雅藍(がお)っぽさまるだし2。

芝居やゲームやWWEや映画やライブを糧に人生を何とか過ごしてる、そんな雅藍(がお)さんの日々をまるだし。

「オーメン」:いやもう完璧な「イベント映画」でした。

2006年06月06日 | 大スクリーンに無限の夢(映画)
やっぱり、今日見ないと意味がないと思ったんです。

1000年に1日しかないんですから。
(60年後の2066年6月6日という選択肢もないわけじゃないけど、
それは意味ないし、そもそも私そのとき90歳オーバーですし)

ホントは六本木ヒルズで見たかったんですけど、
イベントと絡めて上映したようなので、早々に売切れてしまったらしい。

だけど、それ以外の場所なら流石にそんなに混まないだろう…と思ったんだけど、
どうやら同じようなことを考えている「同志」は沢山いた様で。

有楽町スバル座はほぼ満員でございました。


私はイベント大好き人間ですもの。
「人生はイベントだ」が最近の座右の銘。
楽しめそうなことなら勢いで何でもやってしまう体質。
当日券1800円買って、飛び込んできましたよ。

…勿論、かなりの博打だとは覚悟しながら。


というわけで、
200日。

666」記念。


「オーメン」
見てまいりました。


で、まぁ、さっさと感想。


やっぱり、今日見るからこそ
価値がある。
っていうか、今日見ないと意味が
あんまりないかも。



出来は悪くないと思います。
思うんだけど…。
丁寧に出来てる分、そしてあまりにも「オリジナル版オーメン」を
リスペクトされすぎてる分、超えられるわけないんだよなぁ。

だって、展開もショッキングシーンもあそこまで追随する必要は
なかったと思うのですよ。
逆に「展開がわかりすぎ」て、ショックも何もないんですもの。

そして、オリジナルの公開当時はそのショッキングシーンの出来のよさが、
後に「芸術的」とさえ言われたほどでしたけど、
この「CGを使えば出来ないことはない」世界において、
当時とほぼ同じもの見せられても、そこに衝撃はほとんどないんだよねぇ。

しかもしかも、「オーメン」はショッキングシーンに至る過程を
きちんと描いているんですけど、その展開に関しては
「ファイナル・デスティネーション」という傑作が既に存在してるので、
そっちと比較してもあっさりとしていて面白みがない。

作りは丁寧な分、むしろ「オリジナル・オーメン」という作品の
偉大さを再認識させられてしまったような気がして、
何だかもったいないなぁ、と。

いい意味で気になったシーンがあったんですよ。
主人公の奥さん(つまりダミアンの母親)が時々見る悪夢のシーンが、
不気味でいい味出してて、そこに驚かす仕掛けを用意していて、
そのところでは素直に驚けたんですけど。
そのシチュエーションをもっと生かしてくれた方が、
全然面白くなったと思う。

というわけで、今日見たからとりあえず1800円払っても納得するけど、
今日見なかったら、前売り券を安く買わないともったいないかと思う。

但し、オリジナルオーメンを知らない方でしたら、
見るのは全然OKだと思います。
ストーリー構成がオリジナルを忠実に守ってますから、
「アップ・トゥ・デイトされた名作」というスタンスで、
初見の人は楽しめると思う。


…あー。
むしろ逆にオリジナル版「オーメン」が見たくなってきたわぁ。
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