基本的に出不精。
観たいなって映画があっても,
行こうか悩んでるうちに公開が終わっちゃう笑。
そんな僕なので,
大好きな音楽に対しても意外と奥手。
演奏会に足を運ぶ事なんて滅多にない。
(まぁ,富山では惹かれる演奏会が少ないって話だが…)
そんな僕が久しぶりに重い腰を上げて,
演奏会に行ってきました。
しかも,
かなり突発的に。
前々から興味のあった演奏会なんだけど,
ここ2週間くらい精神的にいろいろあって忘れちゃってた。
それを当日の13時過ぎに突如思い出したんです。
(演奏会は15時開演)
慌ててホールに走ったら,
当日券がわずかに残っててホッとしました。
んで,
めちゃくちゃ感動した。
心の底から
行ってよかった!
って思ってます。
てか,
もし忘れたままだったら…
と考えるとゾッとするほど。
その演奏会って言うのは,

P.ヤルヴィ/N響の富山公演 inオーバード・ホール。
お目当ては,
N響ではなくてP.ヤルヴィの方。

まさに"今をときめく指揮者"ですからね。
何かの本で"指揮者になるために生まれてきた男"って評を読んだんだけど,
耳の鋭さ,バトン・テクニック,オケの統率力,
どれをとっても超一流で,
21世紀の音楽界を牽引する存在。
CDで聴きながら,
ずっと実演に触れてみたいと思ってたんです。
まず曲目なんですが,
チャイコフスキー:幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
チャイコフスキー:交響曲第2番『小ロシア』
って感じ。
ブルッフ以外の2曲は,
あんまり馴染みがなかった。
どちらもCDは何枚かずつ持っていて,
何度か聴いた事もあるはずなんだが,
ほとんど頭に残っていない。
いやー,
事前に行く事を決めていたんなら,
作品の予習をしていったんだけど…。
って事で,
1曲目の『フランチェスカ』に関しては,
ほぼ初めて聴くのに等しい状態。
(そんな事はないはずだが…)
そのため,
P.ヤルヴィの表現を堪能する域には至らなかった気がする。
残念。
ただ,
N響の巧さには痺れました。
もちろんP.ヤルヴィの統率力,表現力があったればこそ。
そして何よりも,
いい曲だなって思わせてくれたのが◎。
(今までは見向きもしなかった曲なのに…)
続いて,
ブルッフのコンチェルト。
昔から大好きな作品で,
自分でも稀に弾いてみる事がありました。
(音が多過ぎて,いつも途中で譜読みが嫌になっちゃうんだけどね笑)
それだけに,
今回の演奏会中で最も演奏者の表現を堪能できた演目でした。
無論,P.ヤルヴィの指揮するオケを中心に聴いたんだけれど,
ソロも悪くなかった。
川久保賜紀って言う,
日本の女流ヴァイオリニスト。

うん,
知らない。
速いパッセージでは誤魔化し感のある表現が散見されたし,
強音部でも物足りなさを感じたんだけど,
抒情的な場面ではなかなか聴かせてくれました。
特に指揮者の表現の中に入り込んだ瞬間なんて絶品。
Un poco piu lent の後の高音のBには,
涙が出る寸前でした。
さて,
P.ヤルヴィ率いるN響はどうかって言うと,
冒頭から唸らせてくれた。
ティンパニのトレモロに続いて木管がメロディを吹くんですが,
こんなにロマンティックな出だしは聴いた事がない。
その後もヤルヴィ節が全開。
心のこもった歌心,
熱いハーモニー,
細かい漸強弱と緩急自在なテンポ。
その上,スコアの読みが深くて,
聴いた事のない音符が次々と露わにされていくんです。
中でも,
第1楽章から第2楽章へアタッカで入る瞬間,
弦楽器に現れたディミヌエンドの異常な美しさは⁉
思わず,
あー,
巧過ぎる。
もうやめて…。
って呟いてた笑。
そしたら,
前の人に振り返られたんよね笑。
そして,
メインはチャイコの第2番。
正直なところ,
ブラームスあたりが良かったなー。
とか,
チャイコでも第4番以降ならなー。
とかって思ってました笑。
でも,
音楽が始まった途端,選曲の正しさを痛感。
ブルッフ以上にやりたい放題のP.ヤルヴィの姿がココにはあった。
コレがやりたくて同曲を選んだんだろ?
って思わせる表現のオンパレードだったんです。
応接の暇がないくらいの耳の御馳走の連続。
いや,
それでも第1楽章から第3楽章は前座に過ぎなかった気がする。
この演奏会でP.ヤルヴィが持てる力を出し切ったのは,
間違いなく最後の第4楽章。
こう言う音楽が1番得意なんですね。
ファンファーレに続いて『鶴』って言うウクライナ民謡をもとにした第1主題が提示されるんですが,
すぐに音楽は賑やかに動き出します。
そこからはP.ヤルヴィの独壇場。
凄まじいアップ・テンポの中,
いろいろな楽器が主役になったり,脇役になったり,
手練手管の限りを尽くして聴く者の耳を楽しませてくれた。
豪華絢爛な音のシャワーを全身に浴びたって感じ。
その上,N響のプロ集団が必死こいて弾いてる姿は微笑ましくて仕方ない。
耳だけでなく,目でも楽しめたんです。
もはや別世界に連れ去られたって言ってもいいね。
夢に溢れていた。
楽しげな曲調なのに,
涙が溢れて止まらなくなりました。
まさに天才の業。
完全に曲が得をしていた。
その証拠に,
帰宅してからゲルギエフ/ロンドン響,小林研一郎/ロンドン・フィルのCDを聴いてみたんだけど,
あれ?
やっぱ下らない曲だった。
って思っちゃったもん笑。
(あのゲルギエフでも小林でもダメ)
ホント,あの舞台には一場の儚い夢があった。
日常の嫌な事すべてを忘れさせてくれた。
ブラヴォー!
ちなみに,
アンコールには,
こちらを弾いてくれました。

