雅藍(がお)っぽさまるだし2。

芝居やゲームやWWEや映画やライブを糧に人生を何とか過ごしてる、そんな雅藍(がお)さんの日々をまるだし。

世界は不寛容と無知に満ち溢れて。映画「ホテル・ルワンダ」(仮)

2006年02月18日 | 大スクリーンに無限の夢(映画)
今、一番見ておかなければいけない映画だと思います。

「ホテル・ルワンダ」

この映画については、きちんと書きたいし、
書かねばならないと思っているので、
後日改めてじっくりと更新する予定。

でも、コレが世界で起きている真実なのだから、
我々は「対岸の火事」で片付けてはならないのだということ。
「無知」というのも、重大な罪であると気がつかなければならないということ。
それはきちんと、判らないといけないのだ。

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大事な谷間。

2006年02月17日 | それでもナントカ生きてます(日記)
あなたのその谷間に落ちて眠りたい。


えー。




…すまん。

何にも書くことがなかったので、
思いついてしまったことを、そのまま書いてみた。

流石に猛省している。


何が言いたいかって言うと、要するになんもなかったのよ、特記事項は!
今日はイベントの谷間な日で、こういう日も必要ではあるんだけど、
ブログ的にはなーんも面白くないし。

SIREN2も実は出来てない。
特に書くほどのことではないんだけど家でやる作業があって、
それに追われてて気がついたら就寝時間だったし。

昨日はしゃぎすぎて、心地よい疲労感が余韻として続いてたので、
そういう意味では心地よすぎて辛かった1日ではあったけどさ。

土曜日から予定が5連荘&1日置いてイベント1個という、
来週はハードスケジュールなので、今日ぐらいは、ね。

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SUITでZAZEN。

2006年02月16日 | それでもナントカ生きてます(日記)
MATSURI SESSION
サイコー!!!!!
超サイコーーー!!!!!



…ハァハァハァ…。

すみません。
思わず取り乱してしまいました。


ホント長かった。
忘れもしない7月8日の衝撃の出会いから、早7ヶ月。
ホントなら年末にいけるはずだったのだけど、
予定が入ってしまい泣く泣くキャンセル。

だからもう、今日をどれだけ待ったことか!!!
そして、今日も何か起こるのではないかとそりゃ不安で不安で!!!!!

事実、喉のいがらっぽさという「風邪引き3歩手前」状態ではあるので、
恵比寿リキッドルームに着くまで、ほんとに自分が信じられなかったほど。

って、いつの間にかリキッドって恵比寿に移ってたのね。
全然知らなかったよ。


でまぁ、めでたく「初生ZAZEN」を味わうことが出来たのですが…。


MATSURI SESSION
サイコー!!!!!
超サイコーーー!!!!!




…あーもう、すんません。
もうコレしか言いようがないくらい興奮して、感動しました。

ライブを、生音をここまで楽しんだのってホント久しぶりな気がする。

とにかく向井秀徳を始めメンバーの奏でる音がここまではっきりと聞き取れるのが、
ただひたすら凄いのですよ。
他のバンドだと「縁の下の力持ち」的存在になりやすいベースやドラムの
迫力ときたらもう!!

そして、個々の音のソリッド感が充満してるのに、
バンドとしての音の統一がきっちり取れていて、
だけど、何が起こるかわからないアドリブ要素に満ち溢れていて。

こんなに信頼感と緊張感に包まれたライブが、こんなに心地いいなんて!!

オープニングアクトとその後の再セッティングで1時間ほど待たされ、
正直ちょっと疲れてしまったのだけど(もう若くないから…)。

始まったらもう、疲れも悩みも不安もなんもかんも、
すっかり忘れた!!


とにかくひたすら浸りまくった!!
噂には聞いてたけど、こんなに凄いものだったなんて!
こんなに素晴らしいものだったなんて!!!


それゆえ、凄く悔しかったこと!!
それは、自分の姿が「スーツ」だったことよ!!!

