面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

フランスで暴動

2023-07-03 21:37:56 | 政治
フランスで警察官が移民の少年を射殺したことをきっかけに暴動が起きている。フランスの暴動は移民政策の失敗の結果だ。労働力不足で移民を受け入れてきた結果だ。同化させることもなく安価な労働力としてしか見なかった結果がこれだ。

日本でも自民党が移民受け入れに舵を切った。それを止めないとフランスと同じことになるだろう。

~~引用ここから~~
放火現場を記者は目撃した…過激化するフランスの抗議行動、背景は長年の抑圧への怒りなのか:東京新聞 TOKYO Web

放火現場を記者は目撃した…過激化するフランスの抗議行動、背景は長年の抑圧への怒りなのか:東京新聞 TOKYO Web

フランス・パリ郊外で警察官に少年が射殺された事件への抗議行動が止まらず、仏国内外への影響が深刻化している。未成年を中心とする若者らが警...

東京新聞 TOKYO Web

 


 フランス・パリ郊外で警察官に少年が射殺された事件への抗議行動が止まらず、仏国内外への影響が深刻化している。未成年を中心とする若者らが警察官と衝突したり放火や破壊に走る背景として、有識者は移民や低所得者層が集住する郊外地区への対策を怠ってきた歴代政権の責任を指摘する。(パリ・谷悠己)

◆放火や略奪「残念ながら珍しくない」
 6月30日未明、記者が住むパリ市西部の住宅街に爆竹音が響いた。カーテンを開けると、黒ずくめの若者グループが路上に廃棄物やレンタル電動自転車を積み上げて着火。瞬く間に炎が燃え上がるのを見届けると、走り去っていった。

 こうした放火や商店の略奪、警察官らとの衝突は仏全土で5夜連続して発生。パリなどの都市部よりも「バンリュー」と呼ばれる郊外地区で頻発している。社会学者のエリック・マルリエール氏(51)は「残念ながら仏国内では珍しくなく、半世紀近く繰り返されてきた光景だ」と指摘する。

◆移民政策の不備から治安悪化
 第2次世界大戦後、労働者不足を補うため旧植民地出身の移民が急増し、都市郊外に相次いで建設された高層公共住宅に集住した。だが、歴代政権がきめ細かい対策を欠いたためにこうした住宅周辺は荒廃して治安が悪化。不満を蓄積させた住民らが「自分たちの声を聞いてくれない体制側への復讐ふくしゅう」として、差別的な言動で職務質問を繰り返す警察官らを襲ったり学校や公共施設に放火する現象が定着したという。

 暴動の中心は中高生から20代前半の若者とみられ、仏政府は両親に責任ある行動を呼びかけているが、マルリエール氏は「彼らの親や祖父母の世代も同様の抑圧を経験しているので、歯止めにはならない」と指摘。「その場しのぎではない真の政策が社会、教育、治安など多分野で施されなければ、暴動が繰り返される悪循環からは抜けられない」と警鐘を鳴らす。

◆1年後に五輪、極右政党の台頭…政権に課題山積み

 2005年にパリ郊外の別のバンリューから勃発した暴動は3週間続き、非常事態宣言が出される事態に発展した。今回は、交流サイト(SNS)で放火や略奪の動画が拡散されることが過激化を助長しているとみられ、仏政府は運営会社に協力を呼びかけるなど対応に苦慮している。

 年頭から年金制度改革への激しい抗議デモを受けて支持率が低下していたマクロン政権にとって、新たな社会危機の発生は大きな痛手だ。パリ五輪の開催を約1年後に控える中で早期の沈静化を図れなければ、治安強化を旗印に掲げる極右政党「国民連合」のさらなる台頭を許しかねない。同党のマリーヌ・ルペン氏は対策立案のために各党からの意見聴取をマクロン氏に求め、圧力をかけている。
~~引用ここまで~~