もちろん指揮者もオケも大熱演。
拍手。
終了後にはサイン会も…。
CD買った人だけサインしてもらえるんだけど,
僕もちゃっかりもらいました笑。

ただ,
その列に並んでいる間,
購入したCDのビニルを外せないババアご婦人方が周りに大量発生。
(サインしてもらうために開封しなきゃいけない)
皆さん,お困りのご様子だったから,
僕がビニルを剥がして回ってあげましたよ笑。
あーあと,
どーでもいいんだけど,
その買ったCDのレジ袋が

懐かしのフクロヤ。
店舗はすべて閉店したけど,
一応,なんとか営業してたんですね。
と言うわけで,
とてもいい演奏会だったので,
途中,記事に認めるための言葉がたくさん湧いていたんだけれど,
終わった途端,現実に引き戻される出来事が…。
そのせいで一気に気分が落ち込んで,
ほとんどの言葉を失ってしまった。
もっともっと感動を伝えたかったのに…。
残念。
あー,
こんな日くらい勘弁して欲しかった。
ホントに恨みます。
観たいなって映画があっても,
行こうか悩んでるうちに公開が終わっちゃう笑。
そんな僕なので,
大好きな音楽に対しても意外と奥手。
演奏会に足を運ぶ事なんて滅多にない。
(まぁ,富山では惹かれる演奏会が少ないって話だが…)
そんな僕が久しぶりに重い腰を上げて,
演奏会に行ってきました。
しかも,
かなり突発的に。
前々から興味のあった演奏会なんだけど,
ここ2週間くらい精神的にいろいろあって忘れちゃってた。
それを当日の13時過ぎに突如思い出したんです。
(演奏会は15時開演)
慌ててホールに走ったら,
当日券がわずかに残っててホッとしました。
んで,
めちゃくちゃ感動した。
心の底から
行ってよかった!
って思ってます。
てか,
もし忘れたままだったら…
と考えるとゾッとするほど。
その演奏会って言うのは,

P.ヤルヴィ/N響の富山公演 inオーバード・ホール。
お目当ては,
N響ではなくてP.ヤルヴィの方。

まさに"今をときめく指揮者"ですからね。
何かの本で"指揮者になるために生まれてきた男"って評を読んだんだけど,
耳の鋭さ,バトン・テクニック,オケの統率力,
どれをとっても超一流で,
21世紀の音楽界を牽引する存在。
CDで聴きながら,
ずっと実演に触れてみたいと思ってたんです。
まず曲目なんですが,
チャイコフスキー:幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
チャイコフスキー:交響曲第2番『小ロシア』
って感じ。
ブルッフ以外の2曲は,
あんまり馴染みがなかった。
どちらもCDは何枚かずつ持っていて,
何度か聴いた事もあるはずなんだが,
ほとんど頭に残っていない。
いやー,
事前に行く事を決めていたんなら,
作品の予習をしていったんだけど…。
って事で,
1曲目の『フランチェスカ』に関しては,
ほぼ初めて聴くのに等しい状態。
(そんな事はないはずだが…)
そのため,
P.ヤルヴィの表現を堪能する域には至らなかった気がする。
残念。
ただ,
N響の巧さには痺れました。
もちろんP.ヤルヴィの統率力,表現力があったればこそ。
そして何よりも,
いい曲だなって思わせてくれたのが◎。
(今までは見向きもしなかった曲なのに…)
続いて,
ブルッフのコンチェルト。
昔から大好きな作品で,
自分でも稀に弾いてみる事がありました。
(音が多過ぎて,いつも途中で譜読みが嫌になっちゃうんだけどね笑)
それだけに,
今回の演奏会中で最も演奏者の表現を堪能できた演目でした。
無論,P.ヤルヴィの指揮するオケを中心に聴いたんだけれど,
ソロも悪くなかった。
川久保賜紀って言う,
日本の女流ヴァイオリニスト。