平日で仕事してからの参加だから、仕方がないって言えば仕方ないんだけどさ。
それでもB’zはまだ何とか耐えられたけど、
ZAZENでスーツはきっついわぁ。
汗だくになるし、動けないし…。


そしてもう一つ残念だったこと。
それは私が一番生で聞きたかった「あの曲」がセットリストに入ってなかった!!

コレは悔しい!!
やってくれると思ってたから余計悔しい!!

だけど…逆を返せば、まだまだZAZENのライブを楽しみに待つ要素が
十分残ってるということで。

あの曲を聴き、涙するまで、私はたとえスーツ姿であろうとZAZENを
追いかけるよ!



…いや、たとえ聞いたとしても追い続けるつもりではあるけどさ。

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舞台「レインマン」:「舞台」という世界の魅力を見せ付けられた気分で。

2006年02月15日 | 風に記された文字だから(演劇)
「レインマン」という映画は、もう17年も前に公開された作品でしたが、
私はこの映画がほんとに好きで、
自分の人生の中での大切な位置を占める映画ベスト5を挙げるとしたら、
必ず入るほど、大好きな作品です。

その「レインマン」がまさかの舞台化。
その事実を知ったときから、どうしても見に行かずにはおれませんでした。
期待半分、不安半分で。


正直、ここまで素直に受け入れられるとは思っていませんでした。
見終わった後、抱いていた不安はなんだったんだろうと思うくらい。

映画は当時流行していた「ロードムービー」の先駆けのような作品でもあり、
物語の根幹は勿論、
フィルムに満ちているその「空気感覚」が大好きなのですが、
基本的に移動が出来ない舞台では、
そのあたりをどのように表現するのだろうか、
それがずっと気になっていたのです。

意外なことに、
思いもかけない舞台構成を使って、ある意味「ばっさり切り捨てて」ました。
そして、「舞台であるということ」をきっちり意識して、
物語の本質以外の部分をそぎ落とし、ソリッドな形で、
「レインマン」のテーマでもある「家族であるという愛情」を徹底的に
突き詰めていったのです。

その試みが、見事なまでに私の琴線に触れました。

シンプルな舞台で、4人芝居という構成。
それゆえ、サッカーボールや毛布や電話帳など、
小道具の使い方が非常に映えてました。
特に毛布を使ったある演出には脱帽し、感動しました。

役の設定は現代的にアップトゥデイトされていて、
例えば映画では中古車ディーラーだった主人公チャーリーの職業が
ネットトレーダーになっていたりしています。
そして、チャーリーの体には重大な秘密が隠されていたり、
映画では野球が重要な要素で絡んでいたのが、
舞台では別の球技に変わり、そしてそれが後半のアドリブ(…だよな?)に
絡んで、非常にいい効果をもたらしています。

そして何より、エンディングが「似て非なる」ものとなりました。
映画は「幸せな悲劇」としての余韻に浸れるし、
舞台は私が望んでいたエンディングを迎えていました。
だから、どちらも好きです。

総じて、「映画は映画、舞台は舞台」としての線引きがきっちりされていて、
それゆえの「舞台的効果」を十二分に活用した傑作になっておりました。
時間も約2時間強(途中15分休憩あり)と冗長にならずまとまっており、
個人的には不満が見当たりませんでした。


とにかく橋爪功さんのレイモンドが凄い。
役の「のめり込み」具合は映画版ダスティン・ホフマンの方が強かったですが、
あの役を舞台でやるというのは、その膨大で特殊なセリフ自体がまず至難の業。
舞台でやるとなると、ダスティンだってここまで上手く出来るかわかりません。
それを橋爪さんは2時間徹底的にやり込みました。
結果、映画とは違った「橋爪レイモンド」を確立しておりました。

そして椎名桔平さんのチャーリーも絶品。
まだ若くつたなさが残る映画版のトム・クルーズに対して、
チャーリーに関しては椎名さんのほうが上でした。
特に、傍若無人ともいえる前半の荒々しいチャーリーと、
本当に大切なものを見つけた後半のチャーリーで、
椎名さんがまとった空気が、完全に違っていました。
それゆえ、クライマックスの力強さがより強く伝わってきたのです。
あと、意外なスポーツマンっぷりを発揮しております。


