岸田文雄内閣の支持率を上げる方法

岸田文雄内閣の支持率が下落している。共同通信の世論調査では3.1ポイントの微増だったが、読売新聞の世論調査では6ポイントの下落、日経新聞では1ポイントの微減だ。

統一教会隠しの内閣改造・自民党役員人事は失敗だったといえよう。閣僚、党四役に統一教会と関係がある議員がごろごろいるし、閣僚は地味の一言に尽きる。年寄りだらけなのだ。引退記念で入閣させても政治に期待は持てない。あるいは見た顔だ。麻生太郎の顔にはもううんざりなのだが。

だがここから岸田文雄内閣の支持率を一気に上げる方法がある。言うは易しかもしれないし、何より岸田文雄にできるとは思えない方法だが。

何より私は岸田文雄の支持率を上げたいとは思っていないし、自民党を支持しているわけでもない。しかしこれから提示する方法を採れば支持率は上がり、長期政権も見えてくると確信している。

前置きが長くなったが、つまり統一教会を潰滅させれば良いのである。警察でも検察でも公安調査庁でも消費者庁でも宗教法人を所管する文部科学省でも合同でやらせても構わないのだが、統一教会本部に大々的に強制捜査をさせるのだ。もちろんマスコミにはリークして強面の背広組が強制捜査に入る姿をテレビに流させる。

岸田文雄にこの単純だが、果敢な決断ができるとは思えないが、岸田文雄内閣ひいては自民党政権が続くためには統一教会という「膿」を切り捨てるしかないのだ。

安倍晋三の総裁選にまで統一教会は支援していたなどという話を聞くが、岸田文雄とは統一教会は関係がないか浅いのだ。切り捨てても岸田文雄及び宏池会に打撃は少ない。また統一教会と関係が深い清和会（安倍派）に打撃を与えることもできる。清和会は派閥会長さえ決まらない有り様だ。岸田文雄に反撃はできない。

統一教会は日本人を食い物にしてきた毒である。共産主義の脅威があった時には毒を以て毒を制すことをしなければならなかったかもしれないが、もう共産主義の脅威はない。統一教会の存在は日本と日本人に害にしかならないのだ。

それを潰滅させることができるなら自民党政権がやっても野党がやってもこの際どちらでも良い。自民党は散々統一教会と手を組んで選挙を有利に運んできたからそのツケを支払わなくてはならないが、自浄作用を発揮するならそれでも構わない。相当な「痛み」を覚悟する必要があるからだ。

統一教会警察及び政府諸機関に潰滅させると同時にあまりにも統一教会と関係が深い自民党議員を切り捨てる必要がある。

日刊ゲンダイの基準で「超濃厚接触」の自民党議員32人だ。



この32人に離党勧告を出せれば自民党の自浄作用は本物だと認めるほかない。だが菅義偉に離党勧告など出せば火傷では済むまい。上の一覧は日刊ゲンダイの基準だから自民党基準で統一教会と濃厚接触議員を離党勧告で追放できれば良いだろうが、有力議員は別枠ということになれば白けてしまう。

警察他政府諸機関に統一教会を何度も強制捜査をさせ、その段階で濃厚接触が明らかになった自民党議員に離党勧告を出すのが良いだろうか。統一教会と関わりが深いことが明らかになれば国民も自民党内部にもこれ以上国会議員でいてもらうのは好ましくないという雰囲気が広がり離党勧告を出しやすくなるからだ。

統一教会の潰滅は日本の国益だし、誰が内閣総理大臣でもしなければならないが、自民党議員の「膿」を出すのは国民に「納得」して貰うためだ。何人か「見せしめ」で追放して国民の支持率が上がればそれで良いとも言える。「マザームーン」山本朋広だけでは駄目だが、他数人に泣いて貰えば自民党は自浄作用を発揮したと受け止められるだろう。

まず安倍晋三暗殺を阻止できなかった警察庁長官を更迭。新しい警察庁長官の元で統一教会を潰滅させるのだ。強制捜査を何度も行えば「パンとサーカス」のサーカスだから国民は熱狂する。マスコミの報道も加熱しよう。そのなかで統一教会との関係が深すぎる自民党議員には離党勧告を出すしかない。

そうすれば岸田文雄の支持率は上がるし、長期政権も見えてくる。清和会を粛清するのだから宏池会政権は安泰だ。党内抗争で下手を打てば総辞職に追い込まれるが。

だが岸田文雄にこの思い切った手段が採れるとは思えないのだ。「検討使」岸田文雄にできるとは思えない。確かにロシア制裁は果敢なほどに実行しているのだが。

そして新型コロナウイルスを抑え、国葬を乗り切り、物価高を沈静化させる。考えれば考えるほど岸田文雄にできるとは思えない。だがこれくらいしなければ次の選挙で野党にネガティブキャンペーンを繰り返されれば政権を失うことになる。