労働力が不足するから移民を受け入れるなんて単純極まりない政策を採った結果だ。移民は人間であり機械ではないのだ。政治も財界も移民を安価な労働力としてしか見ていないが、それは差別であり、恨みが積み重なっていく。

移民一世は祖国で働くよりも先進国で働いた方が良い暮らしができるから我慢するが、二世三世になると安価な労働力扱いを許容できなくなる。宗教と肌の色が違うだけでなぜ差別的な扱いを受けなければならない、となる。その結果の暴動だ。

日本でも安倍晋三がベトナム人移民を44万人にまで増やしてしまった。ベトナム人は犯罪を冒す人が多い。しかし検察はなぜか起訴しないのだ。報道を見ていると外国人犯罪者は不起訴ばかりだ。司法エリートにとって庶民の犠牲など気にもかけないということだ。

フランスは欧州で移民政策が失敗した最悪の國かもしれない。しかし欧州諸国は多かれ少なかれ移民・難民を受け入れた結果、治安悪化や社会保障費の拡大、社会的摩擦に苦慮している。

日本でも埼玉県南部の川口市と蕨市は在日クルド人がやりたい放題だ。地元住民は苦慮している。警察が取り締まり、強制送還できれば良いのだが。

政治と財界が安価な労働力を求めて移民を受け入れた結果が欧州の惨状だ。自民党はその二の舞になるのに移民を増やそうとしている。事実安倍晋三は大幅に増やした。左派野党は「人道」を掲げて移民・難民を受け入れようとするので政権交代で問題が解決するほど単純ではない。

宗教や民族で差別してはいけない。当然のことだ。だがそれができるのは外国人が本当に少ないときだけだ。外国人移民が人口の5%なり10%なりを占めるほどになると彼らは権利を求め出す。それも当然のことだが、昔からいる国民と権利を争うことになり対立が深まってしまう。

移民は無理なのだ。欧州を見れば社会が出来上がっているところに価値観の違う集団を入れられるはずがない。対立しか生まない。そして移民は人間だから失敗したとわかってもやり直すことができない。強制送還できるのはわずかな人数だけだ。

フランスも死刑廃止を掲げていながら警察官が少年を射殺するのだから正体見たりだが。裁判をするだけ文明的に思えるのだが、欧州が死刑廃止に拘る理由がわからない。理解できない。そして暴動が起これば人権などと言っていられなくなる。

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2 コメント

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Unknown (ケンタロウ)
2023-07-04 09:33:51
アメリカ在住のものですが、アメリカの場合、移民や黒人などの貧困層と、経済的成功者や白人などの富裕層の居住地区がはっきり分かれています。貧困層の地区はもともと犯罪が多い上に、警察予算も少ないので治安が悪化する一方で、富裕層の地区では警察の予算も潤沢で、各家庭も高価なセキュリティシステムを導入し、安全に暮らしています。当然、政治家や官僚、その他社会的地位や影響力のある人は富裕地区に住んでいるので、貧困地区の苦悩など他人事になります。日本の場合は、そういった住み分けが一部の超富裕層地区を除いて確立していないので、大量の貧困移民が流入した時の社会的混乱は大きなものでしょう。アメリカ同様、日本の与野党の政治家は治安悪化の実害を被る立場とは遠いので、大企業や資本家の為、また「人道」などの綺麗ごとの為に、移民推進ができるのでしょう。
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ケンタロウさんへ (ぬくぬく)
2023-07-05 18:40:21
はじめまして、ケンタロウさん。コメントありがとうございます。

米国は富裕層と貧困層が別れているから貧困層が犯罪被害や暴動を起こしても他人事なのですね。日本は千代田区や港区などに超富裕層が住んでいますが、一応中流層が全国各地に住んでいますからね。ご指摘の通り富裕層と貧困層が別れていません。超富裕層だけは別ですが。だから移民受け入れの結果はフランスのようになるでしょう。何とか阻止したいものですが。
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