さらに今回一番衝撃だったのが唯一の女性、朴ロミさん!
…正直、こんなに「いい女」だとは思ってもみませんでした。
この人がロランとかエドとかの声を当てているとは、
正直信じられなくなります。
イメージ的にもっと男っぽい感じに思ってましたが、
なかなかどうして、スタイルも素晴らしいし、美人だし、
実は二役で、セクシーな衣装もあって、もの凄くドキッとさせます。
その振る舞いと舞台映えはお見事。脱帽です。
今後、戸田恵子さんバリに活躍することを期待します。
そして「舞台女優朴さん」を、これから絶対応援しようと、
そのナイスバディに密かに誓った次第。
ちなみにこの人、同い年なんだよなぁ…。タメイキ。

で、実は唯一不満というか、もったいないと思ったのが、大森博史さん。
いや、演技は全く不満がないほど、素晴らしいのですよ。
だからこそ、だからこそ!もっと出番が欲しかった!
もっと兄弟と絡んで欲しかった!!特にクライマックス!
せっかくの唯一の常識人(設定的に)なのだから、
「兄弟を見つめる人」として絡んでくる構成にしてくれれば良かったのに、と、
そしてそれをするには最適なキャスティングだと思ったから、
そこだけもったいないと、素直に思うのです。

でも、唯一そこだけが物足りなく思った箇所で、
あとはもう、最初から最後まで見とれてしまうほど、素晴らしい舞台でした。

昔は公演毎に必ずパンフレットを買っていたものですが、
実は私、最近はほとんど買わなくなっています。
そんな私が公演後パンフ売り場に駆けつけました。
それほど、「舞台としてのレインマン」がきっちり確立されていて、
映画と同じぐらい、大好きで大切な作品となっておりました。

願わくば、同じキャストで、且つ大森さんがもっと絡んで密度を上げた、
「レインマン」が再演されることを願って、
久しぶりに来場した東京グローブ座を後にしたのでした。