うん,
知らない。
速いパッセージでは誤魔化し感のある表現が散見されたし,
強音部でも物足りなさを感じたんだけど,
抒情的な場面ではなかなか聴かせてくれました。
特に指揮者の表現の中に入り込んだ瞬間なんて絶品。
Un poco piu lent の後の高音のBには,
涙が出る寸前でした。
さて,
P.ヤルヴィ率いるN響はどうかって言うと,
冒頭から唸らせてくれた。
ティンパニのトレモロに続いて木管がメロディを吹くんですが,
こんなにロマンティックな出だしは聴いた事がない。
その後もヤルヴィ節が全開。
心のこもった歌心,
熱いハーモニー,
細かい漸強弱と緩急自在なテンポ。
その上,スコアの読みが深くて,
聴いた事のない音符が次々と露わにされていくんです。
中でも,
第1楽章から第2楽章へアタッカで入る瞬間,
弦楽器に現れたディミヌエンドの異常な美しさは⁉
思わず,
あー,
巧過ぎる。
もうやめて…。
って呟いてた笑。
そしたら,
前の人に振り返られたんよね笑。
そして,
メインはチャイコの第2番。
正直なところ,
ブラームスあたりが良かったなー。
とか,
チャイコでも第4番以降ならなー。
とかって思ってました笑。
でも,
音楽が始まった途端,選曲の正しさを痛感。
ブルッフ以上にやりたい放題のP.ヤルヴィの姿がココにはあった。
コレがやりたくて同曲を選んだんだろ?
って思わせる表現のオンパレードだったんです。
応接の暇がないくらいの耳の御馳走の連続。
いや,
それでも第1楽章から第3楽章は前座に過ぎなかった気がする。
この演奏会でP.ヤルヴィが持てる力を出し切ったのは,
間違いなく最後の第4楽章。
こう言う音楽が1番得意なんですね。
ファンファーレに続いて『鶴』って言うウクライナ民謡をもとにした第1主題が提示されるんですが,
すぐに音楽は賑やかに動き出します。
そこからはP.ヤルヴィの独壇場。
凄まじいアップ・テンポの中,
いろいろな楽器が主役になったり,脇役になったり,
手練手管の限りを尽くして聴く者の耳を楽しませてくれた。
豪華絢爛な音のシャワーを全身に浴びたって感じ。
その上,N響のプロ集団が必死こいて弾いてる姿は微笑ましくて仕方ない。
耳だけでなく,目でも楽しめたんです。
もはや別世界に連れ去られたって言ってもいいね。
夢に溢れていた。
楽しげな曲調なのに,
涙が溢れて止まらなくなりました。
まさに天才の業。
完全に曲が得をしていた。
その証拠に,
帰宅してからゲルギエフ/ロンドン響,小林研一郎/ロンドン・フィルのCDを聴いてみたんだけど,
あれ?
やっぱ下らない曲だった。
って思っちゃったもん笑。
(あのゲルギエフでも小林でもダメ)
ホント,あの舞台には一場の儚い夢があった。
日常の嫌な事すべてを忘れさせてくれた。
ブラヴォー!
ちなみに,
アンコールには,
こちらを弾いてくれました。

もちろん指揮者もオケも大熱演。
拍手。
終了後にはサイン会も…。
CD買った人だけサインしてもらえるんだけど,
僕もちゃっかりもらいました笑。

ただ,
その列に並んでいる間,
購入したCDのビニルを外せない
(サインしてもらうために開封しなきゃいけない)
皆さん,お困りのご様子だったから,
僕がビニルを剥がして回ってあげましたよ笑。
あーあと,
どーでもいいんだけど,
その買ったCDのレジ袋が

懐かしのフクロヤ。
店舗はすべて閉店したけど,
一応,なんとか営業してたんですね。
と言うわけで,
とてもいい演奏会だったので,
途中,記事に認めるための言葉がたくさん湧いていたんだけれど,
終わった途端,現実に引き戻される出来事が…。
そのせいで一気に気分が落ち込んで,
ほとんどの言葉を失ってしまった。
もっともっと感動を伝えたかったのに…。
残念。
あー,
こんな日くらい勘弁して欲しかった。
ホントに恨みます。






