高校以来ずっと同じ美容師さんにお願いしている。
その美容師さんが今回独立するということで、同じくずっと通っていた美容院に今後は私は行かなくなるのである。
アシスタントの子とか、仲良くなった子もいたので結構淋しい。いや、かなり淋しい。
その美容院はスタイリスト・アシスタントの数が多いので、例えばカットだったら担当スタイリストがやるけどカラーだったらスタイリストの指示の下アシスタントがやったりする。
なので、ここのところ髪を伸ばしている関係でほとんどスタイルを変えていない私は、カラーリングのために美容院に行くことが多く、自然とアシスタントの子と話す時間が多くなる。
今日もカラーはいつものアシスタントの子がやってくれた。私より2,3コ年下ぐらい。
どーゆー経緯だったかは忘れたけど、Kさんが独立するから○○さん(←私)の髪やるの最後かもしれません的なことを言われ、淋しいねー淋しいねーみたいな話になった。
私はその子が好きなので、「私●●さん(←アシスタントの子)好きだからなー」て言った。「またー(笑)」と言われたので、あぁここは冗談で流さないでちゃんと伝えないとダメだなと思って、「いや、ほんとほんと。●●さん話しやすいしさー。カラーとかやってもらうときに●●さんが担当だと嬉しいんだよー

」て言った。
その子は「超嬉しいですー。泣きそうですよー。」と言ってくれたので、私も伝えて良かったなと思った。
先日引越が終わった。私の担当をしてくれてた不動産屋の女の子と、プライベートな話を教えてくれるぐらいフラットな関係になった。
1月の半ば、その子の誕生日だった。私、あんまり交流がない人だとしても、せっかく覚えてるなら「おめでとう」って言いたい。出来ることならバースデーカードを送りたい。もちろん郵送で。でもそれってちょっと、現代の慣行からはやり過ぎなのかなって思うから、仲いい人にしかカードは送っていない。
不動産屋の女の子に限っては、一応店と客という関係が前提なので、メールすら憚られたため、物件の契約について電話がきたときにおめでとう言おうと思った。が、その子誕生日当日休みだったらしく、「私事で申し訳ないのですが今日はお休みをいただいておりまして…」的メールがきたときに、じゃあ、と思って「HAPPY BIRTHDAY」とメッセージをメールした。すごく喜んでいた。
次の日、契約に関して連絡がきたときに誕生日話になって、その子はお祝いをしてくれた友達たちからちょっとしたお手紙をもらったらしく、メールじゃなくて手紙は今時なかなかありませんよね、って言ってた。いや、私に限ってはそうでもない。手紙も要所要所で出す。手紙書くの大好き。なので、私しばしば友達にバースデーカード送るよ、と言った。でも●●さん(←不動産屋の女の子)に送るのはちょっとやり過ぎかなと思ってやめた、って言った。そしたら、欲しいですー毎日ポスト覗いちゃいますよー、て言ってたので、じゃあ送るよ、と。私口だけとかないから、ほんとに送っちゃうよ、と。
で、送った。えらく喜んでいた。
母が勤めている会社の社長が、就職のお祝いをくれた。金銭である。とてもありがたい。ありがたいが、どうして社長がくれるの!?って思った。私も何度かバイト行って社長と知り合いだし、母を通じて近い関係だし、社長私のこと「お嬢」とか「○○ちゃん」って親しげに呼んでるし、そういった関係はあるものの、決してお礼貰えて当たり前の関係ではない。
そんな社長の気持ちがとても嬉しかった。お返しはいらないから!って釘を刺されてたので、そんなに高いものではなかったけど、お菓子を買って、それから社長宛にお手紙を書いた。長めの手紙を。
引っ越した先で同じフロアの人に挨拶をしようと、お菓子を買って持って行った。が、留守。次の日もチャレンジしたけど、留守。ご夫婦という話は聞いていたけど、どうやら二人とも日中はお仕事をしているらしい。
いつまでも引き伸ばすのもアレなので、玄関のドアノブにかけておくことにした。これまたお手紙を添えて。「○○です。よろしくお願いします。」みたいな杓子定規な挨拶文オンリーは私のやり方に合わないため、それなりの文章にして。
その夜、家のチャイムが鳴って出ると、夫婦揃って挨拶にいらしてくれた。わざわざご丁寧にありがとうございます、何かあったら言って下さいね、と。いい人だ。
ありがとうとか、好きとか、そういういい言葉は出来る限りストレートに伝えたい。
もちろん空気を読むこと前提で。じゃなきゃただの自己満足に過ぎないし、ともすれば相手に余計な気を使わせることになるから。
この子好きだな、この子なら伝えても大丈夫そうだな、と思えたら、「好きだよ」って言う。I LOVE YOU は伝えづらいかもしれないけど、I LIKE YOU ならあんまり深いこと考えずにガンガン言っていきたい。
そう考える根底には、人間いつどうなるか分からない、ってものがある。
伝えられるときに伝えないと損しちゃう。ポジティブな言葉、相手が喜んでくれそうな言葉は、相手がどう感じるかまでイメージした上で伝えたい。
自分の中の決まりごと。