季節外れの温かい風が、随分と心地よかったのです。
こんな高揚感があるから、舞台を見るのがやめられないんですよね。



なんで、今日は「SIREN2」はプレイしません。
今日は余韻に浸りながら、ちょっと風邪気味なので早めに寝ます。

いい夢が、見られそうな予感。

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夜見島。10:00。

2006年02月14日 | それでもナントカ生きてます(日記)
突如現れた不気味な存在が、状況をより深刻にしている。
不死身の化け物、異形の悪意に満ちた島。

どれくらいの時間が経ったのか、もはや判らない。
明けない夜はないなんてよく言うけど、
果たしてこの闇がいつ明けるのか、
まるで朝が来る気がしない。

太陽が昇るまで、私は生きていられるのだろうか…。


ついに最速攻略本の攻略範囲を終了。
これからは基本手探りだ。


…全然攻略できる気がしねぇ…。

いや、頑張るよ。
頑張るけどさ。

攻略本があるとないとだと難易度と緊張感が段違いなんだよなぁ。
前作もソウだったけど。

攻略HPもいくつか見つけたけど、まだまだ攻略途中のところが多い。

謎はそろそろ核心に近づいてきたんだけど、
それに比例してやはり難しくなってきた。
1シナリオクリアまでにかかる時間がどんどん延びてきている。

頑張ろう。いや、まじで。


昨日ゾンビに襲われる夢を見てしまい、
流石にもう今日はみないだろうと思っていたら…、

ロック様(WWE)とタッグでプロレスやる夢を見たよ。
しかも勝って、汗まみれで抱き合ったよ。


いくら死者が嫌だからって、肉体のぶつかり合いするまで
いきてることを確認したかったわけじゃねぇってば、俺。


肉体のぶつかり合いするなら、女の子の方が良かったのに…。



あ、あと、今日はホント思うことがあって書きたいことはあったんだけど、
でもやっぱりやめることに。
日にち的に、書きたいんだけど、書きたくないネタだったので。

まぁ、察して。

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夜見島。05:00。

2006年02月13日 | 画面の向こう側の無限の物語(ゲーム)
七つの門と七つの鍵。
2年前、山奥の寒村で起きた惨劇。
そして、不思議なわらべ歌「巫秘抄歌」。

色んなパズルのピースが現れ始めた。


だが、まだ足りない。
まだ全てを知るにはピースが足りない。


今、目の前で起きている恐ろしい光景も、
まだ本当の恐怖の、ほんの始まりに過ぎないのだ。

29年前にこの島で起きた悲劇を振り返りつつ、
闇は、いっそう深まっていく…。



あまりに、のめりこみすぎたようです。
ついにゾンビに襲われる夢を見てしまいました。
まぁ、うまく逃げたり反撃したりしたところで目が覚めたわけですが。

ここまでのめりこんだゲームは久しぶりですわ。
今日抱えてしまった不安やジレンマや嫉妬やなんやかんやを、
一時的に麻痺させてくれるほどだったり。

この状況が、一番怖いのかもしれない。
だけど、やめられない。

時間軸が色んなところに飛んで、
少しずつ、この物語の骨格が判りかけてきたような気がします。

全体的に「力押し」でも何とかなるので多少は助かるのだけど、
やはり今回もアーカイブ(物語を知るための各種資料?)が集められない!
どこに隠されてるんだよ!そんなの普通のプレイじゃわかんねーよ!

…って言う箇所、多数。
そろそろ攻略サイト探しに走るべきだろうか?

やっぱ、SIRENはホラーですよ。
スリラーにしちゃいかんのよ!



ということで、寝る前にもう1シナリオクリアすっかな。

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夜見島。04:00。

2006年02月12日 | 画面の向こう側の無限の物語(ゲーム)
いまだ島民に会わず。

…いや、その表現は正確ではないな。

おそらく「島民であったもの」には遭遇した。
しかし、それはもはや「人」ですらない。

何をしようとしているのか?
何故動いてるのか?
そもそもアレは一体何なのか?

全く判らない。
それどころか、こちらを見つけた途端、
いやおうなくその「もの」どもは敵意をむき出しに襲ってくる。

敵意、か?
おそらく違うな。

あれは、自分達の仲間に引き込もうとしているのではないだろうか?

ここと似たような名前の島で、
同じように島民がいなくなったという噂を思い出した。
その島でも、住民はあの不気味なものになってしまったのだろうか?

逃げる場所があるかどうかすら、怪しくなってきた。
私は、生きてこの島から出る日がやってくるのだろうか…?



ぶっちゃけ、トリノオリンピックにはビタ一興味がないので、
よそ様の盛り上がりを全く無視して、ひたすら夜見島を探索するわけです。

んが、前作もソウだったのですが、
「SIREN2」は実に緊張感を強いられるゲームでございまして。
元々ホラー系ゲームだから「どこで何が起こるかわからない」緊張感に
往々にして包まれるのですが、
加えて基本的に屍人から隠れて行動するのが前提のゲームシステム。
他のホラー系以上に、集中しなければいけないわけです。

結果、神経が磨り減る磨り減る。
長時間プレイが出来ません。

幸いなことにこのゲーム、細かいシナリオの集合体で、
1シナリオはクリアするのに10分位で済みます。
勿論すぐにクリアできるほど生易しいものではないので、
攻略本片手に1シナリオするのにかかるのは大体30分ぐらい。

必然的に「1シナリオクリアして1回休憩」という、
大変目に優しいプレイとなっていくのでありまして。

おかげで思ったより、ゲームが進まない。

多分やっと序盤を抜けたところかな?
まだまだ事件の真相は見えてきません。
やっぱり今回も苦労しそうです。

…っていうか、さっさと本格的攻略本出してくれないかなぁ。
もうすぐファミ通ファーストの攻略範囲超えそうなんだけど…。

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心を大きな愛で満たしてくれる歌が、そこにはありました。一青窈コンサートツアー。

2006年02月11日 | 「ハレ」のばに身をゆだねて(イベント)
初生一青窈でした。
そしてそういえば今年初コンサートだ。

中野サンプラザでの「一青窈コンサートツアー YO&U」を見てみました。

ちなみに午前中に「サイレン」みて、夕方に一青さんです。
…なんだこの振り幅。


そうかぁ。一青さんのコンサートはみんな座ってじっくり聞くのね。
まぁ、立って踊るライブではないとは思ってたけど。
最後までずっと座りっぱなしだったのは意外。
勿論だからといって盛り上がってなかったというわけではなくて。
客層的に大人しめ、なのかな?


