Drinker's Only See The Human -酔いどれだけが見る真実-

そんな事言って何だけど・・・まあ、こりゃ嘘だけどね

BAR Mr.BOURBON

バカルディー裁判

2007-10-30 | お酒の話


最初にバカルディーの話を

キューバ産ラムの代表的な銘柄の一つ
創設者は「ドン・ファクンド・バカルディ」
スペインから移住してきたワイン商です

製造方法の中で
ラムを世界で初めてチャーコール濾過した
それ以前のラムは粗削りで粗悪な物が多かったが
チャーコール濾過する事により
洗練されたまろやかな味のラムが完成され
順調に売上を伸ばしていた

しかし、アメリカの禁酒法1919~1933
この時代は、不遇の時代で売上が伸びない
1933年の廃止により販売促進の為にひとつのカクテルが誕生する

「バカルディー・カクテル」
バカルディーラム  3/4
ライムジュース   1/4
グレナデンシロップ 1tsp

ここからが本題です

ニューヨークのBARで、ある男性が「バカルディー・カクテル」
をオーダー
するとバーテンダーは、バカルディー以外のラムでシェークして
男性へサービスする
男性は、これは「バカルディー・カクテル」では無いと抗議

そして訴訟になる

1936年4月
ニューヨーク高裁は
「バカルディー・カクテルは、バカルディー・ラムで
つくらねばならない」
と言う裁決が下された

これが「バカルディー裁判」です

じゃあバカルディー以外でつくった物は?
「ピンク・ダイキリ」ですね


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