高校時代に何かの本で読んで以来,
ずーっと観たいと思っていた映画をようやく観ました。
1947年公開のアメリカ映画『カーネギー・ホール』です。

ニューヨークにあるカーネギー・ホールを舞台とした音楽映画で,
20世紀の前半に活躍した音楽家達の実際の演奏シーンが盛り沢山。
涎を垂らしながら観てました笑。
もはやストーリーそっちのけって感じ笑。
(一応,ホールの掃除婦ノラを主人公とした筋はあるが…)
見どころとしては,
まずはワルターの指揮姿。

ワーグナーの『マイスタージンガー』前奏曲を振ってます。
1940年代の終わり頃の撮影だと思われるので,
ナチスにヨーロッパを追われてアメリカに渡ってから数年後って感じでしょうね。
彼の映像を観るのは初めて。
あー,
ワルターが動いてる!
って感じで感動も一入です。
(涙が出そうに…)
他に指揮者では,
ロジンスキーがベートーヴェンの『運命』をやってるんですが,
それよりもやはりストコフスキーのチャイコフスキーの第5番が素晴らしいですね。

激しい身振りで途中から髪型がすげー笑。
さらにピアティゴルスキーの奏でるサン=サーンスの『白鳥』も然る事ながら,
(バックで何人もの女がハープ弾いてるって言うのが羨ましい笑)

ハイフェッツとライナーなんて普通に俳優みたいに演技している笑。
(しかも,違和感は皆無)

カーネギー・ホールと言う特別な舞台の前に,
ベテランの奏者でも緊張に苛まれるって役柄なんです笑。
そして,
その2人が組んだチャイコフスキーのコンチェルトが聴きモノ。

いやー,
"ヴァイオリニストの王"と呼ばれたハイフェッツの,
全く無駄のない動きには舌を巻きますね。
左半身は一切ブレる事がない。
完全に曲を征服してるって感じがする。
しかも,
冷酷無比に弾いているようで,
湧き出てくる音楽が決して機械的でなく,
魅力に溢れているのが凄い…。
速いテンポで突き進みながら,
ちょっとした瞬間に妖艶な色香を感じるんです。
それにしても,
やっぱ憧れだなー,チャイ・コン。
いつかオケをバックに弾いてみたい!
ただ,
この映画における僕の1番のお目当ては,
何と言ってもルービンシュタイン。
この記事の冒頭で述べた"何かの本で読んだ"って言うのも,
ルービンシュタインについての記述だったんです。
ショパンの『英雄ポロネーズ』とファリャの『火祭りの踊り』を弾いてますが,
ショーマンシップの塊。
ショパンのトリオの部分,

騎兵隊の突撃を思わせる16分音符の急速なオクターブ・スタッカートの凄まじさ!
ふと見せる遠い眼差し!

いざと言うとき,
振り上げられる拳!

さらに,
ファリャでも魅せます。

両手を顔よりも高く振り上げ,
鍵盤を叩き付ける場面など,
1度観たら忘れられない。
華があると言うか,
サービス精神満点と言うか,
あり余るエネルギーをフルに使い,
全身全霊をこめて曲に体当たりするって感じ。
まぁ,
彼について言いたい事はいろいろあるが,
やはり名人なんだと思う。
と言うわけで,
魅力溢れる映画でした。
あー,
今宵は百万ドル・トリオでも聴いて寝よう。
ずーっと観たいと思っていた映画をようやく観ました。
1947年公開のアメリカ映画『カーネギー・ホール』です。

ニューヨークにあるカーネギー・ホールを舞台とした音楽映画で,
20世紀の前半に活躍した音楽家達の実際の演奏シーンが盛り沢山。
涎を垂らしながら観てました笑。
もはやストーリーそっちのけって感じ笑。
(一応,ホールの掃除婦ノラを主人公とした筋はあるが…)
見どころとしては,
まずはワルターの指揮姿。

ワーグナーの『マイスタージンガー』前奏曲を振ってます。
1940年代の終わり頃の撮影だと思われるので,
ナチスにヨーロッパを追われてアメリカに渡ってから数年後って感じでしょうね。
彼の映像を観るのは初めて。
あー,
ワルターが動いてる!
って感じで感動も一入です。
(涙が出そうに…)
他に指揮者では,
ロジンスキーがベートーヴェンの『運命』をやってるんですが,
それよりもやはりストコフスキーのチャイコフスキーの第5番が素晴らしいですね。

激しい身振りで途中から髪型がすげー笑。
さらにピアティゴルスキーの奏でるサン=サーンスの『白鳥』も然る事ながら,
(バックで何人もの女がハープ弾いてるって言うのが羨ましい笑)

ハイフェッツとライナーなんて普通に俳優みたいに演技している笑。
(しかも,違和感は皆無)

カーネギー・ホールと言う特別な舞台の前に,
ベテランの奏者でも緊張に苛まれるって役柄なんです笑。
そして,
その2人が組んだチャイコフスキーのコンチェルトが聴きモノ。

いやー,
"ヴァイオリニストの王"と呼ばれたハイフェッツの,
全く無駄のない動きには舌を巻きますね。
左半身は一切ブレる事がない。
完全に曲を征服してるって感じがする。
しかも,
冷酷無比に弾いているようで,
湧き出てくる音楽が決して機械的でなく,
魅力に溢れているのが凄い…。
速いテンポで突き進みながら,
ちょっとした瞬間に妖艶な色香を感じるんです。
それにしても,
やっぱ憧れだなー,チャイ・コン。
いつかオケをバックに弾いてみたい!
ただ,
この映画における僕の1番のお目当ては,
何と言ってもルービンシュタイン。
この記事の冒頭で述べた"何かの本で読んだ"って言うのも,
ルービンシュタインについての記述だったんです。
ショパンの『英雄ポロネーズ』とファリャの『火祭りの踊り』を弾いてますが,
ショーマンシップの塊。
ショパンのトリオの部分,

騎兵隊の突撃を思わせる16分音符の急速なオクターブ・スタッカートの凄まじさ!
ふと見せる遠い眼差し!

いざと言うとき,
振り上げられる拳!

さらに,
ファリャでも魅せます。

両手を顔よりも高く振り上げ,
鍵盤を叩き付ける場面など,
1度観たら忘れられない。
華があると言うか,
サービス精神満点と言うか,
あり余るエネルギーをフルに使い,
全身全霊をこめて曲に体当たりするって感じ。
まぁ,
彼について言いたい事はいろいろあるが,
やはり名人なんだと思う。
と言うわけで,
魅力溢れる映画でした。
あー,
今宵は百万ドル・トリオでも聴いて寝よう。

