まだまだツアーは続きますのでネタバレは控えますが、
個人的に聞きたかった曲(一青さんを本格的に聞くようになったきっかけの曲)を
やってくれただけでも、大満足でした。
…アレンジしてないのが聞きたかったけどね。

あと、やはりどうしても生で聞きたい「ハナミズキ」とか、
「もらい泣き」とかもしっかりとやってくれて、
全体的に「暖かさ」と「優しさ」に包まれた2時間でした。
こういう系統のコンサートは久しぶり。

「ハナミズキ」と「もらい泣き」はヤバイね。
生音で聞くと、ここまで感情がこみ上げるものなんだと。

人として本当に大好きな人には、
「ハナミズキ」のCDをプレゼントするって言うのはいいかもしれない。
親愛の情の表現として。

そして「もらい泣き」

一人部屋を暗くしてヘヴィーローテーションかけて、
感情を全て吐き出すという使い方はありだと思うんだ。


19時過ぎ、すっかり暗くなった中野サンプラザ。
それでもちょっとだけ風景が明るくなった気がしたのは、
きっと心が少し優しくなれたからだと思います。

世界の人全てが私みたいな気持ちになってくれたら、
もっと過ごし易くなるとおもうんだけど、な。

ええいああ、ありがとう。

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本日は夜「美」島に上陸。映画「サイレン」初日。

2006年02月11日 | 大スクリーンに無限の夢(映画)
夜「見」島と夜「美」島。

似て非なる二つの島。
だけどデジャ・ヴュを感じずにはいられない、二つの島。

排他的な島民の視線。
日本のようで日本でないような生活習慣。
独自に深化した、異様な土着宗教。
そして…「29年前に突如島民消失」と言う同じ悲劇を歴史に残す島。

だが…その真実は全く異なるものであったのだ…。



ってわけで。
本日は朝一でヴァージンシネマズ六本木に向い、
劇場映画「サイレン」を鑑賞してきました。

ちなみに朝10時からの第1回には舞台挨拶があったのですが、
それは私の中ではあくまでおまけ。
ココリコの田中さんが出てきても、市川由衣ちゃんが前日誕生日でも、
私の中での目的は、「とにかく早く「サイレン」を見ること!」であったので。

上映時間は90分足らず。
意外と短い。
ので、ゲーム版「SIREN」のような群集劇ではなく、
夜美島に引っ越してきた、ある家族の悲劇にスポットを当てて、
物語は素ピーティーに進んで行きます。

やはりゲームとは肌触りが違います。
1画面に現れる情報量の多さは映画ならでは。
CGでない役者の演技は、やはり不気味です。
しかも結構クセの多い役者ばかり出てるし。

その中でけなげに「弟を守る」ヒロイン役の市川由衣チャン、確かに可愛い。
可愛いんだけど…結構行動にクセがあるような気がする。

…が、実はそのクセがキーポイントだったりするのだけど…。

んで、総評ですが。

コレは『ホラー』ではありません。
宣伝文句どおり、『スリラー』です。


その分、ゲームをやりこみ、「SIREN」に惚れまくった私としては、
実は結構物足りない。
あのオチは他の映画だったら素直に受け入れるかもしれないが、
この映画ではある意味禁じ手だと思う。

