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”最強”レスラーは……?

2011-06-12 12:00:22 | 日記
†”鉄人”ルー・テーズをして「一目置く存在だ」と言わせた”鳥人”ダニー・ホッジですが,その"戦歴"を見ればテーズの言葉も納得出来ます。

アマチュア・レスリングでは,オクラホマ州チャンピオンになった他,AAU(全米体育教会)選手権”優勝”4回,NCAA(全米大学体育教会)選手権”優勝”3回,ビッグセブン・カンファレンス・レスリング・トーナメント3連覇,更に19歳で「ヘルシンキ・オリンピック」で5位に入賞,続く「メルボルン・オリンピック」では”銀メダル”を獲得してるのですから……。

そして,大学生だった同時期にアマチュア・ボクシングでも,オクラホマ州チャンピオンになった他,全米ゴールデングローブ・ヘビー級チャンピオンになり,僅か1年足らずの短期間ながら”プロ”で戦い,8勝2敗の成績を残してるのです。

'67年1月に《国際プロレス》に”初来日”したホッジは,同じジュニア・ヘビー級で幾度となしに激戦を繰り返してきた”ライバル”ヒロ・マツダと60分ドローの熱戦を展開……翌年1月に再び国プロのリングで,テーズを破ってTWWA世界ヘビー級チャンピオンに,翌69年1月には,ウイルバー・スナイダーと組んで,馬場&猪木からインタータッグ選手権をも奪取しているのです。

プロレスラーとしてデビューをした1年後の’70年1月には”NWA世界ジュニア・ヘビー級選手権”を獲得……以後,12年5ヶ月の長きに渡って同タイトルを保持していました。まさに”鳥人”ならぬ”超人”だと言えるでしょう。

'74年7月には《全日本プロレス》で”次代のエース”ジャンボ鶴田を相手に”30分間”時間切れ引き分けの熱戦を繰り広げました。この時……鶴田は23歳,そしてホッジは42歳であった。「世界中の偉大なスポーツマン”ベスト100”」や「過去75年間のプロレスラー”ベスト”12」に選出されているダニー・ホッジはまさしく”最強”の一人である事に誰も異論はないだろう。

ビリー・ジョイスに,ダニー・ホッジ,そしてジョージ・ゴーディエンコ……私とジミー鈴木が選出したこの三人が”ベスト3”なのです。誰が<ベスト1>だと決め付ける事は出来ません。しかしながら,この三人以外には考えられないのです。

この三人以外に名前を挙げたテーズ,ゴッチ,ジョナサンの他にもゴリラ・モンスーン,ビッグ・ジョン・クイン,ワイルド・アンガス,ゴードン・ネルソン……そしてローランド・ボック等は”最強”に最も近い存在かと思われます。古くは力道山が勝てなかったという"赤サソリ"タム・ライスやステュ・ハートが”最強”と信じて疑わなかったルッター・レンジも書き添えておきます……。 <茨城>

※写真はダニーホッジが片手で行った”リンゴ潰し”のデモンストレーション! その握力に驚嘆したものです……。