パーテーションラインの修理方法です。
画像部分の補修をしていて、たまたまパーテーション部を指で押さえたところ
ラインに沿って割れていました。めったにいくところではないのですが、
かなりのストレスが掛かって剥離したのでしょう。裏からグラスを当てるのは
不可能です。瞬間接着剤を流してみましたが、指で押さえるとパチッと
また割れてしまいました。表からの修理になりますが、私なりの方法です。
まずノコをいれます。
ノコにはアサリが付いていますので隙間が出来ます。0.3mmぐらい
でしょうか。
その隙間にカーボンプレートを奥行き2mmぐらい差込ます。プレートの厚みは
0.15mmくらいでしょうか、割りにガボガボです。そして低粘度瞬間を流し
ます。毛細間現象で胴体の裏側まで流れこむのをうまく利用します。
片面づつ硬化促進剤で固めます。裏側は見えませんので流す量は勘でしか
ありません。
余分なところをカット、ペーパーで整形、出来上がりです。指で押さえて
これでまたパチッと割れるようでしたら、もう表からクロスを当てての修理
しかありません。しかし、うまく裏側まで瞬間が廻っているようでした。
めでたし、めでたし。