せっかく屍人もうまく表現してたんだし、
ホラーとして成立させてくれた方がスッキリしたんだけどなぁ…。
いくつかの伏線も放りっぱなしな気もしたし…。


ゲームやった人間としては…っていうか「SIREN2」が絶賛プレイ中である
私としては、結構細かいくすぐりがあってにやけてしまったんだけど。

現在プレイ中で、映画はこれから見に行く人は、
必ず行く前に今一度アーカイブスを確認することをお勧めします。
堤監督らしい細かいくすぐりと融合して、結構楽しいです。
あれとかあれとか。


というわけで、「映画とゲームは全然別物」であるという感想でして。
私としてはそれが結構不満でした。
コレがオリジナル映画だったら、また評価が変わったと思うんだけど…。

さて、そろそろ夜「見」島にもどりますかね。

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夜見島。02:00。

2006年02月10日 | 画面の向こう側の無限の物語(ゲーム)
この島は不気味だ。

まともな人が誰もいない。
特に島民を一人も見ていない。

さっきはサイレンのような音が大音量で突然鳴り響いて、
海が赤く染まってるように見えた。

…嫌な物音がする。
決して私を安心させる音ではない。
そして、なんだか視線を感じて仕方がない。

さっき、赤い服を着た少女を見かけた。
この島ではじめて見た、美しい少女だった。

だけど、近づけなかった。
私の体が、本能が、この少女に近づいてはいけないと警告している。

怖い。
この島は、とてつもなく怖い。
体の底から、恐怖を感じている。

私はここから抜け出せるんだろうか…?



…ってことで、「夜見島探索期」1日目でございます。

人気ホラーゲームの続編の宿命として、
「シリーズが続くと、恐怖は薄まる」
と言うのがあります。

コレはしょうがないことなのですが、
人間は恐怖に対する耐性が発生してしまうこともあり、
最初は恐怖に怯えたゲームでも、シリーズが進み慣れてしまうと、
恐怖感は薄まっていくのです。
それは「バイオハザード」シリーズ然り。
だから「バイオ4」ではあそこまでシステムを変化せざるを得なかった、
と言うことはあると思います。

加えて、日本のコンシューマーゲームの残虐描写規制は実は欧米より厳しく、
意外と直接的描写(例えば切断とか)はご法度だったりします。

なので、逆に「心理的恐怖」を追及した日本独特のホラー文化が
育っていくと言うこともあるのですが。

さてこの「SIREN2」。
恐怖感はやはり前作よりも薄まっております。

コレは一方では仕方がないことでもありますし、
逆に「どの方向でユーザーを楽しませるか」と言う意味において、
クリエイターの腕の見せ所だったりします。

前作は恐怖と同時にゲーム自体の難しさでさじを投げた方が多数おりました。
(私も攻略本がなければ何も出来なかったし…)

んで、今回は随分とユーザーフレンドリーになっております。
痒いところに手を届く、というか。

一番嬉しいのは、屍人が近くにいるときに警告が出るということ。
コレは結構ありがたい。

元々前作をちゃんとやっていれば、このゲームはメタルギアソリッドばりの
「スニーキングアクション」なんだとわかります。
だとすると一番大事なのは、「敵がどこにいるか?」ということで、
前作はそれが非常に判りにくかった。

でも今回は「近くにいる!」と、鼓動が早くなるが如く、
警告音とバイブレーションが警報を発してくれます。
コレで逆に屍人の状況がわかるようになります。

また、この効果は突然発しますので、「恐怖感をあおる」演出にも
一役かってます。

そのほか細かい親切な改良により、ライトゲーマーでも何とか進められる
難易度を確保し(しかも難易度自体も変更が出来る!)、
その分この特異な物語に集中できる、と言う意味において、
「SIREN2」は前作よりもはるかにのめりこむことが出来ると思います。


さて。
現在のところまだ序盤で、ようやっとチュートリアル的シナリオが終了した
状態なので、まだ物語の骨格が完全には現れていません。
キャラクターも全員は出てきてないし。

これからこの夜見島で、どんな惨劇とどんな悲劇が展開されていくのか、
屍人、闇人を避けながらじっくりと味わいたいと思います。


…の前に、明日はもう一つの惨劇の島、夜「美」島を探訪してきますが。

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