのだが、反対や批判はある程度甘受しないといけない。

また東京新聞のこの分析記事を読めば野党共闘が間違いとは言えない。立憲民主党自身に魅力や自力がないことが敗因なのだ。さりとて共産党との共闘を続ければ連合が支持を止めるかもしれず、難しい。私自身も共産党が閣外協力とはいえ政権に加わることには抵抗がある。

~~引用ここから~~

なぜ野党共闘は敗北したのか? 31選挙区は1万票差以内で競り負け:東京新聞 TOKYO Web

 今回の衆院選で、立憲民主党を中心とする5野党が候補者を一本化した213小選挙区のうち、1万票差以内で敗れた選挙区は31に上った。う...

東京新聞 TOKYO Web

 


 今回の衆院選で、立憲民主党を中心とする5野党が候補者を一本化した213小選挙区のうち、1万票差以内で敗れた選挙区は31に上った。うち1000票差以内で敗れた選挙区も4つあった。接戦を勝ち抜ける共闘に向け、敗因分析が課題となる。

 立民は公示前の110議席を96議席に減らした。一本化した小選挙区で、野党候補が勝利したのは59にとどまった。仮に1万票差以内の「接戦区」を全て勝ち抜いていれば、一本化した小選挙区の4割を超える90議席を獲得できたことになり、公示前議席からの上積みも狙えた。

 枝野幸男代表は1日、記者団に「僅差まで迫った選挙区が多かったが、競り勝てなかった」と、接戦区での弱さが議席減の一因との見方を示した。福山哲郎幹事長も「紙一重でひっくり返る可能性もあった」と悔しさをにじませた。

 立民、共産、国民民主、れいわ新選組、社民の5党は今回、候補者調整に力を注ぎ、野党候補が乱立して共倒れが多数出た2017年の前回選とは違った構図をつくりあげた。枝野氏は「野党共闘に一定の成果はあった」と強調した。

 一本化した小選挙区の勝率は3割弱にとどまった。しかし、本紙の集計では、5野党が候補者を一本化しなかった72の小選挙区では、わずか6勝とさらに低迷。5野党から立候補した候補の票を足し合わせると、与党候補を上回る選挙区も5つあった。

 しかし、今後の一本化のネックになりそうなのは、立民の最大の支持組織である連合だ。連合は、共産を含む選挙共闘に強く反発している。

 連合の芳野友子会長は1日の記者会見で、立民の議席減について「組合員の票が行き場を失った。連合として(共産を含む候補者調整は)認められない」と批判し、立民執行部に選挙戦を検証するよう注文した。これを受け、党内で共産との関係見直しを求める意見が出る可能性もある。(我那覇圭、井上峻輔)
~~引用ここまで~~


焦点は泉健太新代表がどのような政策を掲げるか、だ。ウィキペディアを見た感じではやはりリベラルのようだ。最大の問題は維新と共闘するかだ。

維新は自民党の新自由主義を凝縮して煮詰めたような政党で、最悪の政党だ。その維新と共闘されては堪らない。泉健太新代表は共闘する可能性があるとも聞くのでその点を懸念している。元々民主党にはマスコミの言いなりで新自由主義的な改革を掲げている面があった。

「コンクリートから人へ」は公共事業を減らす新自由主義的な改革だ。また蓮舫にやらせた「事業仕分け」も官僚を公の場で叩く「サーカス」だ。何より改革により予算を減らす新自由主義・緊縮財政なのだ。

泉健太新代表が民主党に先祖返りすることがあれば維新と共闘して新自由主義・緊縮財政・グローバリズム路線を掲げるかもしれない。そうなれば最悪で支持どころではない。

参院選では私の一票はれいわ新選組に入れるつもりだったが、立憲民主党の奮闘にも期待していた。しかしもし維新と共闘するならば解党して貰うしかないのではないか。

泉健太新代表には消費税廃止など反緊縮財政の積極財政を掲げて貰いたいが、どうなるか。注視したい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« だから自国通貨建ての国債で... | トップ | 多文化共生を止めよう »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事