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ケセラ・イズム

~人生の微分理論~
今が大事,先の事なんて知った事か!

味わい深い死に様

2024-08-17 03:31:49 | 歴史浪漫
うーん,

まだ死にたくはないんだよな。

やりたい事はたくさんある。

でも,

別にいつ死んでも構わないって気もする。


(※1)

数年前のように積極的にそう思っているわけではないが,

突然,死が訪れたとしても大して困らない。

ただ,

苦しんだり,

痛みがあったりするのは嫌だなぁ。

こちらでも紹介したように,

歴史上で最も凄絶な死を迎えた人物はラスプーチンだろう。

さすがにこんなんは勘弁。

できれば,

 眠るように死ぬ

とか,

 自分でも気づかないうちに一瞬で…

ってのがいい。



って事で,

今回は歴史上の人物の

味わい深い死に様

をいくつか紹介したい。


まずは軽いヤツから。

んー,

高校時代に世界史の資料集か何かで見て,

 は?

って思ったんだよな。

イギリスの哲学者フランシス・ベーコンです。



Ipsa scientia potestas est(知識は力なり)

の格言で知られている。

そんなベーコンなんですが,

冷凍の実験のため,

屋外で鶏に雪を詰めていて,

風邪をこじらせて死亡。

は?

鶏に雪を詰めるって,

どんな状況?笑


次に,

フランス国王シャルル8世。



ヴァロワ朝の7代目で,

イタリア戦争を始めた事で有名ですね。

この人,

うっかり鴨居に頭をぶつけて死亡したんだって。

しかも,

身長が低かったらしい笑。

ぷぷぷ,

身長が低いのに鴨居に頭をぶつけるなんて。

でも,

怖いなー。

身長が低くても起きるんだから,

高身長の僕なんか気を付けないと…。


そして,

フン族の首領アッティラ。



フン族って言うのは,

ゲルマン民族の大移動の原因を作った奴らですね。

アッティラは,

現在のロシア・東欧・ドイツを結ぶ帝国を築き上げますが,

若く美しい女性との結婚式の宴会の最中,

鼻血が止まらなくなって死亡。

初夜を妄想したって事?

それとも宴会の場で…,

おっと危ない笑。


続いて,

古代アテネの三大悲劇詩人の1人アイスキュロス。



ヒゲワシって言う鳥がいるんだけど,

こいつらは亀を上空から地上の岩に落として,

甲羅を割って食べていた。

んで,

この日もヒゲワシはいつもと同じように,

亀を地上の岩に落とした…,

つもりだったんだけど,

それが岩じゃなくて,

アイスキュロスのハゲ頭だったらしい笑。

頭が割れて死亡。

うん,

僕は髪の毛が多くて良かった。


作曲家も2人ほど紹介しておこう。

ルイ14世の宮廷で寵愛を受けた作曲家リュリ。



当時の指揮法と言うのは,

杖のようなもので,

床をドンドン叩いて拍子を取る

ってスタイルだったんです。

んで,

この日もいつもと同じように指揮をしていて,

曲のクライマックスに差し掛かったとき,

思い切り力を込めて床を突いた…,

つもりだったんだけど,

それが床じゃなくて,

自分の足だったらしい笑。

その怪我が化膿して死亡。


もう1人は,

新ウィーン楽派の作曲家ウェーベルン。



第2次世界大戦において,

オーストリアがナチス・ドイツにより吸収合併されると,

ウェーベルンはその作風のせいで,

活動禁止を余儀なくされます。

そして,

終戦後は活動再開を目指して,

娘の嫁ぎ先であるザルツブルク近郊の小さな村に身を寄せていました。

この娘婿がまずかった。

闇取引に関与していて,

当局からマークされていたんです。

ある夜,この娘婿は義父を喜ばせるため,

闇タバコ(葉巻)をプレゼント。

上機嫌になったウェーベルンは,

早速吸ってみようかとバルコニーへ出ます。

んで,

葉巻に火をつけようとした瞬間,

邸宅の回りで見張っていたアメリカ憲兵が一斉に射撃。

憲兵の狙いはもちろん娘婿ですが,

暗くて視界が悪かったため,

バルコニーに出てきたのが娘婿だと勘違い。

さらに,

葉巻に火をつける様子を娘婿が発砲しようとしたと勘違い。

銃弾を浴びせられたウェーベルンは即死だったらしい。


あー,

最後のウェーベルンが僕の理想に近いな笑。

葉巻を吸おうと思ったら,

次の瞬間にはあの世にいるんだもん。

今まで十分に苦しんできたんで,

死ぬときくらいはアッサリと逝きたい。



※1

きょーじ(ケセラ第七世代)による"かいじゅー"の"死にたい",

新バージョンもあるが,



僕は旧バージョンをこよなく愛してます笑。
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